ホームページを持っていなかったり、遠い昔に作成したまま放置している会社やお店、自営業者の方も多いです。
「ホームページって売上に直結しないでしょ?」
「ホームページ制作会社が金儲けしたいだけだろ?」
「どうせ見てくれないし、SNSで十分」
など、ホームページを持つことに対して悲観的な考えを持つ事業者の方も多いです。
しかし、どれだけSNSや食べログやホットペッパーなどの口コミサイト経由でのお客が大多数でも、ホームページは絶対に必要です。「ホームページはいらない」という意見が間違いである理由を解説したいと思います。
ホームページは必要ないという考えが間違いな6つの理由
会社や事業のことをより詳しく魅力的に伝えられる
まず「ホームページがいらない」という考えを持っている事業者に多いのが、蜜月な関係のクライアントを抱えており、新たに営業する必要がない法人です。
長年お付き合いのある取引先やお客様がおり、仕事に困っていないので、新規開拓をする必要が「現在のところ」はないかもしれません。
しかし、5〜10年後も現在のクライアントがお取り引きをしてくれるとは限りません。自社が不祥事を起こす可能性もありますし、取引先の業績不振の可能性もあります。
特に2020年以降は、いつどんな会社が倒産してもおかしくはない時代だと、どの業界関係者でも痛感しているのではないでしょうか?
取引先の経営が悪化した場合、経営方針や担当者が変わった場合など、様々なリスクを想定して新規顧客や潜在的顧客との関係を築いていたいた方がリスクの軽減ができます。
よって現状仕事に困っていなくても、人脈や見込み客の拡大は行っておいた方が得策です。
ホームページがあれば、会社のことをより詳しく伝えることができます。
既に日々の営業活動で多くの法人と名刺交換を行っているかもしれません。相手企業の経営者や営業スタッフは、貴社に興味があれば、名刺に記載されたホームページのURLを確認する可能性が高いです。
営業マンだけでは伝えられなかった会社の特長を伝えることができますが、ホームページがなければ、よく分からない会社として情報収集の対象になりません。
もしライバル企業がホームページを持っていれば、情報収集の容易さにおいて、ホームページを持っていない自社よりも優位に立たれててしまいます。
特に20〜30代の営業マンはインターネットで情報収集をする頻度が多いのでホームページで情報を伝えることが重要になってきます。
自社の営業マンの努力を無駄にしない為にも、適切にホームページに情報掲載することによって、成約を後方支援することが可能です。「ホームページ」と「ホームページアドレスが記載された名刺」は、今の時代の必須営業ツールと言っても過言ではありません。
名刺にはスマホでホームページのURLが読み取れるQRコードがあるといいかもしれません。
ホームページがしっかり運営されている会社は信頼性が高い
ホームページがしっかりしている会社は、サービスや社内体制もしっかりしている傾向があります。細部にこだわるだけ社内のリソースに余裕があることを意味するからです。
経営者の中には「あそこにゴミが落ちている」「玄間の窓が汚れている」「机の上は常に綺麗にしておけ」といったように、社内環境について、細かく指摘をする社長さんも多いです。
もちろん机の上を綺麗にしておくことなどは生産性の部分もありますが「外から見て会社がどのように映るか?」という部分も大きいことを経営者は知っているので、そのような売上や業務とあまり関係ない、整理整頓の事柄にも口酸っぱく口出ししてきます。
しかしながら、そのような社長が経営している会社でもHPを持っていなかったり、あったとしても、10年以上前に作ったような古いホームページで管理がずさんだったりします(笑)
インターネット上において、ホームページは会社の顔であり玄間です。知らず知らずのうちに多くの方が訪れています。実際の玄間から訪問する人よりも圧倒的に会社のホームページを訪れる人数が多いです。
にも関わらず、そのWeb上の玄間がなかったり、随分長いこと整備・掃除がされていなかったら、会社の第一印象はあまり良くありません。
「この会社は外からの見え方を気にしないのだろうか?」
「社内体制や情報管理もいい加減そう…」
