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ハローワークは時代遅れ?求人応募がない5つの理由

ハローワークで求人応募がない理由 集客

ハローワークで求人を募集している企業は多いですが、実際は思うような人材が応募してこないという悩みを抱える事業者はは少なくありません。

そこで「ハローワークで求人応募が少ない理由」「反響を上げる対策」「求人媒体としてハロワが衰退している理由」について解説したので、参考にしてもらえれば幸いです。

ハロワで求人応募がない5つの原因と対策

まずはハローワークで求人募集しても応募がない原因について解説したいと思います。ここで述べるのは、求人募集をしている事業者側の問題なので自社の求人が該当していないか確認してみてください。

ハローワークで応募がこない原因
  1. 会社のホームページのURLがない
  2. 文章が味気ない・キーワード対策していない
  3. 求人掲載後に長期間に渡り放置している
  4. 普段からブランディングを意識していない
  5. 求人の労働環境が悪い
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会社のホームページがない

ホームページ

ハローワークの求人には会社のホームページURLを掲載することができます。ホームページを所有しているのにも関わらず記載がない場合には、応募されにくいです。

ハローワークの求人情報では、会社のイメージをしづらいケースが多いため、多くの求職者は会社のホームページを確認します。しかし求人にホームページのURL記載がない場合は「HPすら持っていない会社」と判断されてしまい、ネガティブな印象を与えてしまいます。

たとえば以下のようなイメージを求職者に与えてしまいます。

HPのない会社が求職者に与えるイメージ
  • 社内環境が整っていない
  • 労働環境が悪い
  • 昭和企業で経営者や上司から理不尽が多い
  • アナログで時代遅れな仕事をしている
  • お金がない(給与も低い・倒産リスク高め)

関連記事:ホームページがない会社の理由とヤバい認定されやすい9つの理由

HPは簡単に自作できる時代です。「自作におすすめホームページ作成ソフト10選」に情報をまとめてあります。

文章が味気ない・キーワード対策していない

Webマーケティング・コピーライティング

ハローワークの求人情報はテキスト情報だけで、会社の魅力を伝えなければなりません。求人情報の文章が魅力的じゃない場合には、閲覧はされても応募してもらえません。

またキーワードを意識して求人を書く必要があります。求職者は自分が関心ある様々なフリーワードで求人を探しています。

  • 「在宅勤務・リモートワーク」
  • 「資格取得支援制度」
  • 「海外出張・海外駐在」
  • 「未経験OK」
  • 「定時退社・残業少なめ」
  • 「ボーナス・賞与」

自社の求人の強みになりそうなキーワードを洗い出して、求人内容に盛り込むことで応募率を改善することができます。

民間では求人ライターという職業が成り立つほど、求人の文章は重要な要素です。もし文章作成が得意なスタッフがいない場合には、有償でも外注も検討してみてください。

関連:採用サイトの作成におすすめのデザインテンプレート

求人掲載後に長期間に渡り放置している

怠ける

ハローワークに求人情報が掲載されたあと、応募が来ないからとずっと放置している企業がありますが、定期的に文章を変更しないと応募されづらくなります。

求人情報がずっと掲載されているということは以下の可能性を求職者にイメージさせます。

  • 採用意欲が低い(空求人)
  • 求人条件・労働環境が悪い

掲載が古いと疑われる求人だと、本気度が伝わなないことや、求人自体に問題があると考え、求職者も避けるようになります。

ただ、求人票の発行日を変更するだけでなく、しっかり内容も見直しましょう。

ブランディングや取材を受けていない

インタビュー・対談

ハローワークに求人募集する以前の話となりますが、会社はプレスリリースをしたり、外部から取材に応じたりという社会活動をしておりますでしょうか?

