枝豆レストランを開業するのだ。そこでワードプレスでHPを自作したいのだ!
飲食店オーナーの方で、ワードプレスのテーマ(テンプレート)を使ってホームページの作成を検討している事業者の方も多いと思います。
無料で使えてSEOにも強いWordPressは、レストラン業のような個人事業主・小規模法人は最初に検討すべきホームページ作成のプラットフォームです。
そこで、日本の飲食店向けのワードプレステーマを無料・有料合わせて紹介したいと思うので、参考にしてもらえれば幸いです!
2024年に飲食店系ホームページを作成するとすればWordPressテーマ「TENJIKU」がおすすめですね
【有料】WordPressの飲食店におすすめテーマ一覧
まずは有料のワードプレステーマから紹介します。
基本的にワードプレスのテーマは日本のデベロッパーが日本人のためだけに開発した有料の日本語テーマがおすすめです。
理由としては日本国内向けのSEO対策やWebマーケティング機能が用意されているケースが多いからです。
デザイン性だけでいえば、海外のデザイン・レイアウトは斬新なものが多いですが、飲食店はSEOやSNSなどでの集客力が重要となってくるので、「有料日本語テーマ」の方が「海外無料テーマ」よりもおすすめです。
それでは紹介していきたいと思います。
KADAN(TCD056)
日本語市販ワードプレステーマ開発の先駆者であるTCDからは数多くの飲食店向けのテーマがリリースされています。
KADANは日本料理店・和食居酒屋などにマッチした日本的なワードプレステーマです。「縦書きのテキスト」が使える貴重な存在です。
大きなヒーロー画像が目を引きますが、静止画ではなく、動画に変更することができるので、YouTubeにアップロードした動画を埋め込んでブランドサイトを制作したい飲食店は検討してみてください。
TENJIKU (TCD091)
続いては2021年末にリリースされたばかりのレストランのブランディングに使いやすいワードプレステーマ「TENJIKU」です。
初期設定では高級中華レストランをコンセプトにデザイン設計されていますが、和食や洋食・カジュアル〜中価格帯の飲食店にも画像を差し替えれば変更可能です。
設計が最近ということもあってTCDテーマ機能の全部乗せといった印象を受け、2023年に飲食店事業者が購入するなら、検討すべき候補の筆頭候補の1つです。
WPテーマ名 | TENJIKU (TCD091) |
料金 | 33,800円 |
デベロッパー | TCD |
特徴 | ブランドサイト・ランディングページ・動画背景 |
HAKU(TCD080)
飲食店専門のテーマではありませんが、こちらも和風なWebデザインのワードプレスサイトです。縦書きで文字を表示できるので和食のブランドサイトとして活用可能です。
また英語などの多言語に対応しており、外国人向けのコーポレートを作成したい場合にも便利です。
商品のブランドサイト向けのテーマなので、飲食店が利用する場合には少し工夫が必要ですが、全国向けに通信販売もやりたい飲食店事業者は検討の価値ありです。
WPテーマ名 | HAKU (TCD080) |
料金 | 29,800円(税込み) |
デベロッパー | TCD |
URL | https://demo.tcd.cool/tcd080/ |
特徴 | 和食・多言語サイト・動画背景 |
Avalon(TCD040)
スクロールで登場するテキストアニメーションが美しく、ミシュランの星を持つようなお店にも使えそうな高級感のあるワードプレステーマです。
クセの強いスワイプモーションとレイアウトは使う人を選ぶかもしれませんが、レストランのホームページは、1〜2度見れば十分ということも多いので、ブランディング重視したランディングページにしてしまうのもアリかもしれません。
もちろんトップページのLPだけでなく、ブログ機能なども他のTCDシリーズと同じく一通り揃っているのでSEO集客も可能です。
TREE(TCD081)
TREEは2022年今最も優秀な飲食店向けのワードプレステーマかもしれません。
動画埋め込みやスクロールでのアニメーション機能など多機能で様々な飲食店系HPを作成することができます。ブログも書きやすくコンテンツマーケティングでSEO対策したい場合にもオススメです。
UBER Eatsや出前館のリンクを掲載することができるので、デリバリー集客を強化したいお店にも使い勝手がいいです。
WPテーマ名 | TREE (TCD081) |
料金 | 25,800円 |
デベロッパー | TCD |
URL | WordPressテーマ「Tree」 |
特徴 | デリバリー専用リンク・動画背景・ブログ |
AMORE(TCD028)
AMOREは価格が12,980円とコストパフォーマンスに優れた飲食系ワードプレステーマです。
こちらもスクロールに合わせて文字が動くパララックスアニメーションが印象的な飲食店向けのワードプレステンプレートです。3カラムで特徴を記載できたりなど、Astraなどの海外ワードプレステーマに比較的近いデザインです。
画像と文字を指定するだけで、誰でも簡単に高度なフロントエンドアニメーションが実装できてしまいます。
ヘッダーバーに電話番号を表示することができるので、電話問い合わせを増やしたい飲食店オーナーは検討してみてください。
SWEETY(TCD029)
初期設定では洋菓子店向けにカスタマイズされたワードプレステーマですが、大衆居酒屋から高級レストランまで幅広く利用できます。
