人気ホームページ作成作成ツールの「ペライチ」簡単にホームページ作成が出来てしまうので、2014年のサービスリリースから、多くの方に支持されているHP作成ツールです。
でもホームページ作成ツールって、他にもWixやJimdo、ワードプレスなど数多くのツールが存在するので、ペライチは他と一体何が違うのか分かりにくい方も多いのではないでしょうか?
そこでペライチの特徵やメリット・デメリット、評判や料金体系などについて詳しく解説したいと思うので、参考にしてもらえれば幸いです。
ホームページ作成のペライチとは?特徵(メリット)は7つ
サービス名 | ペライチ |
運営会社 | 株式会社ペライチ |
会社設立年 | 2014年 |
無料プランの有無 | 有 |
開発国 | 日本 |
HTMLやCSSが分からなくてもホームページ作成ができるツールは数多く存在します。その中で、ペライチの特徵は以下7つです。
- ランディングページ作成に便利
- 開発が日本の会社
- テンプレートの業種が豊富
- オリジナルテンプレートの制作代行サービスあり
- チュートリアル機能がある
- 格安手数料のネットショップ機能
- 無料プランあり
ランディングページ作成に便利
ペライチが得意とするのは、サービス名が表しているように1枚完結型のサイトです。
「キャンペーンサイト」「ランディングページ」「全部の情報を1枚に集約させた企業の公式サイト」などの枚数の少ないサイトを直感的に制作できます。
特にページスクロールでモーションがつけられるパララックスアニメーションが無料版からでも利用できるのはLP制作に利用したいユーザーには嬉しい機能です。
1枚完結型のサイト作成が得意ですが、複数ページのサイトも作ることも可能です。
事業会社ではリスティング広告用のキャンペーンLPをサクっと制作する場合に重宝しているケースが多いです。
全て画像のLPだとリスティング広告単価が高くなりがちですが、ペライチのようにHTMLでコーディングされているLPは広告単価の節約にもなります。
開発が日本の会社
ペライチは日本のWeb系ベンチャー企業「株式会社ペライチ」が開発しているWebサイトビルダーです。Webサイトビルダーとして世界的に有名なのはJIMDOやWixですが、これらは日本人専用のHP作成ツールではありません。よって日本語のホームページを作る場合には使いにくい部分もあります。
その点、ペライチは日本人のためだけに作られているので、他のグローバル使用のWebサイトビルダーよりもかゆいところに手が届くような機能性やデザインが意識されています。
ちなみに他にも日本だけののWebサイトビルダーとしてはグーペやAmebaOwnd、STUDIOなども存在します。詳しくは「 個人の自作におすすめの人気ホームページ作成ソフト」を参考にしてください。
テンプレートの業種が豊富
ペライチはテンプレートの数こそ60種類ほどですが、様々な業種や目的を意識したテンプレートが用意されています。
テンプレートの 特徵や業種 | プレミアム/決済オプション専用/ビジネス/サービス/自動車/イベント/セミナー/店舗・施設/ホテル/貸し別荘・キャンプ場/不動産/士業/健康&フィットネス/結婚式/通販/サロン/NPO/食品/団体・会社/採用/キャンペーン/ポートフォリオ/政治家/シンプル/レストラン/通信/工場/高品質/おしゃれ/グラデーション/不動産/野外イベント/プレゼントキャンペーン/保育園/スタジオ/ネイルサロン(求人用)/ネイルサロン(シンプル)/女性向け/セミナー(資料請求)/ |
他のWebサイトビルダーでは見つからないような業種・目的のテンプレートも多いです。
また最近はトップページだけじゃなく、「お問い合わせ」「メニュー」「事業紹介」のような専用ページのテンプレートも追加されました。
