ネットショップを作りたい方に人気のWebサービスがBASE(ベイス)。香取慎吾さんを使ったプロモーションでも大きく知名度を伸ばしました。
「BASEの評判ってどうなの?」
「他のネットショップと何が違うの?」
「手数料は安いの?」
など様々な疑問が浮かぶと思います。そこでBASEの評判の特徵や口コミ、手数料やデザインなどについて解説したいと思います。
BASE(ベイス)の評判の特徵
BASEは今、一番勢いのあるネットショップ作成サービスと言っても過言ではありませんが、その理由は以下10の理由からです。
- 個人の副業OK
- 情報商材・デジタルコンテンツの販売OK
- BASE Mag.で集客できる
- スマホアプリだけでネットショップが作れる
- 支払い方法が多い
- 独自ドメインOK
- HTML・CSS・JavaScriptの編集可能
- デザインが豊富
- オリジナルグッズ作成が可能
- Instagramとの連携ができる
- アプリ(拡張機能)がある
BASEは誰でも簡単に簡易的なネットショップを作成するのには適しています。
しかし、長期的にネットショップを育てていきたいのであれば、多機能でSEO対策やBASEにはない機能が使える世界No.1シェアのShopifをオススメします。
個人の副業OK
楽天などのショッピングモールへの出店は法人もしくは最低でも個人事業主として開業している方限定となっており、個人の副業では利用することができません。開業届けを提出しただけでは審査落ちしてしまいます。
ショッピングモールは審査落ちして、ネットショップを開設できないような方でも、BASEなら基本的に誰でも出店できます。
情報商材・デジタルコンテンツの販売OK
多くのネットショップサービスは物販にしか利用できません。情報やデータなどの情報商材・デジタルコンテンツの販売は禁止されています。
しかしBASEではデジタルコンテンツの販売もOKなので、イラストやオーディオ、EXCELデータ、「○○する方法といったPDFファイル」など発送を必要としないような商品も販売することができます。
BASE Mag.で集客できる
BASEでは独自のキュレーションメディアとしてBASE Mag.があります。出品者は自由に自分の商品を記事することができ、BASE Mag.を閲覧している方を自分のネットショップに集客することができます。
基本的にPRカタログの塊なので、大きな集客力は期待できませんが、フリーマーケット感覚で暇つぶしに商品を見物しているユーザーが多いのでファッション・雑貨などの娯楽系とは相性が良さそうです。
スマホアプリだけでネットショップが作れる
BASEはパソコン持ってなくてもスマホだけでネットショップが作成できます。パソコンは持ってないけど、メルカリとかじゃなくて自分のネットショップを作りたい方はBASEは貴重な選択肢となっています。しかも10分程度あれば商品を公開まですることができる簡単設計になっています。
支払い方法が多い
個人のネットショップ運営での悩みの1つが決済方法です。BASEでは以下の決済方法が用意されています。
- クレジットカード決済
- 銀行振込
- コンビニ(Pay-easy)決済
- キャリア決済
- 後払い
できない決済としては「代引き」「ゆうちょ銀行」「PayPal」などがありますが、コンビニ決済と後払いが用意されているので、個人のネットショップに「クレジットカードを使うのは不安…」というユーザーへのハードルを下げることができるメリットがあります。
独自ドメインOK
BASEでは独自ドメインを使ってネットショップを運営することもBASE内のドメインを使ってネットショップを運営することもできます。
独自ドメインは自社の資産になるメリットがあります。
BASEドメインはBASEという安心性とドメインパワーを利用できるので、全く新しいドメインでネットショップを運営するよりも、検索エンジンに上位表示されやすいです。ただし楽天などのショッピングモールが強いすぎるので上位表示されるのはニッチ市場限定です。
将来的なことを考えると独自ドメインで運営しておいた方がいいでしょう。
HTML・CSS・JavaScriptの編集可能
BASEでは通常のホームページと同様にHTML・CSS・Javascriptの編集が可能です。サイトの構造やデザインを変更したりアニメーションを追加したりすることができます。
特に装飾に関わるCSSは、多くの方がインターネット上にコピペだけで使えるコードを公開してくれているので、ボタンを目立つようにしたりなど、カスタマイズが簡単に行なえ、より売れるサイトに自分で作り込んでいく楽しさも味わえます。
2020年には、HTML・CSSの機能なしでもデザインを編集できる機能が大幅に改善されました。
デザインが豊富
自分でHTML・CSS・JavaScrptを編集して、プロっぽいデザインのショッピングサイトに作り変えていくこともできますが、大半の方には勉強する時間がないと思います。
BASEではデザインマーケットと言われるプロのWebデザイナーが作成したデザインテンプレートを販売する機能もあり、ハイレベルなECサイトのテンプレートを5千円〜1万円程度の格安料金で購入することができます。
無料テンプレートはシンプルで物足りないですが、有料デザインを利用することでWeb制作会社に発注すれば50万円以上はかかりそうなネットショップを5千円〜1万円程度で利用できるのでお得感があります。
JavaScriptやCSSによるアニメーションもしっかり実装されていて、かなりリッチに見えるテンプレートも販売されています。BASEはデザインに関しては、他のネットショップサービスよりもかなり頑張っておりShopifyと並んでテンプレートが優れていると評判です。
オリジナルグッズ作成が可能
ネットショップに興味があるけど、何を販売すればいいか分からない方にお手軽出品として、オリジナルデザインのスマホケースやTシャツなどグッズ作成するサービスもあります。
無在庫で出店でき完全オーダーメイドです。注文が入ったら、登録しておいたデザインを自動で作成されて工場から発送されます。
スマホだと原価が1,965円(税込・送料込)となり、少々お高めですが、試しにネットショップを体験してみたい方や、オリジナルグッズを気軽に作りたい方は、費用もゼロですし、とりあえず出品だけでもしておいてみてもいいかもしれません。
Instagramとの連携ができる
BASEを利用すると女性に人気のSNSであるインスタグラム内に商品情報を表示されて、BASEで作ったショッピングサイトにユーザーを集客することができます。
BASEはファッション系アイテムとは相性が良さそうです。
越境EC含めて送料がエリア別に設定できる
送料を地域によって個別に設定できるようになり、2020年からは海外への越境ECにも対応となりました。
アプリ(拡張機能)がある
BASEではアプリと呼ばれる拡張機能があります。アプリをショッピングサイト内にインストールすることで、デフォルトでは利用できない様々な機能が使えるようになります。
- パスワードありの会員専用ECサイト
- 年齢制限
- 数量制限
- セール・新商品・オススメ商品などのラベル表示
- 定期便
- 販売期間設定
- オリジナルロゴ作成
- クーポン発行
- メルガマ配信
- プッシュ通知
- メルマガ
- 納品書
- 越境EC
- 商品コード・CSV管理
- noteストア連携
- スライドショー・動画埋め込み
- 抽選販売
- テイクアウト
- ブロックリスト
- 納品書・送り状作成
- コミュニティ
BASE(ベイス)の手数料は高い?