イメージギャラリーがしっかりしているので、メニューや販売商品が多いレストランや食品小売店には特にオススメです。
DIVA(TCD066)
バーやナイトクラブにマッチしたTCDシリーズのテンプレートです。写真を多用したオシャレでシックなお店を表現することができます。ギャラリーページやスケジュール管理機能が他のTCDシリーズよりも充実しています。
ちなみにDIVAはTCDの中でも特に操作がシンプルに設計されており、ホームページ作成が初心者の方でも簡単にWebサイトをカスタマイズできるようになっています。
ナイトクラブ系は予算が多くても、公序良俗に反する事業者の仕事は断るホームページ制作会社が多いので、DIVAテンプレートで自作するのもアリかもしれません。
TCDシリーズは以上となります。飲食系で市販テーマを使って自作するのであれば、TCDシリーズの番号が新しい順に検討していくのが王道です。
Minimal Cafe
ここから下はTCD以外の飲食店向け有料ワードプレステーマです。
日本のワードプレステーマ開発会社の中では、飲食店向けならTCDが群を抜いていると感じますが、やはり対抗馬がいないのではつまらないですよね。
まず、人気ブロガーのオニマガさんが開発するワードプレステーマがMinimal WPシリーズです。
Minimal CafeはTCDテーマと比較するとシンプルで白を基調とした落ち着いた雰囲気に仕上がっています。MInimal WPシリーズはなるべく無駄を削ぎ落としたミニマムデザインで人気が高いです。カフェやオーガニックやビーガンレストランなどとは相性が良さそうですね。
現役トップブロガーが開発したテーマなので、SEO対策や行間・文字の読みやすさなどにはかなりこだわりのあるシリーズです。
New Standard
New Standardは日本の会社が日本人のため開発したワードプレスの企業サイトテーマとなっています。飲食店特化型のワードプレステーマではありませんが、汎用的なデザインなので、レストランのホームページに使っても問題ありません。
New StandardはSEOやWeb集客に強みのあるテーマで、文章を読ませたい方にはオススメかもしれません。画面一杯のスライドショーも写真で魅せる飲食系とは相性が良いです。
14日間の無料体験版も用意されてるので、初めてのワードプレス有料テーマの購入でも安心です。
またワードプレスでWebサイトを構築したことがない初心者のWeb担当者に向けて、レンタルサーバー・ドメイン・ワードプレスのインストール・New Standardのテーマインストールを代行するオプションも提供しているので、アメブロ(無料ブログ)みたいにすぐにホームページを始い始めたい方は検討してみてください。
Luminous by DigiPress
TCDと同じくハイレベルな企業サイト向けのWPテーマを数多く開発しているのはDigiPress。和食店などのデモサイトが用意されています。
CSSやJavaScripによるアニメーションが色々と実装されているので、テーマをインストールするだけで高級感のあるホームページが仕上がるのがメリットです。グリッドを意識した洗練されたWebデザインに仕上がっています。
また、スマートフォンへの最適化に強い設計なので、飲食店のようなスマホサイトを見て訪れるケースが多い事業者とは相性がいいです。
人気ECサイトプラグインのWooCommerceを使ったネットショップも構築しやすいので、物販も検討している事業者にもおすすめとなっています。
クラウドテンプレートシリーズ
クラウドテンプレートさんは無料版で紹介した「無料ホームページテンプレート.com」の姉妹サイトで、レスポンシブ対応の格安ワードプレステーマを数多く開発してます。
レストラン向けのテーマもいくつか用意されており、クオリティも無料ホームページテンプレート.comよりもレベルが高いので、5千円程度であれば予算があるということであれば、クラウドテンプレートを選択してみてもいいかもしれません。
Deliciko – Restaurant WordPress Theme
基本的に有料日本語テーマを推奨ですが、海外有料テーマも紹介しておきます。
Delicikoは無料で使えるAstraと似たような海外のオシャレデザインといった印象ですが、レストラン特化型なので、さらにバラエティに飛んだテンプレートが最初から用意しています。
スタイルをそのまま画像と文字情報だけ変更してホームページを作りたい方にはいいかもしれません。日本国内にはほとんどユーザーがいないので、デザインかぶりしないのがメリットです。
ただし、Delicikoは日本語で使い方の情報がほとんどないので注意してください。
飲食店向けの海外有料テーマは日本人で使う方が少ないので、ほとんど情報がありません。海外の方が紹介しているような動画やWebサイトなどを参考にしてみてください。
【無料】WordPressの飲食店におすすめテーマ一覧
続いて無料で使える飲食店向けのWordPressテーマを紹介します。無料で使えるテーマは日本製がほとんどなく、海外製が中心となります。
Astra
トップバッターは無料ワードプレステーマの優等生である「Astra(アストラ)」です。
Astraは飲食店専門のテーマではありませんが、テーマの中にさらに有料・無料のスターターテンプレートが数多く用意されており、オシャレなレストラン向けテンプレートもいくつか同梱されています。たとえば、こんな感じです。
