ネットショップを制作できるASPカートサービスはBASE、STORES.jp、カラーミーショップ、ショップサーブなど数多く選択肢があります。一体どれを選べばいいかお悩みの事業者も多いと思います。
EC構築サービスが乱立している中で、すでにネットショップを始めている法人や個人事業主から、GMOのMakeShopがオススメだと口コミで聞いたことがある方も多いと思います。
実はECサイト構築系サービスの中でもメイクショップはかなり評判の高いサービスの1つで、名だたる大企業もこっそり使っていたりします。
なぜMakeShopの評判が高いのか気になる方も多いと思うので、メイクショップの評判の特徴について解説したいと思います!
GMOのMakeShop(メイクショップ)とは?


GMOといえば同じくカートシステムとしてカラーミーショップが人気があり、こちらの名前を聞いた方がある方も多いと思います。
カラーミーショップはGMOペパポ株式会社が運営しているカートシステムでMakeShopはGMOメイクショップ株式会社が運営しているので、同じGMOグループですが、全く別の会社が運営しています。
カラーミーショップは個人事業主〜中小企業をメインターゲットとしているのに対して、MakeShopはどちらかと言えば、中小企業〜大手企業をターゲットとしたECサイト構築システムです。
そういったこともあり、MakeShopはカラーミーショップや他のBASEなどの格安系カートシステムと比べて月額利用料金は高めに設定されていますが、カラーミーショップがEC初心者向けの基本的な機能に対して、MakeShopは高機能という点で差別化されています。
GMOのMakeShop(メイクショップ)の評判の特徴
そんなGMOメイクショップの評判の特徴は以下のようなものがあります。
- ネットショップ作成サービスの中でも特に高機能
- ユーザー数が多い
- 徹底したサーバー管理で安定稼働
- 電話サポートがある
- デザインがカスタマイズしやすい
- 集客機能が強い
- 有料オプションサービスがある
- 多言語(越境EC)サイトは苦手
- 決済方法が豊富で手数料が安い
- 料金が少し高い
- 契約キャンペーン実施している
ネットショップ作成サービスの中でも特に高機能
MakeShopには650種類以上の機能が実装されており、今も月平均5つの機能がアップグレード・新規追加されています。
大量の機能があるのがMakeShopの強みであり、日本の全ECサイトで実装されている機能の大半はMakeShopでも実装できるようになっています。
機能が膨大にあって、覚えるのが大変だと不満の声が聞こえることもありますが、「やりたいことを問題なく叶えられるECサイト作成サービス」としてはMakeShopは日本国内でベストな選択肢の1つです。
- メルマガ配信
- 口コミ・レビュー機能
- 会員ランクの設定
- ユーザー行動での商品最適化
- 外部サイトへのカート設置OK
- 定期購入機能
- クーポン
- バンドル(抱き合わせ)販売
- 予約販売
- Yahoo!ショッピング
- 価格コム・ヤフオクとの連携(アイテムポスト)
- アイポクリック(リターゲティング広告)
- カラメル
- SNS(Twitter・Facebook・Instagram)連携
ユーザー数が多い


MakeShopユーザーの平均年商は1,863万円、全店舗の総流通金額は1,594億円と7年連続日本一です。売れているネットショップはメイクショップで作成されているケースが多く、実は日本人の4人に1人はMakeShopで作成されたネットショップで商品を購入した経験があります。
上でも述べたように、日本のネットショップで必要な機能の多くが、MakeShopで実装可能です。楽天やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールにある機能も実装可能なので、大手企業の大規模なECサイトもMakeShopで実装できてしまいます。
Web制作会社やシステム開発会社にフルスクラッチでECサイトの制作を依頼する必要がないので大企業のECサイトでも自社でオリジナルのECサイトを構築せずに、MakeShopで運用している法人も多いです。
メイクショップを利用してECサイトを構築している有名企業の例


MakeShopでECサイトを制作しても、自社オリジナルのECサイトなのか、MakeShopのようなASPカートを使ったかはソースコードからはバレないようになっているのも大企業に使われている理由の1つです。
徹底したサーバー管理で安定稼働


