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BASE(ベイス)で商品が売れない理由と対策を解説!

BASE(ベイス)で売れない ネットショップ

誰でも簡単にネットショップを作成できるBASE(ベイス)。ネットショップ作成サービスとしては後発ですが、手数料の安さから多くのユーザーを獲得しています。しかし、確かにBASEでは簡単にネットショップが作成できるものの、全く商品が売れずにお困りの方も多いのではないでしょうか?

基本的にBASEで商品を売るのは難しいです。その理由と対策方法について解説したいと思います。

BASE(ベイス)で商品が売れない理由

BASEで商品が売れない理由ですが、主に以下5つの理由からです。

  • 集客機能には期待できない
  • 売りたい商材がBASE(ベイス)に合わない
  • BASE使っているのは副業系のユーザーが多い
  • SEOが弱い
  • 個人情報渡したくない&個人事業主が信用できるか分からない

BASEが売れないと言われている理由の1つがSEO対策やWebマーケティング施策が難しいことがあります。「誰でも簡単にネットショップを開設できる」がコンセプトとなっているので、集客はSNSや広告を通じて行うことが基本となり、BASE単体では集客しにくいです。

基本的にどのネットショップ作成ツールを選んでも同じことが言えますがShopifyのようなWebマーケティング施策を行いやすいツールを最初から選んでおくのも戦略の1つです。

BASE(ベイス)の集客機能には期待できない

BASEには独自の集客機能としてアプリやWebメディア(BASE Mag.)が用意されています。しかし、基本的にBASEというWebサービスを知っている方が、暇つぶし感覚で使っているだけなので、購買意欲が低いユーザーが多いです。

BASE Mag.も基本的に商品のPRみたいな記事ばかりですし、商品が探しやすい設計でもなく、ほとんど集客には意味がありません。

BASEはショッピングモールではないので、ユーザーに割引に利用できるポイントをプレゼントしたりもしないので、あくまでショッピングカート機能を提供するだけのWebサービスであり、集客機能を期待できません。

そもそもBASE自体が世間一般にはあまり知られておらず、シミラーウェブで調べると、BASEと楽天では訪問者数が100倍以上差があります。

BASEと楽天のトラフィック差

売りたい商材がBASE(ベイス)に合わない

ショッピング

BASEで売れる商材はファッションや雑貨といったカテゴリです。BASEアプリ・メディアはフリーマーケットのネット版みたいなものなので、暇つぶし目的のウィンドウショッピングユーザーが多いでので、ファッション・雑貨系と相性がいいです。

一方で食品や日用品、化粧品などの消耗品を販売している方もいますが、あまり売れない傾向にあります。こういった購買意欲の高い商品はフリーマーケットでは買う方が少ないのと同じような理由です。

BASEの集客力を期待するのであれば、雑貨やファッション、ホビー製品など、別になくても困らないような娯楽品であれば、多少集客のメリットがあるかもしれません。それ以外は、単純に格安ショッピングカート機能がBASEを利用する唯一のメリットになります。

BASEの売上の約50%はファッション分野です。残り50%は色々ですがインテリアやコスメが多いです。

出典:経済産業省-~ファッション未来研究会~-

BASE(ベイス)使っているのは副業系のユーザーが多い

BASEが売れないという情報がSNSやブログなどでも多いですが、ベイスが売れないと言われている理由の1つが、副業系のユーザーが多いことです。

この素人ユーザーの大半は真剣にビジネスする気がないので、基本的に売れません。

たとえば、100円ショップで購入した素材を組み合わせただけの、雑貨などレベルの低い商材を出品している方もいますが、誰でも作れますし、手抜きであることはユーザーにもわかります。そもそも、なくても困らないようなものをわざわざ送料のかかるような場所で買う方は少数派です。

ネットショップを開きたいというよりも、BASEを使ってお金を稼ぎたいという素人ユーザーがBASEは売れないと文句を言っているのがベイスが売れないと悪い評判が立つ原因の1つになっています。

BASE(ベイス)はSEOが弱い

「商品のカテゴリ」で検索すると検索上位表示されるのは、Amazon・楽天・Yahooショッピング・ヨドバシドットコムあたりのショッピングサイトが大半です。

ニッチな市場であれば、どこかの会社の自社ECサイトが上位表示されているケースもありますが、もしニッチな商材じゃない場合には、ショッピングモールが上位表示されます。ユーザーは特定の商品や出品者を探しているのではなく、多くの商品や出店者の中から一番自分にメリットがある商品や店を探したいです。

ショッピングモールのようにリスト表示されるようなECサイトが上位表示されるのでBASEでECサイト作っただけでは検索上位表示されません。

また、「ポイントを貯めたい・使いたい」というユーザーはそもそも、YahooやGoogleの検索エンジン利用せずにショッピングモール内の検索エンジンを使います。

つまり、BASEでネットショップを作っても、上位表示されませんし、仮に上位表示されていても、楽天やアマゾンと比べて優位性がないので、売れません。大手企業がなぜ自社のECサイトだけでなく楽天やAmazon、Yahooショッピングに出店しているのは、公式サイトだけでは売れないからです。

個人情報渡したくない&個人事業主が信用できるか分からない

BASE Mag.でアクセスランキングという、売れている商品が分かる機能があります。

BASEアクセスランキング

筆者が見た時、このランキング内の商品が他社で売ってないオシャレさで、一瞬買おうかと興味をそそられました。

しかし、特定商品取引法を見てみると、自営業っぽいですし、特定商品取引法の関係で電話番号は書いてあるものの電話での問い合わせは対応していません。個人だとすぐにネットショップを畳むことも可能ですし、色々と不安が残ります。

