最近日本でも人気急上昇中のネットショップ作成サービスがShopify。カナダで開発され世界中で利用されているECサイト構築サービスで、デザイン性が高いのが魅力の1つです。
そんなShopifyのデザインの魅力がテンプレートのクオリティが高いことです。そこでShopifyで人気のおすすめテンプレートをまとめてみたので参考にしてもられば幸いです。
Shopifyの有料テンプレート(テーマ)の購入場所
Shopifyには他のネットショップ作成サービスと同じく有料で販売されているテンプレートがあります。大半のネットショップでは自社の公式サイトでしか入手できませんが、Shopifyでは購入場所が複数存在します。
- Shopify公式サイト
- Envato Market(ThemeForest)
- Template Monster
Shopify公式デザインマーケット
一番馴染みが高いおがShopify公式サイトのデザインマーケットです。Shopifyの公式サイトでは現在72個(無料9・有料64)のテンプレートが販売されています。
世界的に使われているネットショップ作成サービスにしては少し少ないような気もしますが、Shopifyの公式サイトで販売されることもあって、信頼性が高いですし、Shopifyの審査基準をクリアしたテンプレートだけを販売していることもクオリティはどれも高いです。
1テーマ140〜180USドルなのでBASEなどの有料テンプレートと比べると、少し高い印象ですが、カラーミーショップなどのテンプレートと比較すると、少しお手頃な印象です。
Envato Market(ThemeForest)
Envato Market(ThemeForest)はShopifyのテンプレート以外にもWordPressなどのCMSのテーマやPhothoshopなどのデータも販売している海外のクリエイティブマーケットです。
安いものでは16USDとかなり安い値段でShopifyの有料テンプレートを購入することができ、数も1000近くありShopify公式サイトよりも多くのラインナップを揃えています。
長らくアップデートされていないようなテーマもあるので玉石混交ですが、Shopify公式サイトよりもお手頃な価格で良質なデザイン・機能性のテーマを探すことができます。
Template Monster
Template Monsterも同じく様々なWebデザインの素材を販売している海外のオンラインストアです。Shopifyのテーマは900ぐらい販売しています。
値段は70USDから160USDぐらいなので、Shopify公式サイトよりも安く、Envato Marketよりは高めの価格帯です。
今後、日本人のユーザーが増えれば日本語で購入できるテーマ販売サイトも登場してくるかもしれませんが、現在のところはShopifyのテンプレートを購入したい場合には以上3つの中からテーマを選ぶことになると思います。
Shopifyは2018年に日本法人を立ち上げましたし、まずはサポート体制的に日本人でも安心して使えるShopify公式のデザインマーケットでテンプレートを探してみることをおすすめします。
最近はShopifyのテンプレートをHP制作会社にカスタマイズしてもらう事業者も増えています。Shopifyに対応した制作会社に無料一括見積もりして相場を知りたい場合には比較bizが便利です。
Shopifyのおすすめ人気テンプレート(テーマ)
それではShopiyで人気のテンプレートを紹介していきたいと思います。
Brooklyn
BooklynはShiopfy公式の無料テンプレートの1つででファッション系のネットショップと相性がいいです。
大画面のアイキャッチや、ピンタレストのようなグリッド状の商品表示が印象的です。ブログもトップページに表示できるので、ネットショップだけでなくブログも合わせて運営したい方にはおすすめです。
BASEの無料テーマだと、正直本気でネットショップするなら使えないようなデザインも多いのですが、Shopifyの無料テーマはどれも、派手なJavaScriptのアニメーションなどは実装されていないものの、レイアウトやデフォルトでの配色に品を感じます。
商品数の少ないネットショップであれば、このテンプレートでも十分かもしれません。アイテム数が1つだけのショッピングサイトにもおすすめです。
テンプレート名 | Brooklyn |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/brooklyn/styles/playful |
Simple
STORESやベイスなど日本のインスタントEC系サービスにありそうなシンプルなECテンプレートです。汎用性が高く、どんな業種にもマッチするので、あまりカスタマイズせずに初期設定で使いたい方は検討してみてください。
他のショッピングカートシステムにもありそうなデザインですが、Shopifyの場合にはクレジットカードの決済手数料が3.4%と他社よりも安いので、料金的に他社の同じようなデザインのテンプレート優位性がありそうです。
テンプレート名 | Simple |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/simple/styles/light |
Minimal
こちらも上で紹介したSimpleと同じくストアーズで作ったネットショップにありそうなシンプルなグリッド形式のテーマです。
しかしながら、検索機能がしっかりしていたり、商品画像の虫眼鏡ズームができるなど、Shopifyにあって、BASEやSTORESにはない機能も実装されています。海外でデザインされていることもあり、日本人から見ると、どこか上品な印象を感じられます。
ネットショップ初心者でもカスタマイズしやすいと評判のテンプレートの1つです。
テンプレート名 | Minimal |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/minimal/styles/modern |
Supply
こちらの無料Shopifyテンプレートは商品数が多いネットショップオーナーにおすすめとなっています。
しかしながら、スマホのレスポンシブデザインで何かしらの問題を抱えているようで、無料で使えるテンプレートの中ではそこまで評判が良い訳ではありません。
テンプレート名 | Supply |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/supply/styles/blue |
Venture
こちらもSupplyと同じくアイテム数の多いネットショップ向けの無料テーマです。バナーの表示やメニューを2列にできるなどの機能を利用することができます。
なんとなく海外のショッピングサイトにありそうなデザインで日本人向けのECサイトには少し使いにくいかもしれません。逆に越境ECなどを検討している事業者とは相性が良さそうです。
テンプレート名 | Venture |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/venture/styles/snowboards |
Boundless
商品画像を大きく見せることができる無料テンプレートです。画像が大きいと無料テンプレートでも高級感が出るので、有料テンプレートと言われても違和感ありません。
スライドショーなども実装することができます。
テンプレート名 | Boundless |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/boundless/styles/vibrant |
Narrative
Shopify無料テンプレート9種の中で、おそらく最も高級感があるのがNarrativeです。動画を埋め込むこともできます。