自分が作りたい用途と近い方が、完成するまでの道のりが短いので、目的と近いテンプレートで作り始めるのがオススメです。
オリジナルテンプレートの制作代行サービスあり
ペライチでは、完全オリジナルのペライチサイトを制作代行するサービスもあります。
ペライチを使いたいけど、「既存のデザインではしっくりこない」「よりオリジナリティの高いサイトを作りたい」「成約につながるようにWebマーケター目線でしっかり設計して欲しい」といった要望に答えて、個別にヒアリングした後、ペライチ公式認定されたWeb制作会社が対応にあたります。
WixやJimdoでも第三者による制作代行サービスがありますが、ペライチの場合は運営会社自体が制作会社をマネジメントしているのは珍しい仕組みです。
このペライチ制作代行サービスは2019年に大幅パワーアップして、今ではかなりレベルの高いコーポレートサイトやECサイトの制作依頼も行うことが可能になっています。
チュートリアル機能がある
Webサイトビルダーを使えば、全くWeb知識がない方でも簡単にホームページを作れてしまうのですが、それでもWebサイトビルダーすら、これまで使ったことがない方もいると思います。
ペライチでは実際にチュートリアル形式で、指示を見ながら、テンプレートを編集して、ペライチの使い方を学習していく機能があります。
Webサイトビルダー未経験でも、位置からWebサイトビルダーの使い方を学んでいくことが可能です。このようなチュートリアル形式の学習ツールがあるWebサイトビルダーはほとんどないので、「Webサイトビルダーって何?」という方は、ペライチのチュートリアルを体験してみるのもいいかもしれません。
格安手数料のネットショップ機能
ペライチにはネットショップ決済機能もあります。
ネットショップを作れるWebサービスは数多くありますが、ペライチの場合、他社よりも手数料が非常にお手頃になるのが特長の1つです。ネットショップサービス会社に支払う販売手数料を節約したいのであればペライチはオススメです。
またクレジットカード払いだけでなく、コンビニ後払いも選べるので、インターネットでカード情報を入力したくない顧客を逃がすこともありません。
会社名・サービス | ペライチ | A社 | B社 | C社 | D社 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 小口商品:無料 大口商品:4,900円 | 60,000円 |
月額費用 | 1,100円 | 無料 | 500円 | 1,000円〜 | 5,000円〜100,000円 |
クレジットカード決済手数料 | 売上の3.5% | 売上の3.5%+40円 | 売上の3.24% | 売上の5.5%(個人) 売上の4%〜5%(法人) | 月額3,000円+売上の2.65%or売上の23.6%+処理料15円/件 |
販売手数料 | 無料 | 無料 | 売上の2.5% | 無料 | 2%〜7%(システム利用料)+1%(会員の購入金額)+1.3%(アフィリエイト経由の売上)+0.1%(安全性利便性工場の為の費用) |
無料プランあり
ホームページ作成ツールの中には、数週間の試用期間が終了した後は、有料版に申し込まなければならないサービスもありますが、ペライチでは無料でずっと使い続けることができるスタートプランが用意されています。
無料版でもパララックスアニメーションも利用できます。
そして、Wixなどでは無料で使うと、「Wixで作りました」みたいな表記が入るのですが、ペライチでは無料版でも「Created by ペライチ」の表記を30日間限定で消すことができるので、1ヶ月限定のキャンペーンサイトを作成したい場合には便利かもしれません。
無料からでも利用できますが、基本的には無料版ではなく有料プランで運営することを前提に検討しましょう。
ホームページ作成ペライチのSEOは強いの?