Astraは海外デーマなので、少し英語が理解できる必要はありますが、HTML・CSSなどのコーディング知識が全くない方でも、テキストや写真を変更するだけで、Web制作会社に作成してもらったようなオシャレなホームページが完成するので、無料テンプレートを探している方は検討してみてください。
Colibri WP
Colibri WPも飲食店専門のワードプレステーマはありませんが、Astraと同じく飲食店向けのテンプレートが同梱されています。ワードプレス公式ページでダウンロードできますが、有料版も販売されているフリーミアムモデルで、クオリティも高いです。
Astra同様にドラッグアンドドロップでWixのようにホームページが作成できます。
日本人ユーザーは少ないですが、日本食の和風ホームページ用のテンプレートスタイルが用意されていたりするので、外国人向けの公式サイトを作成する場合には便利かもしれません。
Restaurant and Cafe
日本人ユーザーは少なそうですが、飲食店特化型のワードプレス無料テーマです。ワードプレス公式にも登録されていて全世界で累計1000人以上のユーザーがいます。多機能な有料版もあります。
日本の飲食店向きにWeb制作するには多少CSSなどのカスタマイズも必要になってくるかもしれませんが、飲食店特化型のワードプレステーマを探している方は合わせて検討してみてもいいかもしれません。
個人的にはAstraやColibriの方が使いやすいと感じます。
無料ホームページテンプレート.com
飲食店特化型ではありませんが、飲食店にも使えそうな無料の日本語WPテーマが数多くラインナップされています。
レスポンシブ(スマホレイアウト)にも対応しており、種類も多いので、ほとんどカスタマイズしなくても、飲食店でも使えそうなテンプレートもいくつか見つかるかと思います。
ただし、少し昔のデザインといった印象なので、無料な分、デザイン性は妥協する必要があります。
Lightning
Lightningは日本の企業が開発している数少ない無料で使えるワードプレステーマです。
現在も日々アップデートが繰り広げられており、縦型のテキストを装飾可能なので、居酒屋や和食系の業種で作りやすいでしょう。
しかし、注意点があり、縦書きにするためには、有料のプラグインを購入する必要があります。
- Lightning G3 VEKUAN 9,900円 (買い切り)
- Vektor Passport 9,900円(年間ライセンス)
ワードプレスで飲食店のHPを自作するなら有料テーマがおすすめな理由
ワードプレスで飲食店のHPを自作するなら、無料ではなく有料テーマがおすすめです。無料テーマには以下のようなデメリットがあります。
- フォントの間隔がイマイチだったりCSSを細かく調整する必要あり
- 外国っぽいデザインになりやすい
- 日本の商習慣にあった機能が不足している
- 使い方の情報がほとんどない
- サポートフォーラムが英語
- 集客の改善がしにくい
- カスタマイズしていくと、素人感が出やすい
- アップデートされない無料テーマも多い
有料テーマだと以下のメリットがあります。
- 日本人のための飲食店有料テーマは豊富に販売されている
- 有料でも1〜3万円程度の買い切り
- デザインが日本人に最適化されている
- 日本語でのサポートを受けることができる
- 簡単に完成させられるので時短になる
- 買い切りでも毎年アップデートされる
ワードプレスでホームページを自作する場合には、無料テーマにこだわる時代ではありません。
Web制作会社の中には、無料テーマを細かくカスタマイズして、お客様に納品しているケースも多いですが、HTML・CSSのコーディングができない素人が自作するのであれば、有料テーマを購入した方が時間も短縮できて、高品質なHPが完成します。
まとめ ワードプレスの飲食店におすすめテーマ
- KADAN(TCD056)
- TENJIKU(TCD091)
- HAKU(TCD080)
- Avalon(TCD040)
- TREE(TCD081)
- AMORE(TCD028)
- SWEETY(TCD029)
- DIVA(TCD066)
- New Standard
- Minimal Cafe
- Luminous by DigiPress
- クラウドテンプレートシリーズ
- Deliciko – Restaurant WordPress The
- Astra
- Colibri WP
- Restaurant and Cafe
- 無料ホームページテンプレート.com
以上、飲食店におすすめのワードプレスのテーマでした。個人的には飲食店向けに作られたTCDシリーズのワードプレステーマから選択するのが日本人の飲食店事業者には向いています。
特に2023年のイチオシはTCDのWordPressテーマ「TENJIKU」です。
全国のHP制作会社の実績を確認したのですが、市販テーマからのカスタマイズだとTCDをベースに制作しているケースが圧倒的に多かったです。無料なら海外人気WPテーマのAstraをベースに自分でカスタマイズしていくのがおすすめです。
有料版であれば、日本人向けにSEO対策・SEOツールが搭載されている日本語テーマがおすすめです。特にTCDは飲食店・食品小売業で使える様々なテンプレートを開発していますし、ビジネス系テンプレートとしては定番なので、ハズレのない選択肢になると思います。