ホバーアニメーションなどもしっかり実装されており、無料ながら動きが細部まで作り込まれています。画像が栄えるレイアウトなのでブランディングを意識したいECサイトにも利用できます。デフォルトをそのまま使ってもかなりオシャレです。
商品数が数十点ぐらいまででの事業者には特にオススメです。以上がShiopify公式の無料テンプレートです。
テンプレート名 | Narrative |
料金 | 無料 |
デベロッパー | Shopify |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/narrative/styles/cold |
Prestige
ここからはShopifyの有料テンプレートを紹介していきたいと思います。
PrestigeはShopifyの公式サイトで販売されている有料テンプレートの中でも特に人気があり200件人以上のレビューのうち95%がポジティブな評価をしています。
全体的に高級感があるのでファッションブランドやインテリア雑貨などを販売している事業者におすすめのテンプレートです。
商品ページの画像の見せ方がユニークで、スクロールするだけで全ての商品画像を全て表示することができるので、ついつい全ての商品画像を見てしまいます。
ナビゲーションもしっかりしており、商品数が多いネットショップにも対応できますし、EC機能付きの会社やお店の公式ホームページとしても活用できそうです。
テンプレート名 | Prestige |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Maestroo |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/prestige/styles/vogue |
Warehouse
大規模なショッピングサイトの制作が可能なテンプレートです。検索機能が充実しており、楽天市場やYahooショッピングのようなショッピングモールにあるような網羅性の高いECサイトを構築したい事業者にはオススメです。しかも、デザイン性もかなり高いです。
商品数が多くカテゴリや検索機能を上手く使ってネットショップを構築したい事業者は検討してみてください。
テンプレート名 | Warehouse |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Maestroo |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/warehouse/styles/wood |
Empire
Amazonっぽい機能性・レイアウトのShopifyテンプレートです。大規模なECサイトを検討している事業者にはオススメのテーマの1つです。
検索に強く検索窓に文字を入力していくとユーザーが打とうとしている候補が補完してくれるライブサーチ機能が搭載されています。
カテゴリ・ナビゲーションもしっかりしていますし、初めて訪問したユーザーでも迷いにくいテンプレートです。ShopifyはAmazonキラーと言われますが、Empireは本当に妥当Amazonをコンセプトに開発されたような高機能テンプレートです。
テンプレート名 | Empire |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Pixel Union |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/empire/styles/industrial |
Split
日本のネットショップサービスにはない大胆なグリッドレイアウトが印象的なShopifyテーマです。大きな画像を表示したいネットショップオーナーにはオススメです。縦型のスライドショーなので、1つの商品で画像を多く票いできます。関連商品も目立つので回遊率も上がりそうです。
またインスタグラムを埋め込むことができるので、インスタグラムでの情報発信が多い事業者も検討してみてください。
テンプレート名 | Split |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Krown Themes |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/split/styles/jagger |
Icon
アニメーションがしっかりしておりスクロールする度に画像やテキストが浮かび上がってくる演出が実装されています。
Webメディアのようなオシャレさと、ネットショップとしての機能性のバランスのいいテンプレートの1つです。インスタグラムのフィードをオシャレに埋め込むこともできます。
テンプレート名 | Icon |
料金 | 160USドル |
デベロッパー | We are Underground |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/icon/styles/vera |
Symmetry
カルーセルで多くの商品を表示できるテンプレートです。商品数が数十〜数百のネットショップ
事業者は検討してみてもいいかもしれません。商品を手短に購入できるクイックバイ機能も実装さ
れています。
テンプレート名 | Symmetry |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Clean Canvas |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/symmetry/styles/beatnik |
Pipeline
BASEやSTORES.jpの無料テンプレートをリッチにしたようなデザインになっています。日本人に馴染みのある一般的なネットショップを作りたいのであれば、このテーマがカスタマイズしやすいと思います。
商品の画像上にマウスをホバーした際に別の画像を表示できるのがユニークです。
テンプレート名 | Pipeline |
料金 | 140USドル |
デベロッパー | Groupthought |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/pipeline/styles/light |
Streamline
Streamlineは動画の埋め込みや、スクロールでアニメーションが高級感を演出してくれる2020年にリリースされた比較的新し目のShopifyテンプレートです。
商品数が数点〜十数点と少数だけでブランディングを意識したい場合に検討したいテーマです。
またSEO対策も意識して設計されており、フロントエンドの実装が充実している割に読み込みもスムーズなのもStreamlineの強みです。
テンプレート名 | Streamline |
料金 | 180USドル |
デベロッパー | Streamline Archetype Themes |
テーマ紹介ページ | https://themes.shopify.com/themes/streamline/styles/core?locale=ja |
Shopifyテンプレートまとめ
以上Shopifyのおすすめテンプレートでした。
Shopifyのテンプレートは非常にレベルが高く、日本のショッピングカートサービスと比較すると雲泥の差です。初期設定では少し日本人には馴染みのないデザイン・レイアウトですが、不要な部分は非表示にもできるので、しっかり作り込みネットショップを育てていける方であれば、他社のテンプレートよりも強力な味方になってくれるでしょう。
Shopifyは拡張機能などが豊富なので、近年はWeb制作会社がECサイトを制作する場合、Shopifyをベースにカスタマイズするケースも多くなりました。
テンプレートで自作ではなく、制作会社に見積もりをとった場合にいくらになるか知りたい場合には無料一括見積もりを利用すれば効率よく相場を知ることができます。