経営者が若く、社員の平均年齢が20〜30代の会社では、積極的に情報発信を行ったり、取材を受けたりして、会社のブランディングを積極的に行って、優秀な人材を獲得しています。

直接会社の利益にはならないような情報発信活動でも、いざ人材募集する状況になると「人気が高そうだし、この会社で働きたい」と思わせられるような、錯覚資産に情報発信活動が成長していたりします。

ハローワークで求人を出すような零細〜中小企業は、企業名でインターネット検索しても、ほとんど企業の情報が出ない企業が多いです。普段から自社のホームページ・SNSだけでなく、プレスリリースを打ったり、Webメディアからインタビューをしてもらうなど色々とできることはないか一度検討してみてください。

外部からの見え方を意識して行動していれば、ハローワークのような無料の求人媒体やTwitterで投稿しただけでも応募が多数入ります。

労働環境が悪い

激務

求人に応募が来ないのであれば、自社の求人広告の労働環境に問題がある件を疑ってみましょう。労働条件に見合った賃金体系・職務内容に変更を検討してみてください。

以下のような求人内容ですと、人が採用しにくいです。

  • 業務内容・責任の大きさが伴っていない
  • 勤務時間が不規則・夜勤があるが給与がイマイチ
  • 週休1日や隔週休2日など、休日数が少ない
  • 正社員なのに賞与なし
  • 有給休暇などの福利厚生制度の整備が怪しい
  • 仕事内容自体に面白みがない
  • リモートワークできる業務でも毎日出社を強制される

また、特に年収のモデル年収のイメージ例を記載すると効果的です。

ハローワークの求人の多くが、月給しか記載されていないのですが、これでは結局は月収x12ヶ月でイメージしてしまうために、年収200〜300万円台と想像してしまいます。結婚して家族を持つことが難しいので応募しません。

1年目、5年目などモデル年収などを記載してしっかり結婚・子どもがもてるイメージをさせる必要があります。

また「特定求職者雇用開発助成金」「トライアル雇用助成金」など採用することで助成金がもらえる制度があります。その分、初任給を上げるなどするこによって、金銭面での条件を魅力的にできないか検討してみてください。やっぱり働く以上は従業員にとって、給与が最優先です。

ハローワークでは採用できない時代になっている

以上がハローワークで求人を募集したのに、応募が来ない要因と対策でした。

しかし、いくら自社の求人を対策したとしてもハロワでは、企業が求めているような人材を採用できない可能性があります。それは求人内容の問題というよりもハローワークという仕組み自体がオワコン化しつつあるからです。

ハロワでは採用できなくなっている理由
  1. ハローワークより魅力的な求人媒体がある
  2. カラ求人・ブラック求人など評判が悪くなっている
  3. 応募するためにハロワに行くのが面倒
  4. 企業が求める人材はハローワークを利用しない
  5. アクション(応募)されにくい
  6. 20代は他県であっても条件の良い会社に就職傾向

ハローワークより魅力的な求人媒体がある

ウェルカム

平成28年度の年間新規利用者は約519万人でしたが、令和現在はユーザー数が減少傾向にあります。昭和〜平成初期であれば、ハローワークは数少ない求人媒体でした。しかし、現在は様々な求人媒体が登場しています。

ハローワークワークの数少ない要素として、無料で使えるというものがありましたが、今は無料〜格安で利用できる民間の求人サービスが登場しています。公共求人サービスであるハローワークが消えてしまっても問題ない時代になってしまいました。

無料〜格安で使える求人サイト
  • ジモティー
  • エンゲージ
  • Googleしごと検索
  • リスティング系求人広告(求人ボックス・スタンバイ・Indeed)
  • Twitterなど各種SNS

空求人・ブラック求人など評判が悪くなっている

ブラック企業の会社員

TwitterなどのSNSの発達によってハローワークの求人の質の評判が低迷しています。

トラブルは民間の求人サイトにもありますが、ハローワークは公営の求人サイトであり、求人サイトの代名詞でもあることや、無料であるがゆえに質の悪い会社の求人も多いです。批判の矛先に上がりやすく、以下のようなイメージが定着しつつあります。

ハロワに求人出している会社のマイナスイメージ
  • 人件費をケチる会社が多い
  • 求人内容と実際が異なる
  • 労働環境がブラック企業で人がすぐ辞める
  • 給料が低い・人生設計できない
  • サービス残業が多い
  • 空求人 (採用意欲なし)

ハロワのスタッフの数と質が不足している

社会人

求人内容と実際が異なるのは、ハローワークで管理している求人数に対してスタッフが少なすぎるので求人数を管理できていないのも要因の一つです。平均すると一人のハロワ担当者で2千件以上の求人を取り扱っている計算になります。