GMOグループはレンタルサーバーなどのサービスも行っておりサーバー運用の知識は他のASPカート開発会社よりもサーバー運用のノウハウが豊富です。
規模が大きなECサイトサイトほど、大きな負荷がかかったり、読み込み速度が遅くなるなどの問題が生じやすいですが、ネットショップ作成サービスのサーバーが不安な方はサーバーに強いMakeShopを使っておけば、ほとんどの事業者は問題ないでしょう。
大規模ECサイトになるとサーバーなどの管理も大変ですが、製造業や商社などの非IT系の企業はシステム運用は苦手な会社も多いです。サーバーが安定しているという点も大企業にMakeShopが採用されている理由の1つです。
電話サポートがある
「多機能すぎて使い方が分からずに困りそう…」と感じる事業者も多いですが、MakeShopでは数少ない電話サポート対応が無料で行ってもらえるECサイト作成サービスです。平日9:00~18:00に対応しています。
最近流行りのBASEやSTORES.jpなどのインスタントEC作成サービスには、電話で質問することはできません。電話でカスタマーサポートに問い合わせできるネットショップ作成サービスを探しているのであればMakeShopは特にオススメです。
また他社と比較しても、オンラインマニュアルもかなりしっかり制作&アップデートされています。
さらに、使い方のサンプル事例をコピペで簡単に実装できるソースコード付きで解説しているサポートサイトも用意されています。


デザインがカスタマイズしやすい
最近人気のBASEやSTORESなど格安ネットショップ作成サービスでは基本的に運営会社の用意したデザインテンプレートをベースにサイトを構築していきます。
もちろんMakeShopでも173種類のデザインテンプレートが用意されており、同じようにテンプレートからネットショップを作成していくことも可能です。
しかしMakeShopでおすすめなのは、HTML・CSSを編集してデザインをカスタマイズしていくことです。


MakeShopではかなり細部までHTML・CSSを編集してECサイトを制作できる仕様になっているので、多くの事業者がフルスクラッチに近い感じでWebデザインを作成することもできます。
社内にインハウスWebデザイナーやネットショップ担当者がいる会社から支持されている理由の1つが、このHTML・CSSのカスタマイズできる柔軟性です。
またHTMLやCSSなどの他社では断られるようなWebデザイン・Webプログラミングに関する質問にも対応している「デザイン質問掲示板」が用意されているのもMakeShopの強みの1つです。
Webデザイナーではないけどネットショップを担当しているスタッフもいると思いますが、HTMLやCSSを編集しているとレイアウトが崩れてしまったり、自分の思ったようにWebデザインが表示できないケースもあると思います。
そういった場合にも掲示板に質問を投稿しておけば、GMOメイクショップのカスタマーサポートが当日〜翌営業日までに丁寧に質問に答えてくれます。この掲示板はネットショップオーナーそれぞれに用意されているので、他社に公開されることがないので、込み入った質問もしやすいのもメリットの1つです。
集客機能が強い


MakeShopが他のネットショップ作成サービスよりも優れている点の1つが集客機能が強いことです。特にアイテムポストと呼ばれる機能を使えば、価格.comやYahoo!ショッピングに簡単に商品を掲載することができるようになります。
無名企業の商品はなかなか自社ネットショップに集客できないので、こういったショッピングモールや横断検索サイトとの連携が非常に協力な集客手段になります。


有料オプションサービスがある
他にもMakeShopには他社のASPカートにはないような様々なオプションサービスが用意されており、自社にネットショップ運営のノウハウが少なくてもスタートしやすいので、予算はあるけど、ITリテラシーに自信がない企業から重宝されています。
- ネットショップ制作・開店代行
- 引っ越し代行
- 商品撮影代行
- ECコンサルティング
- バナー広告作成代行
多言語(越境EC)サイトは苦手


MakeShopの苦手なことの1つとして多言語化サイトの作成があります。最近は国内市場が飽和状態になってきたことや、東南アジアの中間層〜富裕層の増加によって、日本の商品の海外での需要が高まっています。
多くの会社が、海外への販売も考慮して、ネットショップの多言語化や決済のローカライズなどができるネットショップを希望しています。
しかし残念ながらMakeShopをはじめとした大半の日本のASPカートでは越境ECサイトの作成はできません。もし越境ECをしたいのであれば、Shopify
決済方法が豊富で手数料が安い
ネットショップ作成サービスを決める際の重要なポイントが決済方法のラインナップと販売手数料ではないかと思います。MakeShopでは以下の販売方法が用意されています。
- クレジットカード(決済手数料3.5%〜5%)
- 銀行振込・郵便振替
- 代金引換
- コンビニ決( 4.0%+140円〜180円)※GMO後払い
- キャリア決済
- Amazon Pay
- 楽天ペイ
- PayPal
- Yahoo!ウォレット
ちなみにMakeShop公式サイトでは「手数料0円」と記載されていますが、これはGMOメイクショップ株式会社の手数料が0円ということで、もちろんクレジットカードやコンビニ払いを決済手数料無料で利用できる意味ではありません。
クレジットカードであれば、プランにもよりますが、3.5%〜5%、GMO後払い契約でのコンビニ決済なら4.0%+140円〜180円が必要になります。
クレジットカードはBASE6.6%よりも安く、STORESやShopifyなどと並んで優秀なクレジットカード手数料で利用できるASPカートの1つです。Amazon Pay・楽天ペイ・Yahoo!ウォレットに対応しているのも強みの1つかもしれません。
料金が少し高い