「本当に取り引きしても大丈夫?」
といった不安感にかられるのは必至です。特に若いビジネスパーソンほど、インターネット上での会社の見え方には気を使っているのでご注意ください。
ホームページを作ったからには、新着情報を更新したり、スマホでも見やすいデザインへと変更したりメンテナンスを行う義務が発生し、逆にWebサイトの見え方まで気を配る会社は、Webサイトの第一印象だけで、直感的に信頼できる会社だというイメージを植え付けることも可能です。
人材採用にメリットがある
求人に応募が来ずに人材採用が難しくなっている企業は、ホームページが原因の1つとなっている可能性もあります。
ホームページが会社の印象に影響することはお客さんだけでなく、将来の従業員やアルバイトスタッフにも当てはまります。
ハローワークや求人広告などで会社に興味を持った場合、今の時代多くの人が応募前に会社名をインターネットで検索します。
自分が今後働くかもしれない会社がホームページを持っていなかったり、あったとしても明らかに10年以上前に作られたようなホームページだったとしたら応募する気になりません。
親や友だちにも働いている会社を教えるのをためらう可能性もあります。なぜなら教えるとインターネットで検索され、ホームページの印象から
アイツ、パッとしない会社に勤めているんだな…
と思われるからです。
もしホームページがしっかりしている会社であれば、たとえ会社が超然ブラック企業であろうとも、インターネット上ではイケてる感じの会社に映ります。知り合いにも「ここで働いているよ!」と自慢できます。
大手企業のテレビCMは自社の従業員のモチベーションのためだったりもしますね。
地方の企業はよほど優良企業でない限り、どの会社も似たようなパッとしない労働環境です。
しかし、今は給料だけじゃなく、やりがいや仕事内容で会社を選ぶという考えの若者も増えつつあります。ホームページさえある程度しっかり作っておいて、自社の魅力を求職者に伝えることができれば、応募してもらえる可能性がグンと高まります。
たとえば全国の零細企業の求人広告を非常に魅力的に見せている求人サイトの「仕事百貨」が参考になります。
仕事百貨の求人広告ぐらい濃い求人情報を会社の採用情報ページに用意しておけば、若くて優秀な人材が数多く応募してくれる可能性が高いです。
ビジネスブログで専門性のアピールとWeb集客できる
「ホームページは作って終わりではありません。作ってからが始まりです」とはWeb制作会社の方がよく使うフレーズです。
これはどういうことかというと、簡単に言えば「情報を追加していけ。集客用のブログを書け」ということです。
ブログとは読み物です。たとえばこのページもブログ記事の1つで、「ホームページ いらない」というキーワードで検索上位表示されるようにページ設計しています。
ブログで「会社の専門分野となる情報」や「日々の事業の内容」などを発信すれば会社が活発に動いていることや専門分野に詳しいことがブログを通してアピールできます。
信頼性を上げ、ビジネスチャンスを拡大させることができます。記事を書くことを
売上につながらないし、競合にノウハウを盗まれちゃうよ…
と思ってやってない会社も多いです。
しかしながら、ブログを書いた方が潜在的な顧客からは「ホスピタリティ精神にあふれる会社」「信頼できる」といったポジティブな情報を与えることができ、売上につながりやすいです。
またお客さんになりそうなキーワードで記事を書くことによって検索から会社のことを知って、問い合わせにつながるケースも多いです。
これこそがホームページを持つべき最大の理由です。ホームページを持つのであれば絶対にビジネスブログの運営はやるべきです。
FacebookなどのSNSはホームページに向いていない
会社の情報発信の手段としてFacebookを活用している企業もいるかもしれません。確かにFacebookなどSNSでの情報発信は今の時代には効果的です。
「Facebookで情報発信するからホームページは必要ないよ」と思っているのであれば、4つほどFacebookページの問題を指摘します。
