ハンドメイドマーケットのミンネ。ハンドメイド作家に人気ノネットショップの1つです。
そんなミンネに出品したけど、商品が全く売れない… と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
確かに昔に比べると個人のクリエイターが商品を売るためのミンネやメルカリなどのサービスは増えましたが、先行して商品を販売したハンドメイド作家の方がレビューもつきやすくて、ミンネ内でも露出されやすいです。
そこで、ミンネで全く売れないとお悩みの方に向けて、なぜ売れないのか理由と対策方法について解説してみたいと思います。
ミンネ(minne)で全く売れない9つの理由
ミンネで商品が全く売れないのは以下9つの理由が原因のことが多いです。
- SNS(インスタ)を利用していない
- ホームページを持っていない
- プロフィールが雑
- 画像の見栄えが悪い
- 男性向けのアイテムを作っている
- 100均で買えそうorライバルが強い
- 値段設定が高い
- ミンネストア内のSEO対策していない
- メディアにプレスリリースを送ってない
SNS(インスタグラム)を利用していない

集客にSNSの利用はオンラインショッピングではもはや欠かせないツールの1つとなりました。SNSはFacebook・Twitter・Instagaram・TikTokが4強です。
その中でもハンドメイド作家が使うべきはインスタグラムです。
インスタは写真がメインのSNSであることや美的センス・ファッション感度の高いユーザーが多いのでミンネを使うユーザーとの親和性が高いです。10代〜20代前半向けならTikTokも良いかもしれません。
SNSは数少ない個人でも大手企業に勝てる可能性のある集客方法なので、基本的にSNSを中心としたプロモーションを考えるのが第一です。
ちなみにTwitterはインスタにはない拡散力が魅力ですが、男性的な暴力的なコメントも多いことや、暇つぶしに利用されることが多く、ハンドメイド作家の物販には向かないので使わなくてもいいです。
HPを持っていない

ハンドメイド作家に多いのが、公式ホームページを持っていない方です。販売するだけならミンネだけでも可能ですが、ホームページがないことが売れない原因の1つとなることがあります。
公式ホームページは、ミンネだけでは伝えられない情報やブランドの雰囲気などを伝えることができます。
また公式ホームページがあれば、「しっかりと運営しているブランド」「副業感覚ではなく、本気度が高くクオリティも高そう」などポジティブな印象を与えてくれます。
どこかのマスコミやWebメディアが取り上げたい、ビジネスの話をしたいといった際に自分のホームページを持っていないと信頼性が低く見えてしまうのでチャンスを逃してしまう可能性もあります。
これまで作ってきた作品などのポートフォリオ写真や経歴などミンネだけでは伝えられない情報も盛り込むことができるので1人のクリエイターとしての価値を高めるべく、公式ホームページは必ず用意しておきたいです。
ミンネと同じGMOペパポ株式会社でもグーペというホームページ作成サービスを開発しています。しかし、ハンドメイド作家さんであれば、ネットショップ機能の実装も簡単なWixなどの方が使いやすいでしょう。
グーペ以外にもHPの作成方法は色々あるので、以下のページを参考にしてみてください
プロフィールが雑

プロフィール欄がいい加減な人の商品は売れません。理由としてはハンドメイド作家としてのプロ意識が低く、副業・お小遣い稼ぎでやっているように見えてしまうからです。
商品の個性や他の類似品との違いなど差別化ができる魅力的な文章を書けるように楽天などのECサイトを参考にセールスライティングを意識してみてください。
また「返品不可」「ノークレーム・ノーリターン」といったメルカリでよく見る文面は上から目線の印象を与えてしまうので書かない方が無難です。
同じく特定商取引法に記載されてある電話番号に「対応できないので電話かけないでください」みたいなことを書いてしまうと信用できないと判断されて購入されません。
サポート体制がしっかりしていない出品者の商品は購入してもらえにくいので、作家として長期的に活動していくのであれば、サポート体制は充実させていくようにしましょう。
画像の見栄えが悪い