そして、新規開拓のような民間の人材紹介会社顔負けの職務をこなしており激務です。

またキャリアカウンセラーとしてもクオリティが低いスタッフが多いです。ハローワークの職員の3分の2は非正規職員ですし、自分のキャリアを相談できる相手かどうか判断することが難しいです。

ハローワークのキャリアカウンセラーは信用できないというのはSNSでも話題に頻繁に上がるトピックです。筆者の知人でも、カウンセリング内容から全く関連性のない介護業界をいきなり提案されて驚いたと発言していました。

応募するためにハロワに行くのが面倒

フリーランス

ハローワークの大きな短所の一つとして、応募票の手続きが必要なことが挙げられます。応募する度に、ハロワに訪問して応募票を発行してもらい履歴書に同梱して郵送しなければなりません。しかも応募票は一度に5枚までしか求職票は発行してもらえないなど、システムが時代錯誤です。

ハローワークが衰退している理由は色々とありますが、仕組みが昭和で非効率な方法が蔓延しているのがユーザーが少なくなっている原因の一つです。

厚生労働省の非効率な仕事のやり方が、結局は失業保険期間を伸ばすような質の低い求職者しか集めない悪循環を生み出す原因なっている可能性があります。

ハロワのオンライン自主応募制度

2021年からハローワークでは、ハロワの事務局で手続きしなくても直接応募できる求人(オンライン自主応募)が登場しました。求職者が自宅から検索して、ダイレクトに応募できるようになりました。

ただし、雇用保険の再就職手当・企業が受け取れる各種助成金の対象外となるのがデメリットです。またトラブル発生しても当事者間同士での解決になります。

企業が求める人材はハローワークを利用しない

ビジネスパーソン

企業としても即戦力となるような20代後半以上を採用する場合は、企業としても業種・職種経験者を採用したいと思うでしょう。育てるのには時間も人件費もかかります。

しかしハローワークに応募するためには、ハローワークで手続きが面倒です。システムが時代錯誤であり、何かしら経験がある職種であれば、転職エージェントに登録できる可能性もあります。少なくともネットで登録して簡単に応募できる転職サイトで気軽に応募できる状態です。

ハローワークは「未経験業界・未経験職種にチャレンジしたい」「何かしらの理由で転職サイトでは評価してもらえない」といった求職者が登録する傾向があるため、企業が求めるような人材価値が高い人は昨今は民間の転職サービスで刈り取られて、ハローワークで活動しないのが一般的です。

若年層は都市部の条件の良い会社に就職傾向

東京

ハローワークでの求職者が減少している大きな要因として「若年層のハローワーウ離れ」があります。Z世代はもうハロワ使いません。

ハローワークは地方では若い世代を含めて数少ない求職方法でした。令和現在もそれは変わりません。しかし、残念ながら若い人は地元だけじゃなく、首都圏を中心に全国の求人を検討しているケースが多いです。もう地方在住の若者は地元を見限っているのが近年の傾向です。

地方創生などと無理やり、地方を盛り上げるような動きが都市部ではありますが、最初から地方に住んでいる地方民からすれば、閉塞感しか感じないのではないでしょうか。

地方創生・地方移住なんてのは、都市部の人間が無理やり作ろうとしている空気感でしかありません。 

地方の若者ほど、今の地元に将来性を感じられず、首都圏の魅力的な会社を見つけて応募しています。

近年は職歴のない第二新卒・既卒・フリーターのような、本来であれば人材価値が低いと呼ばれるような属性でも若さで都市部での就職サポートをするような人材紹介会社も登場しています。

若さがあれば、企業が最初は身銭を切ってでも勢いのある会社に送り込んでくれる時代になっているため、もう無料で使えるハロワに安い給料で求人広告出稿したとしても若者は応募してこないです。