2019年現在のMakeShopの料金プランは「プレミアムショッププラン」と「MakeShopエンタープライズプラン」の2種類あります。
プレミアム | エンタープライズ | |
月額利用料金 | 11,000円(税込) | 55,000円〜 |
初期費用 | 11,000円(税込) | 110,000円〜 |
商品数 | 1万点 | 5万点 |
システムカスタマイズ | X | ○ |
メルマガ | 月間50万件まで | 無制限 |
専任カスタマーサポート | X | ○ |
MakeShopエンタープライズプランは商品数が1万点以上、システムカスタマイズが必要、メルマガを月間50万通以上配布したいといった場合にのみ契約が必要なプランです。大半の事業者は「プレミアムショッププラン」で十分です。SEO対策やデザインなどの大半の機能には料金プランでの影響はありません。
MakeShopのプレミアムプランでは月額利用料金が11,000円です。
昔は月額利用料金無料の「フリーショッププラン」や月額3,000円の「ビジネスショッププラン」がありましたが、現在はプレミアムショッププランと大規模ECサイト向けのMakeShopエンタープライズプランの2つのみです。
月額利用料金の安い料金プランが消滅してしまったこともあって、固定費が少し高いと感じる方もいると思います。中にはカラーミーショップやベイス、ストアーズなどの月額固定費無料or格安で利用できるECサイト作成サービスを使ってネットショップの売上が上がってきたらMakeShopのような高機能EC構築システムに移行しようと考えている事業者も多いと思います。
しかしショッピングカートシステムは構築システムによってサイト内部のURLが大きく変わったりSEO対策や内部設計的にも引越し先にSEO評価を引き継げるかどうか怪しい部分もあるので、比較的資金に余裕のある法人は最初からMakeShopから作成しておいた方が、あとから検索順位が落ちるリスクを軽減させることができます。
個人事業主やまだネットショップの売上が月額50万円以下の法人も多く、いきなり月額利用料金1万円は高いと感じるかもしれませんが、のちのち、ネットショップから月額50万円以上の売上が見込める事業者は、最初からMakeShopでスタートする方が無難です。
ちなみにMakeShopでは長期契約すると最大最大月額固定費7,700円まで下げることができるので、固定料金が気になる事業者は長期契約割引も検討してみてください。


契約キャンペーン実施している
固定費の高いMakeShopでは、契約すべきか、他のカートシステムより足踏みしてしまいがちですが、その分、新規契約キャンペーンは他のASPカートよりも特典が充実しています。
時期によもりますが、たとえば、以下の特典キャンペーンが用意されていたりします。


特典 | 概要 |
MakeShopクーポン | MakeShopの有料オプションに利用できるクーポンがプレゼント |
初期費用キャッシュバック | 1ヶ月以上の契約で5,000円、6ヶ月以上で1万円の現金がキャッシュバック。 |
ネットショップ運営攻略マニュアル | 楽天でネットショップオブ・ザ・イヤーを獲得した著者によるECサイトの運営ノウハウを公開。 |
有料セミナー動画 | カリスマECコンサルタントによるECサイトの戦略・施策の情報を動画セミナー(通常1万円)にて公開。 |
MakeShop運営講座テキスト | |
専任アドバイザー(2ヶ月分) | 専任アドバイザーはMakeShopエンタープライズプラン(月額5万円〜)で利用でいますが、プレミアムショッププランでも申し込みから2ヶ月だけは、ネットショップ運営に関することを何でも質問することができる専任アドバイザーを利用できます、 |
MakeShop(メイクショップ) まとめ
- ネットショップ作成サービスの中でも特に高機能
- ユーザー数が多い
- 徹底したサーバー管理で安定稼働
- 電話サポートがある
- デザインがカスタマイズしやすい
- 集客機能が強い
- 有料オプションサービスがある
- 多言語(越境EC)サイトは苦手
- 決済方法が豊富で手数料も安い
- 料金が少し高い
- 契約キャンペーン実施している
自社ECサイトを長期的に育てていこうと思っていて、自社でのフルスクラッチ開発に興味がない中小企業であれば、MakeShopを選んでおいて、ほぼ間違いないと思います。
ECサイトの運営はこじんまり活動していきたい法人や個人事業主は、ストアーズやカラーミーショップなどの、より料金の安価なネットショップも合わせて検討してみてもいいかもしれません。
MakeShopは15日間の無料体験があるので、まずは一度使ってみて、そのあとどうするか判断してみることをオススメします。