「ペライチのSEOって強いの?」と疑問に感じている方も多いと思います。
ペライチの公式サイトには「専門知識がなくても SEOに最適化した ページの作成ができます 」との一文があります。
この文を見ると、SEOが強いと感じてしまいそうですが、他のホームページ作成ツールよりも上位表示できるという意味ではありません。
ペライチで作ったソースコードのHTMLは正しいです。しかしHTMLが正しく記載されていても、上位表示されやすいということはありません。基本的にWixやJimdoなど他のWebサイトビルダーも同じく、正しい記述のコードが出力されているので、WebサイトビルダーでSEOに強い・弱いは存在しません。
HP作成ツールのドメインパワーを利用して上位表示を狙うという方法は古くから人気がありますね。Ubersuggestでドメインパワーを調べてみたところ、WixやJimdoと比べても、特別ドメインパワーが強い訳でもなかったので、個人的に「ペライチ = SEOに強い」は都市伝説のような印象を受けます。
ツール名 | Wix | ジンドゥー | ペライチ |
ドメインパワー | 95 | 93 | 89 |
※2020年6月Ubersuggest調べ
またSEO対策の手段の1つとしてブログを書いて検索からトラフィックを増やす方法がありますよね。
ペライチは基本的にページ数を1〜数枚程度のサイトを作る場合に使用します。WordPressで作ったサイトでブログ記事を毎月せっせと書いてコンテンツを増やすサイトと比較すると、ペライチでは検索ワードに引っ掛けるためのページ数が少ないので、ブログ量産でのロングテールSEOやりたいのであれば、ワードプレスを使いましょう。
ホームページ作成ペライチの料金体系と機能
ペライチの料金プランは以下5つが用意されています。
ペライチは2022年に料金体系が改定されました。
スタートプラン
スタートプランは1ページだけですが、ずっと無料で使うことが可能なプランです。
「1ページだけでいい」「アクセス解析は使わない」「お問い合わせフォームもいらない」「独自ドメインも使わない」という方であれば、このスタートプランをずっと使い続けるのもアリです。
スタートプランでも初月の30日間だけ有料のライトプランの機能が利用できます。
ライトプラン
ライトプランは、作れるページ数が3枚になるのに加え、「独自ドメインへの変更」「問い合わせフォームの作成」などが利用できるようになります。
問い合わせフォームや独自ドメイン、アクセス解析、Googleサーチコンソル機能などは商用サイトを作るのであれば必要になってくることが多い機能なので、本格的にサイト運営するのであれば、最低でもライトプラン以上がおすすめです。
ライトプランは最低限の商用利用に耐えうるプランです。ただし、ホームページとして利用するならページ制限がない他社のホームページ作成ツールの方が初心者には使い勝手はいいかもしれません。
レギュラープラン
レギュラープランでは作れるページ数が5枚になり、「HTML・CSS・JSコードの埋め込み」「フッター広告の削除」「部分的な文字サイズの変更」「プレミアムブロックデザイン」などが利用できるようになります。
Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールは下位プランでも専用の埋め込み機能が用意されています。Googleタグマネージャーなどを使用するのであればレギュラープラン以上にしましょう。
ビジネスプラン
ビジネスプランは作れるページ数が20枚に加え「決済オプション」「集客サポートオプション」の費用も含まれています。ネットショップを作成したり、顧客管理やメルマガ機能を利用したいのであれば、ビジネスプランがおすすめです。
ビジネスプラン以外でも以下の料金を支払えばオプション機能は利用できます。ページ数だけ変更したい場合には、それぞれのプランで1ページにつき月額330円で追加することも可能です。
オプション | 月額利用料金 |
集客サポート | 4,378円 |
決済 | 1,100円 |
ページ追加 | 330円/ページ数 |
どのプランがおすすめかは、サイトを作る目的がそれぞれ違うので一概に言えませんが、通常の会社の公式サイトならレギュラープランで十分です。まずは無料のスタートプランで使い勝手などを確認してみてください。
ホームページ作成ペライチの評判・口コミ情報
参考までに、ペライチを利用しているユーザーのSNSなどからの評判・口コミ情報を集めてみました。
キーワードごとに着地ページを変えたり、ターゲットを絞ったFacebook広告の着地ページを作成するのに、ペライチを使っています。画像加工を含めて、1時間程度で着地ページが作成できるので、どんどん量産することができます。CVRも、2ヶ月で3倍くらいになりました。
誰にでもできちゃうんじゃないかってくらいにとにかく簡単さが魅力のページ作成ツールです。ページのボリュームや人によるかもしれませんが、1時間あればそれなりのかっこううページができちゃう気がします。個人のお店経営者とか、特に良いのではないでしょうか?
