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小規模ネットショップならSTORES(ストアーズ)の手数料が最強

STORESの決済手数料 ネットショップ

コロナの影響で収入が減少して、ネットショップの開業を検討している事業者や副業で物販を考えている方も多いのではないでしょうか?

筆者も物販ではありませんが、新しく別の事業を始め、サービスの決済手段としてECサイト作成サービスを利用することにしました。

色々とネットショップを作成するサービスがありますが、筆者が選んだのは決済手数料と支払方法のバランスでSTORES(ストアーズ)のフリープラン(無料版)にしました。

なぜ筆者がストアーズを選択したのか、その理由を解説したいと思います。

売上重視で本格的ならSTORESよりもShopify一択です。できることの幅が違いすぎます。

月額料金が無料で利用できるネットショップ作成サービスはBASEかSTORESの二択

ネットショップ作成サービスのSTORES

筆者がネットショップ作成サービスを選ぶ際の外せない条件として、月額無料で固定費をゼロにできることでした。

今回作りたいと思ったネットショップは、無形サービスの代金の徴収方法のためで銀行振込のサブとしてです。

お客さんも数十名程度なので、SEOも重要ではありませんし、むしろ検索エンジンにヒットされたら面倒なのでnoindexを希望しました。STORESでは会員専用のパスワード付きのネットショップが作成可能で検索エンジンにnoindex扱いにすることが可能です。

将来本格的に本格的にネットショップを売上の主軸にしたい方は、機能性やSEOなどを考えると最初からShopifyなど、月額有料の本格的なネットショップ作成サービスでスタートした方が売上規模が上がっても引っ越しの手間が不要なのでいいかもしれません。筆者は少人数の決済できればOKなので最低限のネットショップ機能だけで十分でした。

月額料金が無料で使えるのは日本発のインスタントECサービスであるネットショップはBASE(ベイス)・STORES(ストアーズ)の2つのみです。

STORES(ストアーズ)のロゴ
BASE(ベイス)のロゴ

BASEよりもSTORESの方が決済手数料が安い

料金コスト

無料で使えるベイスとストアーズの2つです。筆者がストアーズを選択した理由は、決済手数料が1.5%ほど安いのが最大の理由です。もし、同じ手数料ならベイスにしていたかもしれません。

ECサービス名決済手数料
BASE(ベイス)6.6% + 40円 ※サービス利用料含む
STORES(ストアーズ)5%

BASEはサービス利用料と呼ばれる、事実上の決済手数料が3%追加で必要となります。

また毎回固定で40円の決済手数料が必要になるので、単価が1,000円程度の小さな商品だと、地味に痛いです。

よって無料で使えるネットショップ作成サービスの中では、STORESが一番安い決済手数料を提供しています。

筆者は、自分の一部のお客さん(数名〜数十人程度)のための決済手数料を用意しますし、千円程度の小さなリピートサービスを提供するので、決済ごとに6.6% + 固定で40円が必要となるBASEはお見送りとしました。

また決済手数料を最安値にする為なのか、「サービス利用料」という言葉を作って分割してしまうBASEさんのマーケティング手法が好きになれないのも回避した理由の1つです。

STORESの無料と有料プランの決済手数料の損益分岐点は10万円ぐらい

STORESには無料で使えるフリープランと、有料の2,178円(税込)の料金プランが用意されています。

STORESの料金プラン
プランフリースタンダード
月額料金0円2,178円(税込)
決済手数料5%3.6%

フリーとスタンダードでは決済手数料の差が3.4%ですので、大体10〜15万円ぐらいの売上があるようであれば、無料から有料プランへの変更を検討した方がいいでしょう。

売上10万円15万円20万円
決済手数料(3.6%)3,600円5,400円7,200円
決済手数料(5.0%)5,000円7,500円10,000円
差額1,400円2,100円2,800円

