
僕は自営業20年以上のベテランのずんだもんなのだ

ホームページはぷららで作っているのだ
plala(ぷらら)は、NTTグループのインターネットサービスプロバイダです。2022年には同じくNTTグループのドコモに吸収合併され、NTTドコモの傘下となりました。
ぷららは、インターネット接続サービスだけでなく、オンラインストレージやセキュリティサービスなど、様々な付加価値サービスも合わせて提供しています。
そんな、ぷらら契約者向けサービスの一つが「ホームページ作成」です。最近はぷららで新規でHPを作成する人の数は減っていますが、ぷららでHPを作成する長所・短所について解説したので参考にしてもらえれば幸いです。
ぷららは新規入会はサービス終了

まず、一番最初に重要なことを伝えなければならないことがあります。ぷららは2023年6月末をもって、新規の申し込み受付が停止となりました。
「plala」は2023年6月30日(金曜)をもって新規お申込み受付を終了いたしました。
新規お申込みの受付終了について
ドコモ光以外ですでに「plala」をご利用中のお客さまは、2023年7月1日(土曜)以降も、プロバイダ「plala」でドコモ光を新規にお申込みになれます。すでにドコモ光で「plala」をご契約のお客さまは、継続してご利用になれます。
インターネットサービスプロバイダ自体が新規で受付しなくなるので、ぷらら加入者向け有料オプションである、ぷららのホームページ作成機能も今後は新規で申し込みすることができなくなりました。
ドコモ傘下となり、ドコモの主軸事業に社内のリソースを集中させたのだと思われます。老舗プロバイダブランドのぷららが消滅し、ドコモ光ブランドになるのが、時代の流れを感じますね。
よって、ぷららが幕引きを始めたことにより、付随するホームページ作成サービスにも将来性はありません。

会社のホームページをぷららで運営しているなら、なるべく速やかに最新の環境でHPを運営することを推奨します。

「ホームページ制作の無料一括見積もりサイト」を使えばぷららからの移行に強いHP制作会社が見つかります。
ぷららが人気だったのはNTTのブランド力
これまでぷららが末永く人気を博した理由の一つがサポート体制の充実です。サービス終了といってもやはり天下のNTTグループ。元国営企業のブランド力・信頼性で末永く支持されてきました。
インターネットは、1995年のWindows 95 OSの発売によって爆発的に普及してきました。1990年代はインターネット関連業者の良し悪しが判断しづらい時代に、NTTグループのブランドということで「ぷらら」は高い人気を誇りました。
使い方の情報が少ない
しかし、近年はインターネットが普及し、ISP(インターネットサービスプロバイダ)のバリエーションも増えたので、ぷららは商品力でシェアを落としていました。
ぷららでホームページを新規で作成する人は少なくなりました。よって、ぷららでホームページを作成する方法は、インターネット上にほとんど情報が存在しません。
何か問題が発生した場合にはカスタマーサポートに相談するか、それでも無理なら自力で解決するかありません。
料金の割にサーバーのスペックが弱い

ぷららでホームページを作成する人が少なくなった大きな理由が、多くのWebホスティング専門サービスが登場したからです。
特に個人〜中小企業のホームページに利便性の高いレンタルサーバーサービスのバリエーションが増加しました。
- エックスサーバー
- さくらインターネット
- ロリポップサーバー
- mixhost
- ConoHa WING

エックスサーバーは特に人気がありますね
ぷららとレンタルサーバー会社のプラン・スペックを比較すると、圧倒的にレンタルサーバー会社の性能の方が高いです。
プラン | 月額料金 | ディスク容量 |
ぷらら(5MB) | 1,870円 | 5MB |
ぷらら(10MB) | 2970 | 10MB |
ぷらら(50MB) | 5720円 | 50MB |
エックスサーバー スタンダード | 990円 | 300GB |
エックスサーバー プレミアム | 1,980円 | 400GB |
エックスサーバー ビジネス | 3,960円 | 500GB |
しかもレンタルサーバーのスペックは、業界内の競争で数年単位でアップグレードしています。
ぷららはあくまでインターネットサービスプロバイダの契約のおまけとしてスタートしました。サーバースペックをアップグレードしていないので、本業のホスティング会社と比較すると、雲泥の差が開いてしましました。
もはや、ぷららのようなプロバイダがオプションとして用意しているレンタルサーバーは利用してはいけません。2000年代初頭のインターネット黎明期であればプロバイダのオプションサーバーも重宝されましたが、今は完全に役割を終えています。
また、ぷららユーザーは趣味でホームページを公開したいユーザーも多かったです。しかし、個人でブログを作成する目的は、その後、アメブロやライブドアブログのような無料ブログサービスを使うようになりました。
HP作成が目的でも、WixやJIMDOのようなホスティングサービスとホームページ作成ツールがセットになったWebサービスが2000年代後半に登場したこともあり、をぷららで作成するユーザーもこの頃から大きく減少していきました。

WixやJIMDOは現在、最も簡単なHPの自作方法です。
さらにSNSが普及したのでX(Twitter)やInsgramなどのSNSで情報発信すればHPを持つ必要性はないと考える人も多くなりました。
ぷららでWordPressは使いにくい

近年のホームページ作成ツールとしてはWordPressが人気です。日本のWebサイトの8割以上がWordPressで構築されていると言われています。今の時代にレンタルサーバーを借りてHPを作成するならWordPressが合理的です。
ぷららのレンタルサーバーではWordPressを利用することは可能です。しかし、サーバーの容量が小さすぎて、WordPressは今の時代インストールすら困難です。
またワードプレスは動的にWebサイトを構築しますが、動的サイトに構築するには高速化させるカスタマイズが必要ですが、ぷららは長期間に渡ってサーバーのスペックがアップグレードされていないので現行のWordPressでは使い物になりません。
またレンタルサーバー会社がWordPressの簡単インストール機能などを準備していますが、ぷらら上でのWordPressの使い方情報も情報発信していません。
- Qぷららで作ったホームページは商用利用できますか?
- A
商用利用可能です。ただし、ぷらら会員規約第15条に違反していると判断された場合には、ぷらら運営にてHPの表示停止及びサービス解約の措置が行われることがあります。
ぷららでホームページ作成 まとめ
1990年代〜2000年代において、ホームページを作成するのは至難の業でした。この時代にプロバイダのHP作成サービスは価値がありました。
しかし、Wix・JIMDOなどのWebサイトビルダーやコンテンツマネジメントシステムであるWordPressが普及して、令和現在、誰でも簡単にホームージを作成できる時代になりました。
インターネット黎明期であれば、安心安全なNTTブランドで、HPを作成したいニーズに答えるサービスでしたが、数多くのWebサイト作成方法が登場した現在において、ぷららを利用するメリットを見つけるのは難しいのが現状です。

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