僕は枝豆を販売したい、ずんだもんなのだ。ネットショップを自作したいのだ
ネットショップを作成するならワードプレスの市販テーマで十分やで!
人気ブログCMSのWordPressでECサイト(ネットショップ)を作成したいと考えている方も多いと思います。
カラーミーショップやMakeShopなどのASP(ショッピングカートサービス)だと、固定費が必要となりますが、WordPressで作成すれば月額利用料金を節約できます。また、ブログ集客したユーザーそのまま購入してもらうことができるなど、SEO対策しやすいのもワードプレスのECサイトのメリットの1つです。
そこでワードプレスでネットショップを作成する際におすすめのECテーマをピックアップしてみたので、参考にしてもらえれば幸いです。
迷ったら「RIKYU」がおすすめです。2023年に登場したばかりの好機能ネットショップテーマです。
WordPressのネットショップ(ECサイト)向けテーマ
最近は日本でも世界No.1シェアのShopifyでECサイトを制作するケースが増えています。決済などのセキュリティ面なども含めてワードプレスよりも安全なので、合わせて検討してみてください。
「ワードプレスブログで集客してShopifyで作成したネットショップで決済」は日本でも人気の組み合わせなので、ぜひ検討してみてください。
EGO.(TCD079)
数多くの企業向けWordPressテーマを開発しているTCDから、いくつかネットショップ向けのテーマが発売されています。そのうちの1つ「EGO.」はTCDのコーポレートサイトにそのままネットショップを実装したようなデザインとなっています。
日本人には、おなじみのベーシックなレイアウトとなっています。ユーザーも迷うことなく買い物を行うことが期待できます。
日本人がワードプレスのプラグインを用いてECサイトを構築する場合には海外製で無料で使える「WooCommerce」または日本製有料の「Welcart」を用いる場合が多いですが、EGO.はWooCommerce・Welcartのどちらのプラグインを用いたネットショップも構築できます。
無料で使えるWooCommerceが気に入らなければ、有料プラグインのWelcartというように、1つのWPテーマで両方試してみることができます。
もともとTCDはコーポレートサイト向けのテーマデベロッパーということもあり、1カラムやランディングページも得意なテーマシリーズなので、LP型の縦長ネットショップが作りたい方も検討してみてください。弱点として、値段は4万円とTCDシリーズにしては、少々お高めとなっています。
Ankle(tcd092)
AnkleはTCDシリーズの中で2023年上旬に登場したWooCommerceプラグインを用いたネットショップテーマです。
どことなく、インスタグラムに物販機能のようなレイアウトで、初期設定だと、女性用の商材を扱っている場合には相性が良さそうです。ちなみにInstagramとの連携も可能です。
もちろん、配色などを変更して男性用ネットショップにすることもできます。
ソート(絞り込み検索機能)機能も用意されているので、商品数が数点〜数百点以上のネットショップも作成することができます。
WPテーマ名/特設ページ | WordPressテーマ「Ankle」 |
料金 | 19,800円 |
BASARA(TCD100)
上で紹介したAnkleとは相反し、BASARAは和テイストのネットショップテーマです。ネットショップテーマに珍しく、日本語の縦書きが可能です。和菓子など和食の物販とは特に相性が良い仕様です。
メガメニューがシズル感が満載なので、写真映えする商材を扱っているお店には、特におすすめとなっています。
初期設定で、ネットショップとしてだけでなく、店舗のある事業者のホームページ(ブランドサイト)としても利用しやすい設定となっています。高級店や老舗のお店にも使える品質です。YouTube動画やMP4動画の埋め込みも可能です。
RIKYU(TCD104)
RIKYUは日本語っぽい名称ですが、欧米のファッション雑貨から嗜好品まで、様々な商品に対応しやすい汎用性の高いWooCoomerce対応のワードプレステーマです。
RIKYUは汎用性が高いテーマだけであって商品数に関しても対応幅が大きいです「数点」「数十点」「数百点以上」のサイトでも作成しやすいです。初めてのネットショップ運営で将来的に大規模ECサイトまで発展させたい場合にもRIKYUのまま運営し続けることも可能です。
スマホで閲覧しても洗練されたレイアウトです。
- 絞り込み検索
- ランキング
- お気に入り登録
- アップセル・クロスセル
- 商品一覧のサムネ画像の比率変更
- 商品販売ページのレイアウト変更
- 小規模〜大規模ECサイトに対応
- 背景スライダー・画像カルーセル
特にランキング機能は実際のユーザーデータから計測するのでDXで売上を上げたい事業者は特に導入を推奨したいテーマとなっています。
ちなみにWooCommerce (WordPressのECサイトプラグイン)なしだと、ブログやWebメディアとして利用することもできる汎用性の高さなので、持っておいて損はありません。
GLAMOUR(TCD073)
GLAMOURもTCDの開発するワードプレステーマです。年商100億円のECサイトでも利用できるように設計されてあるので、商品数・ページ数が多いポータルサイト型のネットショップも構築できます。
ファッション系と相性が良さそうなデザインでEC機能付きのWebメディアとして運営しやすいです。関連ページへの導線がしっかりしているので、サイトの回遊率を重視する方にはオススメとなっています。GLAMOURは「Welcart」のみの対応となっています。
ICONIC(TCD062)
ICONICはTCDシリーズで初めてネットショップ対応となったテーマです。ミニマムデザインで統一されており、どのような業種でも使いやすい汎用性のあるデザインとなっています。
WooCommerceには対応していませんが、Welcartでネットショップを作りたいのであれば、TCDの中で一番ネットショップらしいワードプレステーマとなっているので、検討してみてもいいかもしれmません。
TCDシリーズの一番最初のネットショップテーマですが、今でもメンテナンスは行われていますし、デザイン的にも一番使いやすいと思います。
