会社の公式サイトとは別に採用サイトの作成を検討している事業者も多いと思います。しかし、毎回採用サイトを新規作成・リニューアルする度にWeb制作会社に発注していたのでは費用が割高になってしまいますよね。
そこで採用サイトを自社で自作してしまおうと考えている事業者のために、採用サイトが簡単に作成できるデザインテンプレートを紹介したいと思います。
ワードプレスの採用テーマであれば2023年なら「WordPressテーマ「MASSIVE」」がおすすめです。
ペライチ
小さな会社の採用サイトをテンプレートをサクッと短時間で使って作成するなら、おすすめのWebサービスがペライチです。採用だけも37件ものデザインテンプレートが用意されています。
ペライチのデザインはどれもオシャレで、見やすいレイアウトになっています。日本の会社が開発しているので、日本人にとって使いやすい設計で、マニュアルを読む必要もないぐらい簡単です。
ペライチのテンプレートの特徵としては縦長で全ての情報を1ページに集約するLP(ランディングページ)型を得意とすることです。
LP型のテンプレートは採用サイトとは相性がよく、自作・メンテナンスの時間も少なくて済むので「なるべく簡単に、素早く、オシャレなサイトが作りたい」という場合にはペライチを選んでおけばOKです。採用サイト用のテンプレートも復数用意されています。
ちなみにペライチはドメインパワーが強いのでSEO的にも検索上位表示されやすいというメリットがあります。採用サイトはあえて独自ドメインで運用せずに、ペライチのサブドメインを利用する運用方法がオススメです。※現在はペライチは2010年代ほどSEO的に検索エンジンから評価されている訳でもありません。
サイトURL | https://peraichi.com/ |
料金 | 無料〜月額6,910円 |
強み | LP型採用サイトに強い・自作が簡単 |
ペライチは以前は他のホームページ作成ツールと同じぐらいの料金でしたが、最近は少し高価格帯になってしまったので、コスパ重視の方は向いていないです。
Wix
デザインテンプレートを使ってホームページが作成できるツールと言えばWixが有名ですよね。
Wix自体には採用サイトのテンプレートはありませんが、数多くのビジネス系テンプレートが存在します。500を超えるテンプレートがあるホームページ作成ツールはWixぐらいなので、探せば自社にマッチした採用サイト向きのデザインも見つかる可能性が高いです。
サイトURL | https://ja.wix.com/ |
料金 | 無料〜月額3,800円 |
強み | テンプレートが多い |
BINDup
BiNDup(バインドアップ)はWebオーサリングツールというホームページビルダーと同じようなソフトですが、数年前にメジャーアップデートしてから、ペライチやWixのようにWe 上でログインして使える機能も搭載されるようになりました。
バインドアップは日本の会社やお店向けに作成されたホームページ作成ツールです。
求人サイトに特化している訳ではありませんが、Wixやペライチよりも、さらにクオリティの高いテンプレートが用意されており、自作でも、ホームページ制作会社に発注したような高品質な採用サイトを作成することが可能です。
サイトURL | https://bindup.jp/ |
料金 | 無料〜月額2,728円(税込) |
強み | ビジネス系テンプレートのクオリティが高い |
採用係長
採用係長はIndeedなどの求人検索サイトに採用情報を自動で表示させることができるWebサービスになります。
テンプレートもいくつか用意されていますが、採用係長で作成した求人情報はちょっとシンプルすぎるデザインです。
頻繁に求人を募集するパート・アルバイトなどは、デザインよりも情報の更新のしやすさなどを重視することも多いので、目的によっては使い勝手がいいかもしれません。
サイトURL | https://saiyo-kakaricho.com/ |
料金 | 無料〜月額55,800円 |
強み | Indeed対応 |
Wantedly(ウォンテッドリー)
20代から絶大な人気を誇る求人情報サイトのWantedly(ウォンテッドリー)。年収や待遇などが記載できない求人サイトなのですが、通常の求人サイトよりも、親近感があることや、採用コストが低いことで、利用が拡大しています。
ウォンテッドリーの会社紹介ページはSEOに強く検索上位表示されることから、多くの若者はウォンテッドリーで就職活動を行っています。
採用サイト用のテンプレートではありませんが、Webサービスのように自分でページを作成したり、コンテンツを編集できるという点で、採用サイトに近い感覚で利用することができます。
求人サイトの中ではコスパが高く、今一押しの求人サイトとなっています。
サイトURL | https://www.wantedly.com/about/list |
料金 | 月額4万円〜17万円 |
強み | 若者に強い・SEOに強い・求人サイトの中では高コスパ |
ワードプレスのおすすめ採用テンプレート一覧
最近のWebサイトはワードプレスで作成することが多いです。やはりコストパーフォーマンスが高くSEO対策が高いなど様々なメリットがあるので求人サイトのベースシステムとしてもまず最初に検討されるケースが多いです。
ワードプレスのデザインテンプレート(テーマ)にもいくつか存在するので紹介します。
- 「AGENT」by TCD
- 「MASSIVE」by TCD