オンラインショッピングモールだと運営のカスタマーサポートがしっかりしているので、出品者とトラブルが起こっても仲裁してもらえますし、中小企業に個人情報渡すよりも安心感があります。

BASEは個人事業主のユーザーが多いですし、出店が簡単な分、カスタマーサポートが悪い方も使っています。個人情報もしっかり管理しているかわかりません。法人が数多く出店しているオンラインショッピングモールと比べると、たとえ魅力的な商品を見つけても、やっぱり買う気にはならないです。

いくらBASEで簡単に商品を出品できて、キレイなショッピングページが作れても信頼性を作るのは難しいです。どれだけ真剣にECサイトを事業としているかといった覚悟(法人かどうかなど)も売れる要素に影響してきます。

BASEで商品が売れない対策

以上がBASEで商品が売れないと言われている理由です。基本的にBASEはショッピングカート機能を格安で提供している訳であって、商品を売りたいのであれば自分で集客する必要があります。

そこでBASEで商品を売るための対策としては以下の3つの方法があります。

  • ブログ書く
  • 広告使う
  • ショッピングモールとの併用を検討する

ブログ書く

ブログ

ブログは無料でできる集客なので、真っ先に検討すべき集客方法です。狙ったキーワードで検索上位表示できれば、そこから集客できますし、同時にブログを書くことによって、運営者の雰囲気が伝わるので信用性も増します。

BASEで作成したショッピングサイト内にもブログは書けますが、BASEとは別にWordPress(ワードプレス)を使ってWebサイトを設置することをおすすめします。

理由はワードプレスの方がSEO対策やサイト内回遊率を上げる施策が行いやすいからです。使い方の学習もしやすいです。

それにBASE内でブログを書いて検索上位表示されやすいかどうかが未知数だからです。また仮にBASEというサービスが終了してしまった場合に、集客資産がなくなってしまうからです。

ちなみに、特に商材は決まっておらず、小遣い稼ぎとしてネットショップを始めようとしている方は、まずはブログから始めた方がいいかと思います。

ブログだとネットショップのように在庫を持つ必要がないので、赤字になるリスクはありませんし、ブログ運営を通じてネットショップ運営に必要なWeb集客やSEO対策といった情報が学べます。ある程度ブログでユーザーを獲得できて、「このページで他社の商品を紹介するよりも、自分の商品売った方が利益率がいいよな〜」という段階になればBASEを利用してネットショップを作成し、ブログからBASEサイトにトラフィックを流せばモノを売ることができます。

ネットショップにあまり情熱がなくて、単に副業として考えている方は、ブロガー・アフィリエイターに方向転換した方が稼げると思います。

広告使う

ECサイトの集客方法として最も王道なのがインターネット広告です。ネット広告でも最も典型的なのがリスティング広告です。検索ワードのサイト上部に表示されるコレです。

リスティング広告

リスティング広告ならお金を払えば、他のショッピングサイトよりも上部に表示されるので、検索で訪問される可能性が高まります。しかしキーワードによっては、競合が強くて広告出稿の値段が高く、採算が合わない場合もあります。

また商品単価自体が少ないと、そもそもリスティング広告は難しいかもしれません。

そういった場合にはSNS広告なども検討してみてください。BtoC商材の場合にはFacebook広告ではなくTwitterやインスタグラムに広告を出稿することがオススメです。

独自ドメイン取っているサイトのデータは入ってませんが、BASE内のショッピングサイトへの流入数としてはTwitter・YouTube・インスタグラムの順で多いです。

BASEのSNS流入の割合

YouTubeはGoogleよりも競合が少ないので、動画を通して集客するのもアリかもしれません。またTwitterのインフルエンサーやインスタグラマーに直接コンタクトを取って紹介してもらうなども考えられます。

ショッピングモールとの併用を検討する

最後はBASEでの自社ECサイトとショッピングモールとを併用をすることです。ショッピングモールへの出店は確かに料金が高いです。

しかし、ショッピングモールへの出店は立地に出店できるので、ブログや広告などでの集客ノウハウがない場合には結果的に一番費用対効果が高い集客方法となります。

楽天などのショッピングモールは、「○○が買いたい」という明確な購入意図を持って訪問する方が訪れますが、BASEはインターネットのフリーマーケットのような感じなので、ウィンドウショッピング感覚で訪問するユーザーが多く、あまり購買意欲が高くありません。

自社ECサイトは基本的にネット上の孤島なので、そこに人が通れるように橋をかけたり、魅力的な観光スポットを作ったりと、お客さんが来たいと思わせるように色々と対策を行う必要があります。

自社でトラフィックを生み出すことが難しそうであれば、まずはショッピングモールへの出店、特に楽天のような世界で10本の指に入るトラフィックがあるショッピングサイトに出店を検討することで、BASEだけで商品を販売するよりも売上を上げることができます。

BASE(ベイス)で商品が売れない まとめ

BASEはAmazonや楽天に比較すると販売手数料が安いのがメリットです。しかしインターネット上では陸の孤島状態なので、SNSや広告を利用して自分で集客する必要があります。

Webマーティングが得意なWeb制作会社ではBASEの集客コンサルを行っている事業者もあるのでやラ一括見積もりサイトでBASEの集客支援についてプロの業者に問い合わせてみるのもいいかもしれません。