第1に、FacebookページはFacebookの資産になるので会社の資産にはなりません。何らかの規約に抵触するような投稿をした場合、会社のFacebookページを勝手に消されても文句は言えません。Facebookが廃れるリスクもあります。
第2に、Facebookページは、ホームページほど会社の基本情報を掲載するのには向いていません。掲載したい情報がユーザーにとって読みにくかったり探しにくいケースがあります。
第3に、Facebookページは時系列に流れるフィード型なので、読み応えのある記事を書いたとしても、時間が経過するにつれて、探しにくくなってしまいます。Google検索でも引っかかりません。せっかく書いた記事が段々とFacebook内の読まれない場所に置き去りにされるのでは、情報発信するモチベーションも高まりません。
第4に、今の10〜20代はFacebookを使いません。Facebookは30〜50代向けのSNSツールです。
FacebookのHPとしてのデメリットはTwitterやInstagramなどの他のSNSにも当てはまります。※第4の理由は除く
おすすめしたいFacebookなどのSNS活用方法は、ブログ自体は企業のホームページ内で運用し、Facebookなどのページでは、その記事の紹介文を書いて、自社サイトに飛ばす方法です。
Facebookページから自社サイトに飛ばす方法であれば、記事は会社の資産となり、過去記事の検索も行いやすいです。
広告運用においてホームページへ飛ばすことは今でも王道
ホームページが必要ないと主張する事業者は、Web広告運用をしていない事業者に多い傾向があります。
Web広告とは以下のようなものです。
Web広告の種類 | 表示される場所 |
リスティング広告 | 検索結果の上部・下部にテキストで表示される広告 |
ディスプレイ広告 | Webメディアなどの様々な場所にリンク付きバナー(画像)として表示される広告 |
動画広告 | YouTubeの再生時に流れる動画 |
基本的にこれらの広告のリンク先は会社のHPです。たとえば通販会社であれば、楽天市場などに飛ばしてもいいのですが、基本的に大半の事業者は自分の公式サイトに飛ばします。
それぐらいWeb広告は自社公式HPに飛ばすことが基本であり、最も効果が高いとされています。LP(ランディングページ)と呼ばれる、広告の飛び先のホームページ制作だけを専門に扱うHP制作会社も全国に多数存在するような市場ですね。
ホームページがないことはWeb広告から集客するという施策が、できないことを意味します。これでは、売上を効率的に上げることができません。
また同時にTwitterやインスタグラム、TikTokなどのSNS運用もしていない場合も多いです。
SNSも企業アカウントの場合はコンテンツを発信して自社のサービスや商品を知ってもらいます。ですので広告に近いメディアです。
多くの企業のアカウントでは公式サイトにリンクされていますが、HPがないと「SNSで集客 → HPでコンバージョン」させることができません。
SNSアカウントも広告と同じく、最終的にはホームページに導線設計しないと売上にすることが難しいです。
ホームページはいらないは間違い まとめ
- 会社の情報をより詳細に伝えられる
- ホームページがしっかりしているだけで好印象
- 人材採用しやすくなる
- ブログで専門分野での信頼性アップ+検索による集客ができる
- FacebookなどのSNSはホームページとしては不十分
- 広告運用においてホームページへ飛ばすことは今でも王道
以上が小さな会社やお店、自営業者がホームページを持つべき理由です。
全ての会社や自営業者に当てはまるわけではないですが、この記事を読んで共感していただけた方であれば、自社でもホームページでの情報発信も、ぜひ一度検討してみてください。
会社のホームページがいらないと感じている方の多くが、ホームページは維持する料金が高いと感じているからかもしれません。
Webサイトを持つことに対して、悲観的に考えずに、ぜひフェイスブックやTwitter、食べログなどのポータルサイトと合わせて運用していくことをオススメします。
ホームページが必要ないという、まずは一括無料見積もりで取得してみてくだい。今は技術予想よりも遥かに安い値段で制作してくれる事業者も多いですよ。