アクション(応募)されにくい

スマホ最適化

ハローワークの求人は写真が掲載できません。上でも述べたようにホームページのURLなどを掲載して、補足的に会社の雰囲気を伝える必要があります。

また、ハローワークに掲載されているだけでは、働いている姿のイメージがわかないうえ、求人票の発行など応募までのアクションが長く、手続きが面倒です。

結果的に若い世代であれば、ネットで検索から応募までできる他の求人サイトを使い、全国から自分をなるべく評価してくれる企業に応募するために、ハローワークで求人を出しているような地方の零細企業には応募が来なくなっています。

人材を育てたいからと、ハローワークで若い世代を採用するのは困難です。ハローワークは30代以上で年齢に見合ったキャリアのない方や他業種・他職種からの未経験就職を目指すような方に限定して狙うように考えましょう。

20代に関しては、ハローワークに求人を出している多くの企業が興味がある属性ですが、ハローワークで就活するメリットがありません。

ハロワでは年齢制限で求人を出すことができない

ハローワークと雇用対策法と年齢制限禁止

2007年の雇用対策基本法の改正によって年齢を理由に不採用とすることが禁止となりました。しかし、実際は年齢は雇用側にとっては重要項目です。年齢制限ができないのがハローワークで採用できなくなった最大の要因と言っても過言ではありません。

公共職業安定所であるハロワは雇用対策基本法を厳格に守っているために、書類選考の段階で事務作業が増え企業側でスクリーニングの効率が悪くなりました。

予算があれば民間の求人媒体に費用を払って求人広告を出稿した方が、まだ採用担当の人件費を考えても安上がりとなってしまします。予算がない企業はハロワを使うしか選択肢がなく、それがハロワにはブラック企業が多いというマイナスサイクルになっています。

Q
ハローワークに求人を出せない会社は?
A
  • 労働基準法に違反している
  • 雇用保険料の未納
  • 公序良俗に反する業種

ハローワークの雰囲気は悪い

最後にですが、ハローワークは全体的に少し雰囲気が悪いというのもあります。ハローワークは老若男女問わず利用できる公共の求人紹介サービスです。

大手転職エージェントのリクルートエージェントで転職成功させる人が年間約5万人です。それに対してハローワーク経由の転職が年間130万人以上とブッチギリで巨大な就職支援機関です。

この就職の多さは地方には民間の有力な求人媒体がないこともありますが、40代以上で転職市場で年齢で弾かれる人の受け皿になっているのも要因です。

民間の求人媒体は40代以降は業界・業種・年齢相応のキャリアがないと難しいです。

中高年にとってハローワークは数少ない求職方法です。相対的に年配の求職者がいつもハローワークにいます。しかしハロワでも年齢を理由に採用してもらえにくいので、雰囲気がなんとなくどんよりとマイナスオーラを発しています。

ハロワに漂う負け組の空気感が嫌だからハローワークを利用しない求職者も少なくありません。

ハロワのスタッフに八つ当たりして怒鳴っている男性もたまにいますね…

ハロワで採用応募が来ずに採用できない まとめ

ハローワークで応募がこない原因
  1. 会社のホームページがない
  2. 文章が味気ない・キーワード対策していない
  3. 求人掲載後に長期間に渡り放置している
  4. ブランディングや取材を受けていない
  5. 労働環境が悪い
ハロワでは採用できなくなっている理由
  1. ハローワークより魅力的な求人媒体がある
  2. カラ求人・ブラック求人など評判が悪くなっている
  3. 応募するためにハロワに行くのが面倒
  4. 企業が求める人材はハローワークを利用しない
  5. アクション(応募)されにくい
  6. 若年層は都市部の条件の良い会社に就職傾向

ハローワークは日本最大の公共職業安定所であり、唯一の全国規模の公共求人サービスです。出張所を含めると455支店あります。

しかし、今の時代は無料〜格安で利用できる民間の求人サービスも数多く登場しており、ハロワのように、応募するための手続きのために、わざわざ外出する必要もありません。

ハロワで反響が悪い場合は民間の求人サイトの利用を検討してみてください。

また、求人は奥が深い企業活動です。求人広告専用のコピーライターが存在するような世界です。ホームページ制作会社の中にも求人サイトに特化した制作会社も存在します。

特に若い世代・優秀な人材を採用するためには、いろいろな企業が努力しているので、求人を掲載するだけでなく、反響率を上げて、自社が希望とする人材が採用できないか、工夫してみてください。

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