メルカリだと画像のクオリティが少し悪い方が業者ではなく、素人っぽさが出て売れやすいといいうことがあります。
メルカリは既製品を売るのがメインなので、素人写真の方が好まれますが、ミンネはハンドメイド作家のオリジナル作品を販売しているので、素人っぽい画像よりもプロのカメラマンが撮影したようなクオリティの高い写真が好まれます。
写真にもこだわれる方の方が几帳面さ・プロ意識などを連想させて「この人の作った商品なら品質も高そう」といった印象を与えることができます。
ブランディングにもなるので、画像はプロの撮影したような写真のみを使うように心がけましょう。写真だけでなく、文字やイラストなど画像編集も行うといいと思います。
男性向けのアイテムを作っている
ミンネのランキング商品を見ると、大半のアイテムが女性向けということもあり、実際に購入しているのは女性ユーザー(特に20〜30代)が多いと予想できます。
もしトレンドに敏感な若い女性世代の商品を取り扱っていないのであれば、この世代をターゲットにした新商品を開発してみるのもいいかもしれません。

ミンネ運営に好かれるタイプの商材が存在します。逆にそうじゃないクリエイターは本部がピックアップしないので露出が増えにくいです。
運営の発信力を利用したい方は、あえて作風と違ってもミンネの特集に掲載される目的の商品を企画するのも面白いかもしれません。
100均で買えそうorライバルが強い
現在ミンネで販売している商品が100均でも購入できるようなアイテムであれば売れません。近年は100円ショップにあるような中国の大量生産品でもデザイン性の高い雑貨・日用品が数多く販売されています。
コスパに優れた100均アイテムと似たようなデザインであれば、わざわざ送料を払ってまでミンネで購入する必要はないので、より尖ったデザインにしたり、100均では販売していないようなジャンルの商品を企画する必要があります。
またミンネでも人気商品がありますが、そのような定番商品と似たような商品の場合知名度・レビュー数が少ない出品者から購入するメリットがないので、何かしら優位性を確立しないと売れません。
値段設定が高い
ミンネで売れる商品を作る重要な要素の1つが値段決めです。ユーザーは「クオリティの高い商品を少し安く買えた」際にお得感・幸福感を感じることができます。
自分が売りたい商品の競合の値段のボリュームゾーンを考えて、尖った特徴があれば同じぐらいの値段、デザイン性が弱ければ、少し安い値段にするとお得感を演出できます。
また値段がいくら安くても100均で購入できるような商品には魅力を感じません。値段だけでなく、そもそもミンネで購入する理由を考えて商品作りをするようにしましょう。
ミンネストア内のSEO対策していない

ミンネで特定の商品ページが見られる経路としては、「ランキング・人気アイテム」「特集・ピックアップ」「検索」の3つがメインです。
ランキングや特集に選ばれるのは少し難易度が高いですし、まず誰かに注目されないといけないので、自分で施策することができません。
自分で集客の導線を張れる数少ない施策が検索からの流入です。
検索して商品を探してもらうには、商品名に盛り込む必要があります。「財布 ピンク」とすれば、商品名には検索でヒットさせたいキーワードをしっかり記入しましょう。
ちなみにYahooなどの検索エンジンでペナルティ対象となるキーワードの羅列はミンネでは利用可能です。自分の商品の特徴となるようなキーワードを羅列してしまっても現状は問題ありません。多くのランキングアイテムでもキーワードの羅列が利用されているので、検索上位表示されているアイテムの商品名を参考にしてみてください。
ちなみにどんなキーワードでどれぐらいの検索ボリュームがあるかといった情報は「Ubersuggest」などを利用することで調べることができます。
またミンネではハッシュタグも利用できるので、商品ページでは積極的にハッシュタグをつけて、検索の動線設計をしていきましょう。

メディアにプレスリリースを送ってない
ミンネ以外の集客手段として商品情報などのプレスリリースを送ることも検討してみてください。
ミンネで活動している作家さんの多くがメディアで紹介されています。どのようなメディアが掲載歴があるのか傾向を確認してみると自分の作品でも掲載される可能性のあるメディアが見つかるかもしれません。

まとめ
- SNSを利用していない
- ホームページを持っていない
- プロフィールが雑
- 画像の見栄えが悪い
- 男性向けのアイテムを作っている
- 100均で買えそうorライバルが強い
- 値段設定が高い
- ミンネストア内のSEO対策していない
- メディアにプレスリリースを送ってない
ハンドメイド作家なら、なるべく自分の作品制作に集中したいところですが、ネットで商品を売る以上、上で述べたようなWeb集客の施策は避けて通れません。
Webマーケティング目線で考えるスキルが身につくと商品の企画にも応用が効くので、ぜひ面倒くさがらずに、ホームページの作成やSNS運用、プレスリリースなど、色々とトライしてみてください。