WordPressでLP(ランディングページ)を作成したい方も多いと思います。ただワードプレスはブログから派生したCMSということもあり、ヘッダー・フッターのないワンカラム型のLPって少し作りにくいですよね。
そこで、プラグインを使ってワードプレスでLPを作成しようと検討している方もいると思うので、おすすめのプラグインを紹介したいと思います!
WordPressでLP作成におすすめなのはページビルダー系プラグイン
Elemantor
ワードプレスでLPを作成する際にどのようにして作ればいいかと言えば、王道なのが「ページビルダー」というジャンルのプラグインをインストールすることです。
ページビルダー系プラグインをインストールすることでWixのように、レゴブロック感覚でページをデザインしていくことができるようになります。
日本では「ページサイズが重くなる」「HTMLの構造がいい加減」などの理由であまり人気がありませんが、欧米では、多くのWebサイトがページビルダーで作成されており、かなりポピュラーなWebサイトの制作方法となっています。実際、海外で人気の有名テーマの多くがページビルダーと合わせて使うことが前提となっているWordPressテーマです。
そんなLPを作成する上で非常に便利なページビルダー系プラグインですが、今世界で一番人気があるのが「Elemantor」です。
Elemantorをインストールすることで、Wixと同じスタイルでホームページを作成することができるようになります。
ページビルダー系のプラグインはどれも速度が遅くなりがちですが、Elemantorはページビルダーの中では比較的軽量な部類に入ります。
Elemantorの弱点としては、料金が高めとなっており、毎年料金を支払わなければなりません。あと、UI/UXが少し昔の設計といった印象で、サイドバーで数字や設定をいじるなど、少し昔のプラグインのような印象を受けます。
また付属のブロックのデザインは少し物足りないような簡素なデザインも多いので、テンプレートデザインをベースにLPをカスタマイズしていきたい場合には、他のページビルダーの方がテンプレートのクオリティは高いかもしれません。
ただし、Elementor向けにデザインテンプレートがサードパーティのデベロッパーから発売されていたりするので、Elementorの場合にはElementor用のデザイン拡張プラグインを導入するのがオススメです。
Brizy
続いてはBrizyです。ページビルダーとしては後発組で、2018年と比較的新しくリリースされましたが、精力的に開発が進められています。
ElemantorよりもモダンなUI/UXなので、直感的に編集できるのが強みです。また、テンプレートのページやブロックのデザインがオシャレなので、テンプレートを使ってそのままLP作成したい場合にもオススメです。
触った印象としては、少しElemantorよりも読み込み速度がワンテンポ遅れるような感じがします。ただ、ページビルダー全体でいえば、平均〜少し速いぐらいなので、そこまでは気になりません。
何よりLP作成時に作りやすい「Astra」テーマとの互換性が高いのもメリットでしょう。
ちなみにBrizyは299USDで買い切り型となっているので、Elemantorよりも断然コストパフォーマンスが高いので、個人的には毎年料金が必要なElemantorよりもBrizyに台頭してもらえればと思っています。
Divi Builder
Diviビルダーも同じくページビルダー系のプラグインです。リリースは2013年と少し古いですが、今でも精力的にアップデートされており、世界で最も売れている有料WordPressテーマです。
DiviはLPプラグインとしてDivi Builderが用意されていますが、テーマDiviとしての方が人気があります。
互換性などを考えると、Divi Builderをテーマにインストールするよりも、テーマをDiviに設定してランディングページを作成した方がいいかもしれません。料金が249ドルで買い切り型となっており、コストパフォーマンスも非常に高いです。
Diviはメリットも多いですが、Elemantor・Brizyよりも速度が遅く、多機能でUI/UXも優れている反面、速度重視の方は色々と工夫が必要になるかと思います。
他にもページビルダー系は以下のようなプラグインも人気があるので、実際に使ってみてしっくり来るのを選んでみるのがいいかと思います。
- Beaver Builder
- Page Builder By SiteOrigin
- Thrive Architect
- WPBakery Page Builder
WordPressでページビルダー系LPプラグインを選ぶ際のポイント
LP作成で役立つページビルダー系プラグインですが、選ぶ際には以下のような点を考慮に入れて、検討してみてください。
- 表示速度が速いか
- 料金が安いか
- サードパーティ製のプラグインが豊富かどうか
- テーマと相性が良いかどうか
- 書き出されるコードがキレイかどうか
表示速度が速いか
ページビルダー系のプラグインは表示速度が普通のサイトよりも遅くなりがちです。GT Metrixなどを使って、表示スピードを計測して、あまりにも遅いプラグインは候補から外した方がいいかもしれません。
Divi Builderはコストパフォーマンスにすぐれたプラグイン・テーマですが、表示速度が少し遅いとの評判です…
出典:Results – Page Builders Comparison
料金が安いか
