仕事がなく案件獲得にお悩みのイラストレーターも多いのではないでしょうか。そこでイラストレーターの集客方法について解説したので、参考にしてもらえれば幸いです。
合わせて「仕事に困っているイラストレーターがやりがちな効果がない案件獲得方法」についても解説します。
- 仕事がないイラストレーターにおすすめの集客方法一覧
- Webデザイナーとして営業活動する
- ローカルビジネスマッチングサービスを利用する
- グラフィックレコーダーなどイラスト関連のマイナー職を兼業する
- イラストの仕事もさせてもらえそうな会社に事務職として就職する
- 在宅事務代行エージェントに登録する
- Web広告やSNS集客に力を入れている実業会社に直営業する
- マンガ・動画マーケティング会社に営業する
- ストックイラストサービスに登録してみる
- フリーイラスト素材サイトを運営する
- レベルの低いVtuberに対して素材を無料で提供する
- コンペ・コンテストにエントリーする
- YouTubeやTikTok向けにバズるイラストアニメを作成する
- SNSではトレンドの二次創作に力を入れる
- Pixivアカウントを高品質に保つ
- イラストレーター関連のポータルサイトに登録する
- リアル人脈を広げる
- 生成AIで代用できないスキルを身につける
- 仕事がないイラストレーターの仕事獲得方法の特徴
- 仕事がこないイラストレーターの集客方法 まとめ
仕事がないイラストレーターにおすすめの集客方法一覧
イラストレーターにおすすめの集客方法としては以下があります。一つずつ解説していきます。
- Webデザイナーとして営業活動する
- ローカルビジネスマッチングサービスを利用する
- グラフィックレコーダーなどイラスト関連のマイナー職を兼業する
- イラストの仕事もさせてもらえそうな会社に事務職として就職する
- 在宅事務代行エージェントに登録する
- Web広告やSNS集客に力を入れている実業会社に直営業する
- マンガ・動画マーケティング会社に営業する
- ストックイラストサービスに登録してみる
- フリーイラスト素材サイトを運営する
- レベルの低いVtuberに対して素材を無料で提供する
- コンペ・コンテストにエントリーする
- YouTubeやTikTok向けにバズるイラストアニメを作成する
- SNSではトレンドの二次創作に力を入れる
- Pixivアカウントを高品質に保つ
- イラストレーター関連のポータルサイトに登録する
- リアル人脈を広げる
- 生成AIで代用できないスキルを身につける
Webデザイナーとして営業活動する
まずはイラストレーターとして活動するなら、Webデザイナーとしても案件獲得できるようにしておいた方が案件獲得しやすいです。ホームページには画像素材が必須なのでイラストの仕事にもつながります。
Web制作といってもWix(ノーコードHP作成ツール)やWordPress(ローコードHP作成ツール)を使って、簡単にWebサイトを作成できるレベルで構いません。
世の中には、ノーコード・ローコード系HP作成ツールすら使えずに会社のWebサイトを持っていない事業者も多いです。そして、そのような事業者はイラストに対しても高い要求を求めてこないケースが多いため、優良顧客になってくれる期待値が高めです。
イラストレーターであれば、イラストを多用した温かみのあるホームページを納品できるので、コーディングに強いWebデザイナーとは、違った切り口にてオリジナリティ溢れるホームページを納品することができます。
- イラスト単体の需要よりもHP制作の方が需要が大きい
- 月額契約(ストック収入)が期待できる
- 発注主のイラストの良し悪しを見るスキルが低い
- Web制作だと需要のある業種の幅が多岐にわたる
- イラストに強いHP制作会社が少ない
- HP作成ツールの機能が格段に上がっており、ビジュアルだけカスタマイズすれば十分な時代になっている
ローカルビジネスマッチングサービスを利用する
イラスト案件を獲得する手段としてクラウドソーシングを利用している方も多いのではないでしょうか。しかし、クラウドソーシングサイトは競争過多となっているのが現状です。
そこでクラウドソーシングの代替として活用したいのがローカルビジネスマッチングサービスです。以下がローカルビジネスマッチングサイトの代表例です。
クラウドソーシングが全国のイラストレーターと案件獲得で消耗しないといけないのに対して、ローカルビジネスマッチングでは、対面でのサービス提供を前提としているので、商圏エリア内での競争に勝てば案件獲得できます。
出張似顔絵等の案件もありますが、どちらかと言えばグラフィックデザイン系のクリエイティブ案件も多いので、「グラフィック + イラスト」の両方ができると、より案件獲得しやすいでしょう。
グラフィックレコーダーなどイラスト関連のマイナー職を兼業する
