ネットショップを作成するサービスは数多く存在しますが、GMOのメイクショップの機能が充実しているとの評判で、メイクショップを使ってネットショップを作成しようと思っている事業者も多いと思います。
ネットショップを作成するのであれば、自分で一からWebデザインをするのではなくテンプレートを利用したいと思っている方も多いと思います。
そこでMakeShopのテンプレートについて解説してみたので、参考にしてもらえれば幸いです!
MakeShopのテンプレート数は173種類!?
MakeShopのテンプレート数は173種類で業界最大と公式サイトには記載されていますが、実際のところは色違いなどを省くと12種類(レスポンシブ4種類・非レスポンシブ8種類)になります。
もしかしたら過去の非レスポンシブデザイン(スマホ非対応)のテンプレートを大幅に削除したのかもしれませんが、公式サイトに記載されてある173種類のテンプレートは見つかりませんでした。
12種類なので他のネットショップと比較するとテンプレート数は少し少ない印象です。
現在デザインテンプレートの数とデザインレベルが一番高いのがShopifyです。決済手数料なども優秀なので、MakeShopのテンプレートに物足りなさを感じたら合わせて検討してみてください。
MakeShopのレスポンシブ対応テンプレート一覧
MakeShopのテンプレートは長らくスマホでレイアウトが自動で変更するレスポンシブデザインではありませんでしたが、2019年3月にリリースされたクリエイターモードで、待望のレスポンシブデザインのテンプレートが追加されました。まずはレスポンシブ対応のテンプレートから紹介します!
Advance(レスポンシブ)
商品数が少ないネットショップにマッチしそうなレスポンシブデザインのテンプレートです。全体的にオシャレな雰囲気なので、ファッション系やインテリア系のECサイトと相性が良さそうです。
パソコンだとサイドバーが印象的ですが、スマホで見ると、ハンバーガーメニューとなって、サイドメニューが非表示になる設計です。
Minimum(レスポンシブ)
BASEやSTORES.jpの無料テンプレートになりそうな感じのデザインです。シンプルで汎用性が高く、どのネットショップにも使いやすいレイアウトです。
ベイスやストアーズのテンプレートデザインも気に入っているけど、決済手数料や機能面でMakeShopを利用したいネットショップオーナーにとっては第一候補になってくるでしょう。
Debut(レスポンシブ)
画像が比較的大きめに表示されるレスポンシブデザインです。ナビゲーションメニューがしっかりしているのでお店や会社の公式サイト兼ネットショップとしても利用できそうです。
あとStarterというテンプレートもありますが、これはレスポンシブデザインでないような気がするので、現在確認中です。
Advance、Minimum、DebutとレスポンシブデザインのMakeShopテンプレートは、そこまでJavaScriptによる派手なアニメーションも実装されおらず、ちょっぴりさみしいような気もします。
MakeShopのレスポンシブデザインは、まだこれからバリエーションが豊かになっていくような感じです。もし、レスポンシブデザインでクオリティの高いテンプレートを探しているのであれば、Shopifyなど他社のショッピングカートシステムも検討してみてください。
MakeShopの非レスポンシブのテンプレート一覧
続いて、MakeShopの非レスポンシブデザインのテンプレートも紹介したいと思います。
WIDELY
大きなアイキャッチ画像が目を引くテンプレートです。BASEやSTORES.jpなどインスタントECサービスのテンプレートにありそうなデザインです。
「ランキング」機能もあり、商品の上にマウスをホバーさせるとちょっとしたアニメーションも実装されています。個別の商品ページもスライドショーや商品のレビューなど基本的な機能が整っています。
メイクショップのテンプレートでもバランスのいい1つですが、レスポンシブデザインには対応していないので、自分でスマホ対応をさせないといけないのがデメリットです。
ENKEL
2018年3月にWIDELYと共にリリースされたMakeShopでは新しめのテンプレートの1つです。
WIDELYとデザイン的にはそこまで大きく変わりませんが、デフォルト設定ではロゴがスクロールでユニークな動きをします。
Fashion
WIDELYとENKELと同じく今っぽいスタンダードなネットショップのテンプレートです。こちらのテンプレートは初期設定でもスライドショーとしてトップ画像が動くので、スライドショー使いたい事業者にはオススメです。
商品の表示については、そこまで違いはありませんが、上2つで実装されているようなホバーアニメーションは、初期設定では有効になっていません。
プレーン
ここからは、少し古い印象を受けるテンプレートが多くなるので、サクっと紹介します。
プレーンはYahooショッピングのようなレイアウトのテンプレートです。情報の網羅性は高いですが、デメリットとしては、少し昔のネットショップのような印象になるので、CSSなどを自分である程度カスタマイズしていかなければなりません。
シンプルモダン
レイアウトはプレーンと同じような感じですが、スライドショーがあったり、全体的にプレーンより少しオシャレな印象を受けます。
ただし、少し昔のインテリア系のショッピングサイトといった印象で、今から作成するのであれば、他のテンプレートの方がいいと思います。
サニーポップ
プレーン・シンプルモダンと同じような感じですが、初期設定の配色がトリッキーで、使う事業者を選びそうです。
カスタマイズ
ナビゲーションがトップにあり、会社概要なども掲載できるので、リアル店舗のお店があるネットショップには向いているかもしれませんが、デザイン的には10年前のネットショップといった感じです。
シンプル
カスタマイズと同じく、は10年前のネットショップといった感じで、今からネットショップするらこのテンプレートはおすすめしません。
テンプレート数やクオリティを重視する方はMakeShopはオススメしない
以上MakeShopのテンプレート一覧でした。
MakeShopは初期費用が必要だったり、月額固定費も高く設定されており、ネットショップサービスの中でも高価格帯のサービスです。機能的にも他社サービスではないような細かな機能が数多く実装されており、大手企業のネットショップもMakeShopをベースに構築されていることが多いです。
しかしながら、テンプレートに関しては数も少ないですし、クオリティもインスタントECと呼ばれる低価格帯のBASEやSTORES.jpよりも劣っているような印象を受けます。
さらに最近だとShopifyのようなオシャレなテンプレートが揃っている海外のショッピングカートサービスが日本にも進出してきており、テンプレートを重視するのであればメイクショップよりも、他社の方がいいかもしれません。
MakeShopはどちらかと言えばテンプレートをそのまま使うというよりも社内のWebデザイナーがHTMLやCSSをコーディングしてサイト構築したり、Web制作会社に発注して納品してもらうことが多いので、用意されているテンプレートにはそこまで力を入れていないのかもしれません。
自分でコーディングできない方やホームページ制作会社に発注できないので、テンプレートをベースに少しだけ自分でカスタマイズしたいような方はテンプレートのレベルが高いShopifyやBASEが、初期設定のテンプレートを使ってもレベルの高いネットショップが作成できるので、MakeShopと合わせて検討してみてください。