ホームページ作成ツールペライチに興味がある方も多いと思います。国産のWebサイトビルダーで、日本人が簡単にサイトを作成できるということで評判が高いですよね。
ホームページ作成ツールを探している方の中で特に興味があるのがSEOです。どうせなら検索上位表示されやすいホームページ作成ツールでサイトを作りたいところです。
「WixやJimdoと比較してペライチってSEO的にどうなの?」とお悩みの方も多いと思うので、ペライチのSEO事情について解説したいと思います。

結論を先に述べればSEO意識するならペライチではなく、ワードプレスのような自分でサーバーを借りるWeb制作ツール一択です。SEO対策できることの幅がペライチとは雲泥の差です。
ワードプレスはエックスサーバーのようなレンタルサーバーを借りて、その上に無料でインストールできます。
ペライチのSEOが強くも弱くもない理由

ペライチのSEOですが、弱くも強くもありません。それは以下の理由からです。
SEO対策できることは少ない
ペライチのSEO対策できることはh2などの段落タグ設定と、Gooleアナリティクス・Googleサーチコンソールの導入程度です。SEO対策といえるようなものはペライチも他のWixやJimdo、ホームページビルダーでも大して変わりません。
会社やお店の公式サイトは、どのホームページ作成ツールを利用しても、ふさわしい位置に表示される傾向があります。公式ホームページを作成する場合には、SEOのことは考えずに自分が使いやすいHP作成ツールを利用すればいいと思います。

ペライチは国産ですし、できることがシンプルな分、使いやすいですね。
追記:2020年6月にペライチは新しくSEO対策機能をリリースしました。
すでにブログを書いたことがある人にとっては当たり前のSEO対策も、初心者ブロガーにとっては知らないこともあると思うので、ペライチSEOチェック機能はブログ初心者には役立つかと思います。

なお本格的にSEO対策するのであれば、キーワードのトラッキング(追跡)は必須となります。この機能はペライチのようなホームページ作成ツールには搭載されていないのでGRC順位チェッカーなど専用の検索キーワード追跡ツールを使うことを推奨します。
ペライチはランディングページを作るもの
ペライチはランディングページ(LP)と呼ばれる1枚のページに情報を集約させたサイトを作るのが得意なホームページ作成ツールです。
記事ページを何十ページも用意して、大量に一般キーワードからの検索流入を狙うようなコンテンツSEOが重要視されるようなサイトは作りません。基本的に公式サイトやキャンペーンサイト、Web広告の集客ページとして利用されます。
SEOが重要になるのは一般キーワードの対策ページ(ブログ記事)ですが、ペライチはブログ記事のページを作るためのホームページ作成ツールではないので、SEO対策をあまり意識しません。
ペライチのSEOの口コミ
しかし、なぜかペライチはSEOに強いとの噂もネット上には存在します。ペライチのSEOに関する口コミをTwitterから集めてみました。

ペライチまじ強いですよ。クライアントさんのLPをデモ版で作って渡したらその日に商標で1ページ目まで上がってしまって…(ㆁωㆁ*)その日にSEO対策もセットで契約することになったw
SEO上位表示しているサイトに共通している7つのこと(裏)
1.2chまとめ
2.アメブロ
3.ペライチ
4.アマゾン
5.マイベスト
6.はてなブログ
7.元はてなブロガー— SEOくん@月間34万PV (@Khayatoooo) 2018年11月4日
この前、気まぐれでアクセルについての記事と小林亮平についての記事を書きました。実はペライチはSEOに強いというウワサを聞いたので、試しに作ってみました。
結果はアクセルのページは上位表示されましたが、小林亮平のページの順位はいまいちでした。 pic.twitter.com/3JkFyGJ7SN
— SEO対策 (@creditcardmiu) 2018年5月10日
ちょっとした稼ぐヒントになると思いますので書いておきます!
ちょっと前までペライチという無料HPスペースがSEOに強かったです。しかし、知れ渡り多くの人が参入した結果、先月の変動で若干弱くなった印象です。今、@コスメブログがSEO的に強そうな感じです。— れいし (@reishireishi51) 2018年10月10日
ペライチはSEO的にはピンポイントで、かなり絞ったワードにしないと厳しい気がするなぁ。個人的印象としては、サイトといえる存在と言うよりも、ネットチラシ的な位置づけ。
— 看板屋さん|豊橋&豊川で看板&イルミネーション (@illumikanban) 2017年3月5日
なるほど、、通常LPって○○.com/contents/lpみたいに、メインドメインの配下URLに置くので、メインドメインのSEO対策をしてLPにドメインの強さを享受させてSEOで上位にあげることはできるんですけど、ペライチだけだときついです→続く
— ハヤト (@12345Better) June 3, 2020
たしかにペライチのSEOが強いとのツイートを数多く見つけられました。
しかし、これらのユーザーはおそらく会社の公式ホームページを作るためというよりも、Webチラシや、アフィリエイトのペラサイトとしてペライチを利用したいと思っている方(Webマーケティングのプロ)たちでしょう。
ペライチ自体がSEOに強いのではなく、ペライチのドメイン(peraichi.com)が検索エンジンに評価されているので、WixやJimdoの無料ドメインよりも検索上位表示されやすい傾向があるようです。