上でイラストレーターとWebデザイナーの兼業を推奨しましたが、他にもイラストレーターと兼業しやすい職業はあります。たとえば定番ですと、グラフィックデザイナーです。紙媒体の需要はWebのおかげで目立たなくなっていますがグラフィックデザインも古くからあるイラストレーター兼業されてきました。
また近年だとイラストレーターが「グラフィクレコーダー」のような新しいイラスト系のビジネスサービスを提供されるケースも増えています。
リアルタイムで講演・会議の内容をグラフィックを使って記録する情報伝達手段。
グラレコはビジネスやアカデミックなクライアントが多いので、イラストレーターとしても新しい分野です。
グラレコのような少し切り口をずらした職業がイラストレーション系では誕生させやすいです。誰もやっていないコンセプトでイラストスキルを活かせる職業を創作すれば自分が第一人者として全国から問い合わせが入る可能性があります。
イラストの仕事もさせてもらえそうな会社に事務職として就職する
イラストの仕事をしたいのであれば、業務の一部としてイラストの仕事を任せてもらえそうな会社に事務職として就職することも検討してみてください。
イラストレーターは食べていけない職業の一つとしてやり玉に挙げられることが多いです。また実際正社員としてインハウスのイラストレーターとして働いている方の、技術レベルは非常に高いです。新人だと、自分には無理と挫折してしまいそうです。そのうえ中途半端な下請け制作会社レベルに正社員として勤務しているクリエイターは薄給激務の労働環境で働いていたりします。
イラストレーターとしての就職は正規雇用でも将来が不安なので考えものです。しかし普段は事務などのバックオフィスとして働いていて、広報やマーケティング業務の一部としてイラストレーター関連の仕事の時間を貰える職場だと労働環境が恵まれている可能性があります。
社内体制が整っており分担制や外注リソースを上手く使っている会社では難しいかもしれませんが、レベルが低いイラストレーターが安定的にイラストで食べていくのであれば、事務職として働くのが現実的な道なので、検討してみてください。
事務職の一部でも、従業員としてイラストの経験が積めば実績になって、キャリア構築にプラスに働きます。
在宅事務代行エージェントに登録する
事務職としてフルタイムで働くと、イラストレーターとしての営業活動ができなくなるので、正規・非正規関係なく就職はしたくない方も多いと思います。
副業禁止されたくない場合には在宅事務代行エージェントへの登録も検討してみてください。在宅事務は業務委託のため、勤務時間に縛られません。案件も取るか取らないかの裁量があるので、勤務時間をフレキシブルに決めることができます。よって、イラストレーターの仕事を中心に、すきま時間で事務をしたい場合にはおすすめです。
事務代行は様々なバックオフィス業務を企業から請け負っていますが、広報やマーケティング領域でイラスト作成などクリエイティブなスキルを求められる案件があります。クリエイティブジャンルではイラストレーターとしての本業の力を発揮できるでしょう。
ちなみに、事務代行エージェントは女性スタッフを中心に採用しているみたいです。男女差別になるので表向きには言いませんが、男性は期待しない方がいいでしょう。
Web広告やSNS集客に力を入れている実業会社に直営業する
イラストレーターであれば出版社などのマスコミ関連やゲーム業界などには直営業されていると思いますが、競合が多い業界です。確かにイラストレーターとしては、やりがいのある華やかな業界ではあるのですが、案件獲得に繋がっていないのであれば、まずはマスコミ・ゲームなど以外の実業がある会社への営業の方が、競合が少ないので、案件獲得の期待値が高めです。
たとえばWeb広告やSNS集客での集客をしている事業者は集客力アップをさせたい顕在意欲が強いです。クリエイター需要の低そうな実業でも、イラストの力で集客力アップのお手伝いができるのであれば、興味を持ってくれる可能性があります。
特にWeb広告を出稿している事業者は広告予算があるので、一部を反響率アップのためにイラスト発注へ回してもらうことが期待できます。SNSアカウントへのDMや問い合わせフォームより連絡を検討してみてください。
多少手間はかかるものの、見込み客用に先にデザインやイラストを作ってしまって提案してみるのもアリです。
マンガ・動画マーケティング会社に営業する
世の中にはマンガや動画を使ったマーケティング会社が存在します。
マンガじゃなくてイラストがやりたいのが本音だとは思うのですが、マンガは情報を伝える手段では非常に優れており、マンガや動画のマーケティングに強いマーケティング会社が存在します。
マンガマーケティングをまだ実施していないホームページ制作会社に対して
私と業務提携することによって御社のクライアントにマンガサービスを提供できます!