仕事柄、中小企業にネットマーケティングの指導をしていますが、ペライチはアナログな社長でも慣れれば、伝わるページが自作できるので、よく使います。 また、いきなりホームページを作るのではなく、ペライチでLPを作って、様子が分かってから、ホームページに行くというステップとしても良いですね
自分でコーディングまでできるからペライチを使わなくてもLPを作ることは出来る。 だけどLPで大事なのはコーディングではない。ペライチを使えばサクサクっと1枚ペラのページが作れるから、コーディングという手間を省くことが出来る。 LPだけじゃなくて、自分のサービスやメニューをWEBチラシとして1枚にまとることもできる。ページの複製もできるからA/Bテストにも使える。
全体的に好印象な評価をしている方が多い印象を受けました。特にプロのWeb制作会社やWebマーケターが利用していることからも製品の質が高いことがわかります。確かに、ペライチはさくっとキャンペーンサイトやモック(テストサイト)が短時間ですぐに作れてしまうので便利です。
良い評判ばっかりで、悪い口コミはほとんど見つからなかったのですが、それはペライチをこれから使いたい人にとっては逆に怪しく感じると思うので、個人的にいまいちと感じた部分も紹介します。
ページ枚数で料金が変わってしまう
ペライチの料金体系はちょっと特殊で、ページ枚数によって料金が変化します。基本的に他のHP作成ツールはページ数で料金は変化しません。
またペライチで作れるようなホームページは他のWebサイトビルダーでも作れるので、枚数制限がない分、料金的には他のノーコードHP作成ツールの方が初心者向けな気もします。
テンプレートの一部が有料
ペライチではテンプレートの一部が有料です。お値段は数千円程度ですが、やはりテンプレートは全部無料にして欲しいですね。
編集対応ブラウザはChromeのみ
ペライチの編集の推奨WebブラウザはGoogle Chromeのみです。他のWebブラウザを利用している方は、正常に動作しない場合があるので、Chromeを使っていない場合には別途インストールしなければなりません。
他のWebサイトビルダーはメジャーどころのWebブラウザであれば、どれでも編集できるのでちょっと面倒です。
Firefoxで編集してみましたが、テキストの内容が消える不具合を確認しました。ただテキストエディタで書いた内容をペーストすればいいので、他のWebブラウザでも問題なさそうです。
利用規約がちょっと厳し目
ペライチを利用して作ってはいけないサイトがあります。
- アダルト、出会い系に関連するページ(マンガ、アプリ、動画、使用済み下着など)
- ギャンブルに関連するページ(海外サッカーくじなど)
- 詐欺を助長するページ
- 麻薬や危険ドラッグに関連するページ
- フリーメール等で複数アカウント取得をして制作したページ
- ワードサラダや他のサイトをコピーするなどのスパム行為
- 作成したページを通じて第三者に迷惑をかける行為
悪意のあるサイトが大半ですが、悪意はないけどギャンブルなどの業種でサイトを作りたい方もいると思います。そのような方は他の規約がゆるいWebサイトビルダーの利用をおすすめします。
ペライチの評判の特徴まとめ
- ランディングページを作るのに最適
- パララックスアニメーションが美しい
- 国産のWebサイトビルダー
- 無料プランあり
- テンプレートの業種が豊富
- 決済機能の手数料が格安
- プロのWeb制作会社でもテストサイトに使われている
ペライチは数少ない国産のWebサイトビルダーです。日本人が見ておしゃれと感じるサイトを短時間でサクっと制作することが可能です。
近年はデザインテンプレートもクオリティが高いものが多数追加されたり、予約機能が実装されるなど、精力的にグレードアップしています。
別のホームページと併用して一時的なキャンペーンサイトとして利用することも可能ですし、長期的に公式サイトとして利用することもできます。プロのWeb制作会社もテストサイトに使っているので、性能は折り紙付きでしょう。
スタートプランは無料で利用できるので、まずは実際に自分の手で試して、どのノーコードホームページ作成ツールが自分にピッタリなのが試してみてください。