ページビルダーを導入する際にはコストパフォーマンスも重要なポイントですよね。最近は何でもかんでも継続課金型のビジネスモデルを採用しています。WPプラグインの多くも年払いのサブスク料金モデルとなっており嫌気がさします。
ElementorやBeaverBuilderは、買い切り型のプランが用意されておれず、コストパフォーマンスが悪いです。
個人的には一度購入すれば、ずっと使えるページビルダーとして2018年に登場したBrizyがモダンな設計ですし、今後の普及に期待しています。
サードパーティ製のプラグインが豊富かどうか
ページビルダー系プラグインに、さらに機能を追加するプラグインがあります。サードパーティ製のプラグインが数多くリリースされていた方が、公式が用意していないような機能が使えるようになります。
今のところサードパーティ製のプラグインはElementor一強という印象が強いので、プラグインを追加して、さらに多機能にしていきたいのであれば、毎年アップデート料金の支払いが必要になりますが、Elementorを選ぶのがベストです。
Elementorの代表的なプラグイン
テーマと相性が良いかどうか
ページビルダーはどんなWordPressテーマによっても正常に動作する訳ではありません。
もし、すでに利用するWordPressテーマが決まっているようであれば、一度無料版のページビルダープラグインをインストールして、LPが作成できるかどうか確認してみてください。
もしテーマが決まっていないようであれば、ページビルダーを利用する際にはワードプレスは海外テーマを利用することをオススメします。
日本ではページビルダーでのWebデザインは人気がないので、ページビルダープラグインと互換性のある日本語ワードプレステーマは少ないです。
ページビルダーと相性が良い海外テーマはAstraやOcean WPなど、定番があるので、日本人がLPを作成する際には、定番の海外テーマをページビルダー系プラグインと一緒に併用するのがいいかと思います。
書き出されるコードがキレイかどうか
ページビルダーは色々と無駄なコードを吐き出してしまいがちです。もしHTML・CSSが理解できる方は、ページビルダーのコードを確認してみて、判断するのもいいかもしれません。
またブロックにデフォルトで振られている見出しタグもH2がベストな場所にH3〜H6みたいなのが設定されていたりすることもあるので、自分で修正するなどの作業も必要になります。
WordPressのLP作成時にページビルダーと合わせて使いたいプラグイン
ということで、ワードプレスでLPを作成する際にはページビルダー系プラグインを利用することで、LPが作成しやすいです。しかもノンコーディングで誰でもページを作成することができるのでかなり便利です。
ページビルダー系プラグインでLPを作成する場合には合わせて以下のようなプラグインもインストールしておくと幅が広がります。
- キャッシュ系プラグイン
- 不要なファイルを読み込まないプラグイン
- アニメーションや装飾系のショートコードプラグイン
表示速度を速くするプラグイン
ページビルダーはWixのように誰でもLPを作成できる便利な反面、表示速度が遅くなりがちです。そこで、併用して欲しいのが、表示速度を速くするプラグインです。
まず「Lazy Load」系プラグインですが、a3 Lazy Loadなどを使うことによって、表示されていないページ下の部分を、後から読み込むするようにできます。
また「Asset CleanUp: Page Speed Booster」というプラグインを使うことによって、不要なファイルの読み込みを制御できるのでページビルダーでページを作成する場合には利用を検討してみてください。
Shortcodes Ultimate
LP制作する際ににはスクロールする際にテキストや画像をアニメーションでフェードインさせたいことがあるかと思います。JavaScriptでのアニメーションが実装されていた方がリッチなランディングページに仕上がります。
ページビルダーによっては、アニメーション機能がある場合もありますが、ない場合にはUltimate Shortcodeを使えば簡単に画像や文字にアニメーション機能を実装することができるので、合わせて利用を検討してみてください。
Shortcodes Ultimateには他にも装飾系の機能も色々搭載されているので、ページビルダーの装飾機能と併用すれば、より幅が広いLPのデザインがノンコーディングで実現できます。
WordPressでランディングページ作成におすすめプラグイン まとめ
- WordPressでLP作成時にはページビルダープラグインを使うとHTML・CSSの知識不要
- ページビルダープラグインは性能重視ならElementor、コスパ重視ならBrizyがアツイ!!
- ページビルダープラグインを利用する際にはキャッシュ系プラグインなどで高速化させる
以上、WordPressでランディングページを作成する際にオススメのプラグインでした。
一番ベストなのは、Elementorの有料版でLPを作成するのが、表示スピードもページビルダー系の中では比較的高速で、サードパーティ製プラグインでの拡張性も高いのでオススメです。
あとBrizyは2018年と登場したばかりで、他のプラグインと比べると発展途上段階ですが、今後Elementorの最大のライバルになりそうな予感なので、今のうちに、永年無料アップデートのライセンス(数量限定)を購入しておいてもいいかもしれません。

Elementorのような定番ページビルダー使って1サイト、HP制作会社に発注しておけば、使い回しができていいかもしれません。
Elementorに熟知しているWeb制作会社は一括見積もりサービスで見つけることができます。