なんて自分から地元のHP制作会社に新規サービスを提案してみるのも面白いかもしれません。
ストックイラストサービスに登録してみる
イラストをお金に変える手段としてココナラやクラウドワークス以外にもストックイラストサービスがあります。ストックイラストサービスは簡単に言えば素材販売サイトです。写真やイラストを出品しておいて、ダウンロードされると収益が発生します。
自分のイラストが不特定多数の個人ブログに利用されるのは複雑な気分ではありますが、ストックフォトもポートフォリオになります。イラストのスタイルが気に入ったクライアントからストックフォトの事業者情報を手がかりに連絡してくれる可能性もあるので、
フリーイラスト素材サイトを運営する
ストックフォトサービスは歴史が長いサービスで、参入障壁も低いために、競合が多いのも事実です。出品していて儲かるケースは少くなりました。
それであれば、個人でイラスト素材サイトを運営して、そこからフリーミアムという形でオリジナルイラストの直案件を獲得する方法もあります。
「いらすとや」のように、世間でポジティブなイメージを持ってもらえる可能性があるので、余裕があるのであれば、フリーイラスト素材サイトを少し運営しておいても損はないでしょう。フリーイラスト素材サイトはポートフォリオサイトとしても利用できます。
YouTubeでよく見かける僕は公式のイラストではなくて坂本アヒルさんが描いた非公式イラスト素材なのだ。でも、ずんだもんと言えば、もうアヒルさんのイラストの方が公式よりも有名なのだ!
レベルの低いVtuberに対して素材を無料で提供する
SNSは「テキスト → 画像 → 動画」と変遷しており、現在は動画プラットフォームが最も活気にあふれています。
残念ながら、YouTubeなどの動画コンテンツプラットフォームで広告収入で一発当てるのは難しい時代です。その代わりライブ配信でファンの配信者スパチャ機能(投げ銭)でお金を上げるみたいなのがマネタイズ方法が現行では主流となっていますす。
よってSNSの中でもライブ配信が最もお金が回っているジャンルとなります。Vtuber(バーチャルユーチューバー)はライブ配信ジャンルとしては人気があります。しかし、個人勢だとアバター素材のクオリティが低かったりします。
そこで、これから伸びそうなトーク力のあるVtuberにLIVE2Dなどのライブ配信用のアバター素材を無料提供して、そのかわりにクレジット表記をしてもらうことで、認知度を高めることが期待できます。
コンペ・コンテストにエントリーする
イラスト関連では出版社を中心に数多くのコンテストが開催されています。コンペサイトもたくさんあります。イラストレーターとして活動し初めてまだ時間が少ない10〜20代であれば、積極的にそのようなコンテストに応募も検討してみてください。入賞すれば実績となり箔をつけることができます。
自分のホームページがあれば、被リンク貼ってもらえてSEO対策になったり、サイテーションも増えてGoogle検索でヒットしやすくなります。お金を稼ぐよりも先に実績を詰みたいというモチベーションの方が高いのであれば、積極的にコンペには応募してみてください。
YouTubeやTikTok向けにバズるイラストアニメを作成する
コンペは審査員から、選ばれないといけないので、性に合わないという方も多いと思います。今の時代に、審査員に判断されるのはイヤという方はSNSを活用して集客するのが王道となります。
イラストレーターにおすすめなのはYouTubeやTikTokでのイラスト作成です。バズを意識した面白い動画を自分のイラストと合わせて作成してみてください。
イラストは近年のSNSで最も反響が高いショート動画とは相性が良いので、拡散が期待できそうな動画を使っていれば、案件獲得手段の一つになる可能性があります。
SNSではトレンドの二次創作に力を入れる
アニメやマンガは毎年トレンドがありますよね。マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター二次創作には興味がないイラストレーターも多いと思いますがSNS経由での集客を考えると、やはり需要のあるコンテンツを切り口に自分の作品のコンテンツを発信できるのは強力です。
バズ狙いなどの打算的な部分はありますし、トレンド(流行)を追いかけるというのはクリエイターとしては思う部分はあるとは思います。しかし集客を考えると、利用できるものは、とことん利用していった方が得策です。
Pixivアカウントを高品質に保つ
ゲーム・マンガ系イラストレーターにとってはXやインスタよりも重要とも言って過言ではないSNSがPixiv(ピクシブ)です。すでにPixivは利用しているかと思いますが、Pixivのアカウントはポートフォリオページとして利用できます。
またXのような拡散性はないもののフォロワーが多いと、実力があるイラストレーターだとの客観性の指標になってくれます。フォロワーがポートフォリオサイトと、Pixivisionなどのイラスト系Webメディアで紹介されれば、箔がつくので、資産になります。
イラストレーター関連のポータルサイトに登録する
イラストレーターを登録するポータルサイトがいくつか存在します。たくさんのイラストレーターが登録しているので、集客には結びつかない可能性もありますが、料金によっては登録しておいてもいいかもしれません。
リアル人脈を広げる
近年はSNSやインターネットからのWeb集客が競争過多となっています。そのため、あらゆる業種でクライアント獲得方法がリアル(インターネット以外)へと回帰しています。よってリアル人脈の拡大は重要です。
「●●さんが紹介した人であれば信頼できるはず」
紹介した俺の顔を潰さないでね
ファッ…!! わ、わかったのだ。精一杯頑張るのだ!
