フリーランスの着付け師として出張着付けのお仕事をしたいと考えている方もいると思います。しかし、ニッチな業界なので、集客方法にお困りの着付け師さんも多いのではないでしょうか。
そこで出張着付け師が利用できる、おすすめの集客方法について、リストアップしてみたので参考にしてもらえれば幸いです。
出張着付けのおすすめ集客方法一覧
ホームページのSEO対策(ブログマーケティング)
まずはSEO対策です。SEO対策とは簡単に言えばGoogle検索してホームページにお客さんを呼び込むことです。HPのSEO対策はWeb集客の王道中の王道で、今さら感がありますが、着付け業界には以下のような特徴があります。
SEO対策は今の時代はどの業界でも激戦区です。しかし、着付け業界に関しては市場規模が小さすぎて、Webマーケティングが得意な会社が存在していないため、比較的簡単に効果が得られます。
しかも地域が重要になっているのでブログでのコンテンツSEOがしやすいです。
「出張着付け 地域名 ●●」のような検索キーワードを想定してブログ記事を量産していけば、ライバルが少ないので、ブログ初心者でも比較的簡単に検索上位に表示させることができます。
ローカルマッチングサービス
ホームページと合わせて登録しておくべきなのがローカルマッチングサービスです。以下のようなローカルマッチングサービスにて出張着付けの集客が可能です。
- くらしのマーケット
- ミツモア
- ゼヒトモ
- ジモティー
出張着付け師として事業者登録しておけば、サービスを出品することができます。決済機能も付属しているので、ドタキャンやいたずら対策にもなります。
美容室がホットペッパーや楽天ビューティーなどで予約するように、基本的に今の時代はポータルサイト経由で業者選びをします。着付けサービスでも積極的に使った方が集客には効果的です。
ポータルサイト経由の集客は20%前後の手数料が発生します。しかし、広告費と考えれば、ローカルマッチングサービスは理にかなった集客手段ですので、積極的に検討してみてください。
SNSの中で最も効果的なのはInstagram(インスタグラム)です。
インスタはローカル色が強いSNSなので地域ビジネスと相性が抜群です。また洗練された女性のユーザーが多いので、着付けサービスの見込み客になりやすいです。
Instagramはライブ配信機能なども実装されており、顧客との接点も構築しやすいです。着付け業界は年配の方が多い業界で、顔出しでのSNS等は実施されていない商圏も多いので、自分の商圏で競合がいないようであれば、重点的に集客の要にしてみることも検討の価値アリです。
タウン情報誌にプレスリリース
この集客方法は競合が多い都市部では難しいです。
もし自分の経歴や、着付け師になるまでの人生がストーリーとして面白い場合には地元の新聞社やタウン情報誌にプレスリリースを送ってみるのも面白いです。
都市部とは異なり、地方のタウン情報誌や新聞社はネタを探しています。着付け師は少しユニークな職業です。そして女性読者にも共感もたれやすいことから、取り上げるに値する人間性や華やかさがあれば、フリーランスの着付け師でも取材される可能性が十分あります。ライバルが少ない業界なので、プレスリリースを送ってみて損はありません。
地元の新聞や雑誌に掲載されたとなれば、掲載実績を長期的なマーケティングツールとしても利用することも可能です。
美容室・写真館への営業
店舗ビジネスとして美容室・写真館への飛び込み営業も効果があります。美容室だとヘアメイクさんはいたりしますが、和服の着付けの技術があるスタイリストが在籍していないケースも多いです。
20歳前後(女性大生・専門学校生)の年齢ですと、卒業式前に美容室とかに行く年齢なので、そこから接点を持つことができます。美容室が紹介してくれる可能性があります。
リスティング広告
Web広告の中でもリスティング広告と出張着付け師の相性は抜群です。
リスティング広告とは、インターネット上で検索されたキーワードに関連する広告を表示する仕組みのことです。
例えば、あなたが「着付け」というキーワードで検索したときに、検索結果の上や横に表示される広告がリスティング広告です。
リスティング広告のメリットは、ユーザーの興味やニーズに合わせて広告を出すことができることです。またクリックされた回数だけ料金が発生するので、広告費用を安く抑えることができます。
SEOはブログなどのコンテンツを作成して検索に引っ掛けていきます。変わってリスティング広告はお金を払って検索上位に表示させます。
他の業界であればリスティング広告は単価が高騰しすぎていて、SEO対策同様に効果が期待できなくなっているのですが、出張着付け師の業界はライバルがほとんどいません。リスティング広告経由での集客が黒字化しやすい業界です。
出張着付けの費用対効果が悪い集客方法一覧
以上が出張着付けにおすすめの集客方法でした。続いては、逆にあまりおすすめできない集客方法を紹介しておきたいと思います。
X(Twitter)
X(Twitter)のようなテキストベースのSNSとも相性がよくありません。男性が使っていルイメージがありますが男女比は半々ぐらいで、そこまで気にする必要がありません。
たとえ女性ユーザーが多くてもXは以下のようなデメリットがあります。
インスタ女子は着付けサービスの潜在顧客率が高いですが、ツイッター女子は基本的にお客様にはなりません。確かにテキストSNSの方が情報発信はしやすいのですが、集客効果は期待できません。
野立看板
野立看板のような通年で広告出稿するような媒体は向いていません。着付けは需要があるシーズンとないシーズンが比較的はっきりしています。
野立看板だけでなく、通年で契約するような広告媒体は赤字になる可能性が高いです。
ポスティングチラシ
エリアマーケティングの王道とも言われるポスティングチラシ。エリアマーケティングの代表格ではありますが、集客には結びつきません。理由としてはサービス内容がニッチすぎるからです。
もっと汎用性が高い商材でもポスティングチラシの反響率は1000枚に3人ぐらいと言われています。近年はポスティングチラシは即ゴミ箱行きになりやすく、それ以下になるとも言われています。和服を着る機会の見込み客となると、ポスティングチラシはほとんど効果が期待できません。
エリアマーケティングとは、特定の地域や市場に対して、その特性やニーズに合わせたマーケティング活動を行うことです。
例えば、地域の文化や風土、消費者の嗜好やライフスタイルなどを考慮して、商品やサービスの開発や販売促進を行います。エリアマーケティングのメリットは、ターゲット市場に対してより効果的にアプローチできることや、競合他社との差別化ができることなどです。エリアマーケティングを成功させるためには、市場調査やセグメンテーションなどの事前準備が重要です。
出張着付けの集客方法 まとめ
出張着付けであれば、ホームページを作成してSEO対策のためのブログ記事を作成は第一優先です。
ホームページは、検索上位表示されるのには時間がかかるので、合わせて手数料・広告予算は必要となるものの、ローカルマッチングサービスやGoogle広告の利用を検討してみてください。