ペライチは独自ドメインを利用すべき?

ということでペライチがSEOに強いと言われているのは、ペライチのドメイン「https://peraichi.com/landing_pages/view/◯◯◯」に便乗できるからです。アメブロやはてなブログの質の低い素人ブログが1ページ目に表示されているのと同じ原理です。
そこで気になるのがペライチを利用する際の問題が、「ペライチドメインのまま」にするのか、「独自ドメインを利用すべきか」です。
もし、何かキャンペーンサイトなどのスポット的なページを作るのであれば、ペライチのドメインで運用しましょう。狙うキーワードによってはドメインパワーですぐに上位表示されるかもしれません。
しかし、会社などの公式ホームページとして長期的に運用する場合は、独自ドメインを取得して、https://○○○.comというドメインにしておきましょう。
理由としてはペライチというサービスがなくなれば、そのドメインは使えなくなるからです。先日ペライチと非常に似た某ホームページ作成ツールがサービス終了となりました。今のところペライチは人気のあるWebサイトビルダーの1つなので、サービス終了となることはありませんが、Web業界は流れが速いので10年後のことはわかりません。
また公式サイトとして長期的に運営するのであれば、ドメイン運営時間を資産を築けるためにペライチのドメインパワーに便乗しなくても自分のドメインの評価も上がってきます。公式サイトがペライチドメインに間借りしているのも、ちょっと違和感があります。
ペライチのドメインでページを作ると上位表示されやすいといことを利用して、悪質なWeb集客を行ったり、アフィリエイターが質の低いページを量産する可能性もあり、その場合ペライチドメインのページ全体の順位が今後下がるリスクもあるので、「公式サイトなら独自ドメイン」「短期的に一般キーワードで検索上位表示を狙うキャンペーンページならペライチドメイン」という住み分けがオススメです。

ペライチの運営もペライチドメインで上位表示されやすいように色々と対策しているようです
ちなみにペライチから発リンクする際には「nofollow」がつかない有効なリンクです。自分のワードプレスサイトにサテライトサイトやランディングページとして利用しているペライチからリンクすることで、被リンクの1つとして利用できるかもしれません。
ペライチとSEO まとめ
- ペライチがSEOに強いのはペライチドメインのおかげ
- 公式サイトはペライチドメインを使わずに独自ドメインがおすすめ
- ドメイン以外でこれといって特筆すべきSEO対策機能はない
ペライチのSEO機能はWixやジンドゥーなどと比べて際立っている訳ではありません。
ただし、ペライチの運営は検索上位表示は非常に気にしており、ペライチ内のドメインで作成したページが簡単に上位表示されやすいように運営しています。ペライチのドメインパワーを利用して、キャンペーンページを作成して上位表示させることもできるかもしれません
もし、会社やお店の公式ホームページとして長期的に運用するのであれば、ペライチドメインのSEOパワーに頼らずに、独自ドメインで自社の資産にすることをおすすめします。ペライチドメインなしでも、完成度の高い作りやすい国産Webサイトビルダーでしょう。
ただし、ペライチSEOでの上位表示は、正直2023年に効果があると言えば… かなり疑問です。基本的に今の時代だと、広告や各種SNSで集客するような使い方がメインで、これからペライチにSEO効果を期待してWebページを作成するのは非推奨です。

ブログやコンテンツを作成してSEOで狙うのであれば、やっぱりエックスサーバー(スタンダードプラン推奨)でワードプレスインストールしてWebサイト立ち上げる方がSEO対策はしやすいです。