というように、紹介者のメンツなどが担保となるので、お仕事に直結しやすいです。
人脈は、いきなり仕事のためと下心丸出しで近づいていても、門前払いされます。遠回りでも普段から、仕事関係ない場所で信頼構築しておくことが重要です。
また学生時代の友人・知人の近況を確認しておきたいところです。特に仕事もらえそうな業界で働いている人とは、積極的にコミュニケーションをとっておいて損はありません。
生成AIで代用できないスキルを身につける
イラストレーターにとっては、頭の痛いトピックが生成AIではないでしょうか。著作権等の課題はあるものの、今生成AIツールの開発が最も活発なのがイラスト・写真などの画像生成分野です。
今はクリエイターの配慮してか、イラストを発注するような会社の経営者・管理職の方も生成AIについては、利用を言及しない発注主も多いです。しかし将来的にはコスト削減手段として徐々に現場に浸透していくと思われます。
そこで生成AIが今後社会に浸透していっても、生き残りそうな切り口でイラストレーターとしてセルフブランディングしていく必要があります。生成AIは高品質に生成しやすいイラストとそうじゃないイラストがあります。
また生成AIを扱うリテラシーが少ない業界を中心にクライアントを抱えるといった工夫が必要となります。
仕事がないイラストレーターの仕事獲得方法の特徴
続いてですが、仕事に困っているイラストレーターの仕事獲得方法についても解説します。自分が該当していないか確認してみてください。
- クラウドソーシングに依存している
- イラスト系マッチングサイト(スキマ・ココナラなど)への依存
- メール営業でフォロー電話していない
- X(Twitter)で集客しようとしている
- ホームページがない
- 継続案件の獲得を軽視している
- インボイス登録していない
クラウドソーシングに依存している
イラストの案件獲得手法として、一番最初に頭に思い浮かぶのがクラウドソーシングという方も多いと思います。ランサーズやクラウドワークスが有名ですよね。
クラウドソーシングサイトでの案件獲得は今の時代は非推奨です。理由としては以下の通りです。
実績作りや練習で使っている人が10〜20代前半の駆け出しが多く、価格下落圧力が非常に強いプラットフォームです。そして、クラウドソーシング経由でお仕事を受注したクライアントとは、今後もずっと、クラウドソーシング経由でやり取りしなければなりません。
ジャンルによっては、クラウドソーシングはシステム的に時代遅れと言われて敬遠されています。
イラスト系マッチングサイト(スキマ・ココナラなど)への依存
イラストを販売できるWebサービスとしてはクラウドソーシングサイトよりもココナラのようなスキルシェア系マッチングサイトの方が有名かもしれません。
クラウドソーシングが、クライアントからの案件依頼に対して応募するのに対して、スキルシェアリングサービスの場合には、出品者が自分でサービス価格を提示します。
総合型のスキルシェアサービスとしてはcoconala(ココナラ)が最大手です。手数料が高く、競合も多すぎるなど使いにくいさも目立っているので、最近はペライチなんでもマーケットなどの競合も誕生していますね。
メール営業でフォロー電話していない
イラストレーターの方は、出版社にメール営業している方も多いのではないでしょうか。これは確かに王道な営業方法ですが、マスコミには、毎日何百通ものメールが届きます。全てを丁寧に確認することは不可能です。メールフォーム営業は基本的にスルーされます。
よって、メール営業したあとは、メールを送ったことをフォロー電話をすることも、クライアント獲得の確度を上げるためには必要となります。
コミュニケーション下手だからメール営業しとるんじゃい!
