ブログやホームページ運営で、共通の関心事が画像の調達だと思います。筆者はこれまでUnsplashやPixabayなどの無料のフリー素材サイトを中心に利用していましたが、この度、スポット的に人気有料素材(写真・イラスト)サイト「Shutterstock(シャッターストック)」を使ってみました。
シャッターストックは、20年以上の歴史がある世界有数のストックメディアプロバイダーです。様々な用途のストックフォト、映像、音楽、編集ツールを提供する人気のオンラインプラットフォームです。ロイヤリティフリーの画像、ビデオ、音楽の大規模で多様なライブラリを持ち、個人ブロガーでも商用利用が可能です。
シャッターストックですが、以前よりブロガー界隈では体感的にユーザー数が多い印象を受けていました。今回、実際に使ってみたのでレビュー記事としてまとめてみました。
Shutterstockを使ってみた感想
コスパ最強
まず、シャッターストックは1枚あたりの単価がコストパフォーマンス最強だということです。
他にも日本人がよく利用する有料の画像素材サイトといえば以下3つです。
- Adobe Stock
- PIXTA
- アマナイメージズプラス
シャッターストックを含めた4つの有料画像サイトの料金プランは以下のようになっています。
サービス名 | 月額料金(月契約) | 毎数 | 1枚あたりの単価 |
Shutterstock | 30,000円 | 750枚 | 40円 (最安値) |
Adobe Stock | 32,978円 | 750枚 | 44円 |
PIXTA | 69,300円 | 750枚 | 92円 |
アマナイメージズプラス | 55,000円 | 250枚 | 220円 |
年間契約だと、以下の料金体系です。
サービス名 | 月額料金(年契約) | 毎数 | 1枚あたりの単価 |
Shutterstock | 25,000円 | 750枚 | 33円 (最安値) |
Adobe Stock | 27,478円 | 750枚 | 37円 |
PIXTA | 29,480円 | 750枚 | 39円 |
アマナイメージズプラス | 39,875円 | 250枚 | 160円 |
月契約・年間契約ともにシャッターストックが1枚あたりの単価が最安になります。コスパが高いのもコストにうるさいブロガーから好かれている理由の1つでしょう。
日本人の画像も豊富

シャッターストックは海外製ということもあり、昔は日本人の写真素材が少なかったみたいです。
しかし、現在はシャッターストックにも、かなりの日本人の画像が掲載されているので、基本的に困ることがありません。
日本人が撮影した日本人の写真は2021年7月時点で1,296,667点ありました。

調べ方は「検索キーワード:日本人」「画像のタイプ:写真」「寄稿者:ローカルのみ」で設定しました。
日本人が描いたイラストも多い

日本人の写真だけでなく、日本人が作成したイラストも数多くリリースされています。他の素材サイトだと、イラストが弱かったりするのですが、写真・イラストともに豊富にラインナップされているのも、ブロガーから人気の1つでしょう。

日本人の写真は2010年代にコンテンツマーケティングと称して、薄い内容の記事にテキトーに日本人画像が貼られまくっている印象があります。日本人好みのイラストの方が、作り込まれた記事の印象を潜在的に与えやすいと感じます。
他の有料素材サイトにある画像もある
安い分、クオリティが低いのではないかと心配になったのですが、他のストックフォトサービスにある有料素材も数多くラインナップされています。
実際、今回、同時期に素材単価が5倍近いアマナイメージズプラスも契約したのですが、アマナイメージズプラスでも販売されている写真素材を複数見つけました。
他の商品単価が高いサイトで購入した写真と同じ素材・似た素材がシャッターストックでも手に入ると損した気分になるので、初めての有料画像サイトはシャッターストックが良いかと思います。
検索機能が優れている
シャッターストックは検索機能がとても優れています。




アマナイメージズプラスさんの検索機能は簡素なだけでなく、無関係な素材が表示されるなど使い勝手が悪かったです。
「少し珍しい素材」「より条件にマッチした画像」を探したい場合にはシャッターストックの検索機能が重宝するでしょう。

シャッターストックは検索条件なしだと、3,629,606ページあります。
1ページ約100枚として、およそ3億6千万枚(3,629,606 x 100)もの素材があることになります。検索フィルター機能なしでは、素材を探すのは不可能です…
画像編集機能「Shutterstock Editor」を搭載
画像編集機能「Shutterstock Editor」が搭載されています。オンラインで画像や写真を編集するための無料のツールです。Shutterstock Editorを使えば、以下のことができます。
しかもアカウントを持っていれば、サブスクしていない状態でも利用できます。

最近は生成AI機能も実装されました。こちらはサブスクが必要となります。
他のユーザーの使用頻度が把握しやすい
可能なら他のブログやホームページで使われていない素材を使いたい人も多いのではないでしょうか。
Google画像検索やSEO対策的にも、未使用の画像の方が評価が高くなりそうなんて、アフィリエイターの方は考えているかもしれません(笑)
シャッターストックであれば、その画像がどれぐらい使われているかが表示されるので、利用用途が少ない素材を探しやすいです。
有料プラン解約後もダウンロード可能
筆者は単月プランを申し込みました。他の素材サイトだと解約後やダウンロードから数十日経過した時点でダウンロード不可になったりします。
シャッターストックでは解約後も一度ダウンロードした素材はダウンロードできます。

ライブラリ機能が使いやすく、読み込み速度もローカルより速いので、筆者は利用の度にシャッターストックのダウンロード履歴から探して使っています。
変な規約がない
他のストックフォトサービスでは以下のような規約があったりします。
国産ストックフォトサービスにあるような使い勝手が悪くなるルールが少ないのも、海外製シャッターストックがブロガーから評判が良い理由の1つかもしれません。
また電子メールまたはライブチャットで利用できる、質の高いカスタマーサポートサービスも提供されています。
シャッターストックを使ってみた感想 まとめ
- コスパ最強
- 日本人の画像も豊富
- 日本人が描いたイラストも多い
- 他の画像サイトにある画像もある
- 検索機能が優れている
- 他のユーザーの使用頻度が把握しやすい
- 有料プラン解約後もダウンロード
- 変な規約がない
ということで、筆者は同時にアマナイメージズプラスも利用したのですが、リピートするならシャッターストック一択だと感じました。(PIXTAは規約が希望とマッチしなかったので検討段階で除外)
無料の素材サイトにはないハイクオリティな素材や日本人の写真・イラストが多いのはもちろん、数も豊富です。
写真単価が最安値で検索機能・ダウンロード後のライブラリ機能も高機能です。ブロガー御用達なので、多少素材かぶりしやすいデメリットはありますが、大手企業がプレスリリース出稿する場合などを除けば、個人・中小企業ならシャッターストックで困ることはほとんどないと感じます。