- 無料求人系ワードプレステーマ「Go To Recruit 」
- 求人・採用サイト by Communitycom
「AGENT」by TCD
WordPressで採用サイトを作成したいと思っている方も多いと思います。筆者はワードプレスユーザーなので、上で紹介したWixやペライチのようなWebサイトビルダーは使わずにワードプレスで求人サイトを作成すると思います。
ワードプレスは無料で使えてSEO対策も行いやすく、個人ブロガーから大手企業まで幅広く利用されています。使い勝手がいいので、ぜひとも検討すべきWebサイトのプラットフォームです。
ワードプレスのテンプレート(テーマ)は海外で開発されているケース多く、日本人には行間やレイアウトなどが使いにくいデザインもあり、採用サイト向けテーマを探すのは難しいのですが、数少ない日本語サイト向けの採用サイトテンプレートがTCDから発売されている「AGENT」です。
AGENTならテキストを変更していくだけでも、立派な採用サイトを作成することができます。TCDは日本の会社でカスタマイズ項目もすべて日本語記載されていて、わかりやすいです。
コーポレートサイトのように復数ページも可能ですが、LPサイトのように縦長のエントリフォームページにすることも可能です。
ただし数年前に作られたテーマであって、アニメーションなどの実装は、最近のワードプレスのテーマと比べると少し物足りないかもしれません。
サイトURL | https://tcd-theme.com/tcd033 |
料金 | 12,980円(買い切り型) |
強み | 日本製ワードプレステーマ |
「MASSIVE」by TCD
もう1つTCDから採用テーマを紹介したいと思います。2020年に登場した新しいワードプレス求人テーマでイチオシです。このテーマをそのまま使うだけで、数百万円使ったレベルの求人専門のWebサイトが完成します。
オシャレすぎるので、事業者を選ぶかもしれませんが、画像や動画、スタッフへのインタビューなどの素材を用意できそうであれば、このWPテーマ使うと応募者が増えそうです。もちろん1ページ型のシンプルな求人サイトにすることもできます。
- 動画埋め込み機能
- LP(ランディングページ)・コーポレートサイト型の両方の求人サイトが作成できる
- レベルの高いフロントエンドアニメーション
- デザイン性の高いスタッフ紹介ページ
サイトURL | https://tcd-theme.com/tcd084 |
料金 | 25,800円(買い切り型) |
強み | 日本製ワードプレステーマ、Web制作会社に発注したようなハイレベルな求人サイトが作れる |
無料求人系ワードプレステーマ「Go To Recruit 」
無料の採用向けのワードプレステーマを探している事業者もいるかと思います。
そんなニッチなジャンルの無料テーマあるわけないでしょ? なんて思って探してみたら、ありました、まさかの無料の求人採用特化型のWordPressテーマが…
Go To Recruitは2022年に本業がWeb制作会社によって無料でリリースされたWPテーマです。採用に特化しているだけあって以下のような機能が搭載されてます。
CSS・JavaScriptを利用したリッチなアニメーションなどはありませんが、無料でありながらデザイン的にはモダンなデザインで十分採用サイトとしてはお金がかかっているように見えるでしょう。
求人・採用サイト向け WPテーマ by Communitycom
Communitycomはいくつかの事業特化系ワードプレステーマをリリースしているシリーズで、求人・採用サイトテーマも販売されています。料金は29,700円(とそこそこのお値段ですが、以下の機能が使えるようになります。
TCDの採用テーマと比較すると、もう一歩という部分もありますが、事業者によっては、意されている機能によっては、こちらの採用テーマの方が使いやすい可能性もあるので是非デモを確認して比較検討してみてください。
サイトURL | https://communitycom-shop.jp/theme-demo/jobs01/ |
料金 | 29,700円(買い切り型) |
強み | 日本製ワードプレステーマ、採用特化型 |
まとめ
- ハローワークや求人サイトにURLを掲載できる
- 応募人数の自然数が増える
- ブランディングで優秀な人材が採用しやすくなる
- 画像やスタッフ・職種紹介などでミスマッチの軽減
- 採用したいターゲットに対して最適化する戦略が取れる
- 面白い採用サイトだとSNSで拡散されるケースあり
- ペライチ
- Wix
- BINDup
- WordPressの採用サイトテーマ「AGENT」by TCD
- WordPressの採用サイトテーマ「MASSIVE」by TCD
- 採用係長
- Wantedly(ウォンテッドリー)
以上、採用サイトの作成におすすめのテンプレート一覧でした。
なるべく簡単に自作したいのであれば、ペライチがデザイン性も高く採用サイト専用のテンプレートが用意されているので無難です。
カスタマイズやブランディングを意識して、よりレベルの高い採用サイトにしたいのであればTCDワードプレステーマ「WordPressテーマ「MASSIVE」」を筆者なら選択します。
また厳密にはテンプレートではありませんが、求人SNSのWantedlyは求人サイトと採用サイトの中間的な使い方ができて、安く人材を獲得できるので合わせて検討してみてください。30日間無料で利用できます。