という方もいると思いますが、競争が激しい時代なので、いかに見込み客と接点を持つかも重要となってきており、フォーム営業しっぱなしでは効果が期待できない時代です。
人と話すのが苦手だから、専門性の高いイラストレーターを職業として選んだ方もいると思いますが、フリーランスは、ジャンルに限らずコミュニケーション能力が求められる、生きづらい時代です。
X(Twitter)で集客しようとしている
イラストレーターとして仕事をしている方は、コミュニケーション能力にコンプレックスを持っている方も多いです。
たしかにSNSには、自宅にいながら効率よく不特定多数の方にリーチできるツールです。特にX(旧:Twitter)は比較的、イラストレーターとの親和性が高く、フォロワーを増やしやすいジャンルです。
しかしながら、「フォロワーが増えやすい = 仕事がもらえやすい」ではありません。確かに重要ではあるのですが、SNS集客は競合も多く暇つぶし目的が多いために、認知度アップぐらいにとどめておいた営業ツールとしては過信は禁物です。
- Behance (AdobeのポートフォリオSNS)
ホームページがない
最後にですが、ホームページがない状態での営業活動はおすすめしません。SNSやポートフォリオサイトの充実でイラストレーターがWebサイトを持っていないケースも増加傾向です。
しかしHPを持たないとGoogleやYahoo!の検索結果を捨てるということになります。イラストレーターはインターネット上で紹介してもらえる機会も多く、被リンクやサイテーション(固有名詞の言及)をもらえる機会も多いです。
地味ですがホームページは保有していれば、ネット検索経由で集客できる期待値が上がっていきます。
- 被リンク(検索結果の)の蓄積先になる
- 実績などフィードで流れてほしくない情報の掲載元に最適
- HPがあった方がしっかりしているように見え信頼性アップ
- 他の人に紹介しやすい
- 各種SNSやポートフォリオサービスなどのポータルとして利用
継続案件の獲得を軽視している
仕事がないと言われる方は継続案件の獲得を軽視している方がいます。
上でWebデザイナーをすすめたのも、保守サービスとして、月額数千円の保守サービスがストック収入になるからです。ビジネスで最も大変なのが新規顧客の獲得です。
イラストレーターとしては、大手マスコミなどに媒体に掲載されるようなイラストの仕事が欲しいと思いますが、競合も多く継続してもらえるかどうかは未知数です。
きらびやかな会社からの単発で終了するような仕事ではなく、継続案件をいかに獲得していくかがイラストレーターとして生存していくかには重要になります。そのために、どの業界が継続案件が高いのかなど自分なりの勝ちパターンを模索していくことを軽視してはいけません。
インボイス登録していない
フリーランスのイラストレーターですが、インボイス登録はお済みでしょうか。クリエイター系は社内体制がしっかりしたマスコミやWeb系企業とのやり取りも多いです。そうなると、インボイス番号のある請求書が不可欠です。
新米のイラストレーターや、他にインボイス登録しない方が得な副業(ブログやYouTubeの収益)がある人にとっては、気乗りがしないかもしれません。しかし、残念ながらインボイス制度はスタートしてしまいました。撤廃される可能性は低いです。
イラストレーターとしてクライアントワークをするのであればインボイス登録をしておかないと案件獲得に不利になる可能性が高いです。
仕事がこないイラストレーターの集客方法 まとめ
- Webデザイナーとして営業活動する
- ローカルビジネスマッチングサービスを利用する
- グラフィックレコーダーなどイラスト関連のマイナー職を兼業する
- イラストの仕事もさせてもらえそうな会社に事務職として就職する
- 在宅事務代行エージェントに登録する
- Web広告やSNS集客に力を入れている実業会社に直営業する
- マンガ・動画マーケティング会社に営業する
- ストックイラストサービスに登録してみる
- フリーイラスト素材サイトを運営する
- レベルの低いVtuberに対して素材を無料で提供する
- コンペ・コンテストにエントリーする
- YouTubeやTikTok向けにバズるイラストアニメを作成する
- SNSではトレンドの二次創作に力を入れる
- Pixivアカウントを高品質に保つ
- イラストレーター関連のポータルサイトに登録する
- リアル人脈を広げる
- 生成AIで代用できないスキルを身につける
- クラウドソーシングに依存している
- イラスト系マッチングサイト(スキマ・ココナラなど)への依存
- メール営業でフォロー電話していない
- X(Twitter)で集客しようとしている
- ホームページがない
- 継続案件の獲得を軽視している
- インボイス登録していない
イラストレーターは、マンガ家などと同じく、やりたい人が多い職業です。全国から無数のやりたい人がいる職業は、品質も報酬も高いレベルを求められがちです。
確かに大手出版社やゲーム会社の案件は華やかで、獲得したい案件ですが、次から次に優秀なクリエイターが営業をかけています。
地味ではありますが、ローカル企業のWeb制作関連に付随するイラスト案件などが、競争率が低いうえに、ストック収入にもなりやすく、生活は安定すると思います。