common(TCD097)
commonはネットショップ作成の中でも特にデジタルコンテンツ(無形商材)の販売に特化したワードプレステーマです。
- 写真やイラスト・動画などの素材の販売
- クリエティブツールの設定データやプラグインの販売
- PDFなどの情報商材の販売
EC機能が実装されたワードプレステーマの中でもギャラリー機能が充実しているので、やはりクリエイターのような職業の方が自分の作品(デジタルデータ)を販売するのに、最も適しているでしょう。
Panetteria(Welcart)
WordPressをECサイト化させるプラグイン「Welcart」のデベロッパーである株式会社コルネさんからもWordPressテーマが発売されています。フラッグシップとも言えるテーマがPanetteriaです。
価格が5万円近いのと、初期デザインがTCDなど他のテーマと比べると少しボヤっとした印象ですが、やはりWelcartの開発会社ということで、プラグインとの安定性は抜群です。動画の埋め込みや、フッターに固定バナーなど珍しい機能も搭載されています。
Welthemes
ワードプレスのネットショップテーマを専門に開発している個人のテーマデベロッパーさんです。日本人向けということもあり、Welcart専門となっています。
1つのテーマが5800円で販売されていますが、3つのテーマがセットなら11,600円とかなりお買い得になるなど、珍しいセット料金があるので、複数のネットショップを立ち上げたい場合にはいいかもしれません。
デザイン的にはBASEやSTORESなどのインスタントECサービスのテンプレートに近い感じで。シンプル・オシャレなデザインが多いです。日本人向けの格安ネットショップテーマを探している方はチェックしてみてください。
Flatsome
ここからは海外製のWordPressネットショップテーマです。Flatsomeは2013年に発売されて、今でもenvato marketで一番人気のEコマーステーマです。世界で一番売れているWordPressのECテーマと言われています。海外製なので、WooCommerceのみ対応となっています。
FlatsomeにはECサイト構築専用のページビルダー機能が用意されており、様々なデザイン・レイアウトに設定1つで変更することができます。
ネットショップ用のテンプレートページ・ブロックも数多く用意されているので、英語に抵抗がない方であれば、ぜひ検討すべきWordPressネットショップテーマの1つでしょう。
Astra
最後はAstra(アストラ)です。AstraはWordPress公式テーマサイトでも非常に人気の高い無料テーマです。コーポレートサイトからネットショップまで何でも作れるオールラウンダーなテーマとなっています。
ネットショップはスピードが重要ですが、Astraは速度が遅くなりがちなjQueryによるアニメーションが搭載されていないので、読み込み速度が非常に高速となっています。
また、多少速度が遅くなりますが、Elemantorなどのページビルダーを使って、派手な演出をしていくことも可能となっているので、ランディングページ型のECサイトもデザインしやすいです。
Eコマース用のテンプレートが用意されているので、商品を登録するだけで、すぐにでもネットショップが作成できるので、海外テーマを使ってネットショップを作ってみたいのであれば、無料から使えるので、一度Astraを触ってみてください。
WordPressでネットショップの自作はおすすめしない
最後に身も蓋もない話をしてしまいますが、WordPressテーマでネットショップの自作はあまりオススメしません。理由としては以下の通りです。
- WooCommerce・Welcartプラグインでのネットショップ自作の情報が少ない
- ワードプレスがオープンソース(ソースコードが公開)でありセキュリティ面に不安がある
- プラグインとの相性によりバグが発生する可能性がある
- WooCommerceにカスタマーサポートセンターが存在しない
- ECサイト用WPテーマは販売数が少なく、テーマ開発会社のアップデートのやる気があ怪しい
- Shopifyの方がネットショップとしては機能性・人気ともに高い
Web制作会社でもホームページ・ブログ部分はWordPressで構築するものの、ネットショップはWooCommerceを使わずにShopifyなどのECサイト作成ツールで構築する場合が多いです。
オープンソースのワードプレスやWooCommerce自体に何かバグがあった場合でも制作会社が責任追及される可能性がありますからね。
その点、ECサイト制作サービスのShopifyはセキュリティ面が強固です。多くのサードデベロッパーが優秀な集客支援プラグインを開発しており、ネットショップとしてはワードプレスよりも魅力的なエコシステムを形成しています。
同じドメインでワードプレスでSEO対策、ShopifyでEC機能は運用できるので、ネットショップはWPには頼らず専門の外部サービスの利用を検討の方がおすすめです。
WordPressのネットショップ(ECサイト)テーマ まとめ
- EGO.(TCD079)
- Ankle(tcd092)
- BASARA(TCD100)
- RIKYU(TCD104)
- GLAMOUR(TCD073)
- ICONIC(TCD062)
- common(TCD097)
- Panetteria(Welcart)
- Welthemes
- Flatsome
- Astra
以上、ワードプレスでECサイトを自作する際のおすすめテーマまとめでした。
個人的には日本のWPテーマ開発会社であるTCDが近年はWelcart・WooCommerceともに対応したテーマを精力的にリリースしているので安定感を感じます。
また、ワードプレスというとやはりオープンソース(プログラムが公開されている)ということが気になり、セキュリティ面で不安が残ります。市販のWPテーマをベースにネットショップを作成する場合でも設定や細かなカスタマイズはプロにおまかせした方が無難かもしれません。
ワードプレスでWebサイトは自作できるけど、ECサイトは決済で個人情報を扱うのでShopifyのような外部システムを使う事業者も多いです。