ホームページの作成やブログ運営、プレスリリースで必要になるのが画像素材です。
筆者はこのブログ(W2B)の運営で無料画像素材サイトを使ってきましたが、今回有料の「amanaimages PLUS(アマナイメージズプラス)」と「Shutterstock(シャッターストック)」の2つを1ヶ月間それぞれ契約してみました。
そこでアマナイメージズプラスを使った感想を記してみたので、興味がある方は参考にしてもらえれば幸いです。
PIXTAのように使用期限期間がない

まず、そもそもなぜアマナイメージズプラスを選んだかという理由について説明します。
日本最大のストックフォトサービスと言えばPIXTA(ピクスタ)です。アマナイメージズプラスの前に検討していたのは筆者もPIXTAでした。
しかしPIXTAではダウンロードしてから1年以内に使わなかった場合には使用権利が無効になるという規約がどうしても引っかかってしまい、見送りました。
定額制の場合、最初のダウンロードから1年以内にコンテンツを使用しなかった場合、本規約違反などの有無に関わらず、当該コンテンツについて付与されたRFライセンスは無効となります。
※マイページからの素材の再ダウンロード期限は初めのダウンロードから1年間となっておりますのでご注意ください。
アマナイメージズプラスには2021年5月に規約を確認したところ、使用期限に関しては記載されておらず、PIXTAよりも使い勝手が良いと判断したのでアマナイメージズにしました。
クオリティの高い日本人の写真がある
アマナイメージズプラスでは他の格安系ストックフォトサービスにはないクオリティの高い日本人の写真が多く掲載されています。
これが筆者がアマナイメージズプラスに興味を持った最大の理由です。amanaimagesというと大企業御用達のストックフォト・動画素材サービスであり、アマナのブランド力にあこがれて一度は使ってみたいというのもありました(笑)
シャッターストックにある写真もある

アマナイメージズプラスで提供されている日本人素材のクオリティには満足なのですが、日本人の写真の中には、Shutterstock(シャッターストック)にある写真も見つけました。
シャッターストックはコスパが高いのでブロガー・アフィリエイター御用達の海外産ストックフォトサービスとして、よく耳にします。
シャッターストックは1ヶ月課金30,000円で750枚ダウンロード、かたやアマナイメージズプラスは1ヶ月100枚プランが24,750円です。
1枚あたりのコストパフォーマンスはシャッターストックの方が上です。よって、アマナイメージズプラスでダウンロードしてからシャッターストックで見つけたら損した気分になります。
損した気分にならないように、シャッターストックにも出品されていないか筆者は確認しながらダウンロードする画像を選抜するのが少し面倒でした。
写真編集ツールが用意されていない
シャッターストックには写真編集ツールが用意されています。しかも結構な高機能です。AI生成機能も実装されています。しかし、アマナイメージズプラスには画像編集機能はありません。
写真編集であれば、やはりPhotshopやLighroomが一般的だと思うので、必要であればAdobeの通信講座に申し込んで学割価格でAdobe CCの年間ライセンスを購入するのが一番お得だと思います。
最安値の通信講座は以下のページにまとめてあります。
イラスト素材は少なめ
ブログを運営すると、日本人の画像を使っていても、ありきたりな写真が多くなります。そこで、よりリッチな見栄えとするためにイラスト素材を使いたくなりますよね。
アマナイメージズプラスは日本製の写真は多いものの、イラスト関係は弱い印象で、シャッターストックの方がイラスト素材は圧倒的に充実しています。
月額定額プランじゃ買えない写真がある
アマナイメージズプラスでは定額プランじゃ買えない写真があります。ハイクオリティな写真をアップロードしているフォトグラファー・制作会社は定額制プラン外で設定しているケースが目立ちました。
また、定額はOKなものの、年間定額プランじゃないと購入できないみたいな写真も結構あります。

アマナイメージズプラスは筆者のようなスポット的に利用したい一見さんには少し冷たい印象を受けました。
関係ない不可思議な写真が表示される
動物のコウガンやセクシー(というか完全露出…)なお姉さん、アバクロのモデルみたいな上半身ムキムキなイケメン白人男性など、アマナイメージズプラスではたまに意味不明な写真が表示されます。
検索システムの仕様なのかよくわかりませんが、どう考えても検索機能にはマッチングしておらず、どこかの海外フリー素材サイトに飛ばされたのかととまどってしまいます…
カテゴリのソート機能・キーワード検索機能の精度が低い
他にもカテゴリ検索・キーワード検索機能を使うとクオリティの低い写真が1ページ目から表示されていたりします。検索機能もシャッターストックに比べると簡素的です。
ソート・キーワード検索すると海外のフリー素材サイトかと思うような写真が多く、結局日本人の写真の100枚ぐらいダウンロードしたら、個人的には他にダウンロードしたい素材がありませんでした。
アマナイメージズのライト版ということもあり、まだまだ素材が揃っていない感じです。逆に言えば、ストックフォトで稼ぎたいフォトグラファーの方はアマナイメージズプラスでカテゴリが弱いジャンルを狙っていくのは面白いかもしれません。
ダウンロードが遅い・右クリックできない・カンプダウンロードが面倒
筆者はシャッターストックしか使っていないので比較がしにくいですが、ダウンロードが遅いです。1つの写真のダウンロードに30秒以上必要になります。
再ダウンロードも30日間限定と制約があります。
また不正使用を避けるためか右クリックできないのが非常に使いにくかったです。

拡大写真を閲覧するにはいちいちカンプダウンロードの同意をする必要あったりと、閲覧者に著作権の牽制をかけてくる感じの仕様が、シャッターストックと比較すると、使いづらさを感じてしまいます。
サクサクと拡大写真を確認して、スピーディーに大量の写真をダウンロードしていくならシャッターストックに軍配が上がります。
画像素材サイトのアマナイメージズプラスを使った感想 まとめ
アマナイメージズは個人的には微妙に感じてしまった最大の理由が1ヶ月3万円で利用できるシャッターストックにも同時掲載されている写真をよく見かけたからです。
全てではありませんが、結局アマナイメージズプラスで1ヶ月定額プランで購入できるクオリティの写真はシャッターストックでも入手できる可能性があるので、先にシャッターストックで掲載してないか調べた方が良いでしょう。スポット月額契約ではダウンロードできない素材があるのも要注意です。
筆者は1ヶ月定額100枚のプランを契約しましたが、アマナイメージズプラスは数年に一度の契約で十分な気がします。
個人的には仮に、毎月契約または毎年スポット契約するならShutterstockの方を今後はメインで使おうと思います。
アマナイメージズさんは大手企業・有力メディア御用達といった印象で、アマナイメージズプラスのようなライトなストックフォトサービスはこれから力を入れている感じといった印象を2021年段階では受けました。
ただ、シャッターストックにはないハイレベルな日本人の写真があるのは確かなので、以下のような方はアマナイメージズプラスを検討してみたらいいかと思います。
- シャッターストックのような個人アフィリエター御用達サイトで素材かぶりしたくない
- 年契約予定で年間に数回〜数十回程度でプレスリリースやHPの大事な場面で使用する
- 制作会社が納品しているような高品質な日本人素材が欲しい
- PIXTAのように1年以内に使用しないと使用権利が失効する規約は避けたい

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