ということで、BASE(ベイス)はショッピングカートの中では後発組ということもあり、その分、多機能でかなり尖ったECサイト作成サービスと言えます。
しかし、気になるのは手数料ですよね。どんなに優れたサービスでも手数料が高くて、利益を削られては意味がありません。BASE(ベイス)の手数料は一般的に安いという評判ですが、本当なのでしょうか?
まず初期出店費用と月額利用料は無料です。
他のショッピングカートでは売れなくても月額必要が発生するケースも多いので、実験的に初めてのネットショップにチャレンジする場合には固定費無料はありがたいです。
続いて商品が売れる度に発生する手数料についてですが、以下2種類の手数料が必要になります。
決済手数料 | 1回のご注文の総合計(送料含む)に対し、3.6%+40円 |
サービス手数料 | 1回のご注文の総合計(送料含む)に対し、3% |
サービス手数料はBASEでのサポートや集客などに利用されます。つまりBASEでは1つ売れる度に販売した金額の6.6%+40円が必要になってきます。
BASEの手数料は3.6%と記載しているWebサイトも多いですが、2017年にサービス手数料が追加されてしまったので、6.6%+40円が現在の手数料です。メルカリなどの10%よりは安いですが、ショッピングカート(ASP)サービスとしては最安ではなくなってしまいました。
例)1,000円の商品が3個、送料500円の注文の場合
▼注文合計金額 1,000円✕3個+500円=3,500円
▼【BASEかんたん決済手数料】=注文合計金額✕3.6%+40 3,500円✕3.6%+40=166円
▼【サービス利用料】=注文合計金額✕3% 3,500円✕3%=105円▼振込申請を行っていただける金額=注文合計金額-(BASEかんたん決済手数料+サービス利用料) 3,500円-(166円+105円)=3,229円
また銀行に振り込んでもらう場合にも振込手数料と事務手数料が必要になります。
振込手数料 | 250円 |
事務手数料 | 2万円以下は500円、2万円以上は無料 |
BASEは販売手数料が最安ではなくなってしまいましたが、それでも、他社でも5%程度なので、そこまで大きく違う訳ではありません。
ただし、ベイスと機能的に似ているSTORESが月額固定費1,980円で3.6%の販売手数料だけなので、ある程度売上が多い方は、ストアーズの方がいいかもしれません。
BASE(ベイス)の評判・口コミ情報
BASEの良い点は上で紹介しましたが、気になるのが悪い部分ですよね。そこでBASEの悪い口コミを集めてみました。
検索しづらいのだ…!
売れないのだ…
返金制度は商品が送付されていないときだけなのだ…!
出品側だがアプリが複数あって使いにくいのだ…!
出店者のカスタマーサポートの対応が悪いのだ…!
出品者とトラブルが起こった場合に仲裁してくれないのだ…!
誰でも簡単にできるが、開店閉業しているお店が多いのをなんとかして欲しいのだ…!
アプリで商品を読み込みすぎると停止してしまうのだ…!
BASEのネットショップの悪評というよりも、BASEというWebサービスや運営会社に対する購入ユーザーからの不満の口コミが多く見つかりました。
出展側からすれば、リーズナブルな価格でオシャレなデザインのネットショップが簡単に持てるということで、そこまで大きな不満の声は見つかりませんでした。
ただ、BASEを利用して出店しておきながら、しっかり運営していないような問題が多いみたいなので、今後はネットショップオーナーのレベルの底上げみたいな施策が行われるかもしれませんね。
あと売れずに苦労している方も多い印象ですが、基本的にネットショップが売れないのは、EC初心者で副業感覚で出店している方が多いように思えます。
BASE まとめ
- スマホだけで簡単に出店できる
- デジタルコンテンツの出店OK
- インスタグラム上にショッピング機能を実装できる
- アプリ(拡張機能)が豊富
- 出店コスト・月額維持費は無料
- 販売手数料は6.6&+40円
ベイスはネットショップ後発組ですが、オシャレなデザイン、手数料の安さとタレントを起用したプロモーションで大きくシェアを拡大しました。手数料は少し上がってしまいましたが、今後はその上がった手数料で集客面を強化していくそうです。
ネットショップは集客が難しいので、ファッションやインテリア雑貨などベイスと相性が良い商品に関しては、利用を検討してみてもいいかもしれません。
BASEと合わせて世界シェアNo.1のShopifyも検討してみてください。