ちなみに、有料のスタンダードプランでは以下の機能が使えるようになります。

STORES(ストアーズ)のスタンダードプランの機能

月額料金は2,178円ですが、1年分をまとめて支払うと月額1,584円になるので、決済の売上で月10万円が超えるようになれば、スタンダードプランに変更しようかと思っています。

  割引率
1ヶ月払い2,178円 
6ヶ月払い1,960円10%
12ヶ月払い1,742円20%

コンビニ決済・キャリア決済だと、購入者が支払手数料として別途220円支払う必要があります。

BASEより決済手数料の安いSTORES最大の鬼門はVISA・MasterCardの審査

ということで意気揚々とSTORESでネットショップの開設作業をしていたところに、突如、とても大きなハードルが立ちはだかりました。

クレジットカードの審査です。

STORES(ストアーズ)のクレジットカード審査

JCB・アメックス・ダイナーズ・ディスカバーカードの審査は通過したのですが、肝心のVISA・MasterCardは審査不通過となってしまいました。

そして審査して不受理になると以下のような文言が表示されます。

審査結果:不通過

クレジットカード会社によるカード決済利用審査の結果、残念ながらクレジットカード決済をご利用いただけない結果となりました。

大変恐れ入りますが、今後は、クレジットカード決済以外の支払方法を利用し、ショップを運営していただきますようお願い申し上げます。

審査基準や審査結果の理由につきましては、ご案内ができかねます。また、審査不通過となったカードブランドは、再申請をしても利用可能になることはありません。ご了承ください。

つまり、STORESでは金輪際VISAとマスターカードは使えないということになります。再審査は不可となっています。

代替案として楽天ペイやpaypal経由のVISA・マスターの利用を提案されますが、それだと他のアカウントも必要になって、お客さんにとっては、まどろっこしすぎて銀行振込の方がまだマシになってしまいます。

もう一度アカウントを作り直すのも無理みたいなので、クレジットカード審査に落ちると事実上STORESでネットショップは詰みます。

SNSを見ていると、筆者以外にもVISA・MasterCardの審査で不受理になった方が続出しているようで、ストアーズのビザ・マスターの審査は鬼門のようです。

筆者が落ちた原因としては、以下のようなことが原因になったのかもと考えています。

  • 会員専用のサービス代金徴収用なので、ページをあまり作り込まなかった
  • 会員にだけ意味が分かるサービス代金という無形商材が商品
  • ECサイトにパスワードをかけていた(クレカ会社が確認しなかった可能性)
  • 自分が決済テストするための100円の商品を出品していた

会員専用の小さなネットショップであれば、STORESの月会費無料・手数料5%が最強なのに反永久的に使えなくなってしまったのは超絶痛いです。

STORESの審査は一生で一度きりなので、これからストアーズでネットショップを作成しようとしている方は念入りに準備して、筆者のように審査不合格にならないように注意してください。

STORES(ストアーズ)の決済手数料 まとめ

  • 月額料金無料で使えるネットショップはSTORESとBASEの二択
  • 無形商材や会員専用ECサイトも作成OK
  • STORESの決済手数料は3.6%〜5%とBASEの6.6%+40円より安い
  • 売上が月10万円を超えたら有料のスタンダードプランを検討
  • コンビニ決済・キャリア決済は購入者が支払手数料220円の負担が必要
  • VISAとマスターカードのカード審査が厳しい
  • STORESでは一度審査に落ちると、二度とカード決済が使えなくなる

ストアーズなら無形商材の販売もOKとなっているので、コンサルティングやPDFなどのサービスを販売することも可能です。そして月額料金無料から使えるので、筆者のように、ちょっとした会員専用の決済手段としては重宝します。

しかし、一方でクレジットカード審査が厳しいという一面もあり、審査落ちしたら、二度と使えないなど、トリッキーな仕様となっています。一般的な物販じゃない方は審査落ちする傾向があるみたいなので、パスすればラッキーぐらいに考えておいた方がいいかもしれません。

ちなみにクレカ審査に落ちた筆者は現在、ShopifyかBASEを検討中です