着付けのお仕事を営んでいる方で集客方法を探している方も多いと思います。着付けの集客方法として近年注目されているのが「くらしのマーケット」。たくさんの自営業の着付け師が登録されています。
何故くらしのマーケットが着付け師の集客方法として注目されているのか理由を紹介したいと思います。
出張着付け師専門のポータルサイトは存在しない
着付け師は非常に市場規模が小さい業界のため、専門の検索ポータルサイトは存在しません。現在、着物の着付けサービスを希望するお客さんを獲得するためには以下2つの集客サイトが利用されています。
ホットペッパー・楽天ビューティーともに美容院の検索サイトです。美容室お抱えの着付け師でないと、上記2つの美容系ポータルサイトには登録できません。店舗がないフリーランスの着付け師は利用できません。
着付け師の方の中にはヘアサロンと業務提携をしている場合もありますが、美容室のお抱えになるために自分から売り込みをする営業スタイルに抵抗がある事業者も多いのではないでしょうか。
また、美容室の着付けサービスには「メイクや髪の毛のセットも合わせてしてくれる」などのメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。
着付けサービスを必要とするお客側としても、出張サービスの方が使い勝手が良いです。しかし残念ながら、楽天・ホットペッパーで登録しているのほとんどのサロンでは店舗サービスしか対応していません。
出張着付けサービスの中ではくらしのマーケットが市場規模最大
美容室店舗サービスを除外した出張着付けサービスに限定した検索サイトとしては「くらしのマーケット」が人気No.1です。
くらしのマーケットとは、暮らしに関する様々なサービスをオンラインで予約できるサイトです。
ハウスクリーニングや引越し、不用品回収、エアコンクリーニング、家具組み立て、出張撮影などが人気のカテゴリです。合計300種類以上のサービスがあり、そのカテゴリの一つとして出張着付けサービスも提供されています。
出張着付けサービス専門の検索ポータルサイトではありませんが、市場が狭いために、現状はくらしのマーケットが最も依頼数が多い集客サイトとなっています。
口コミ評価を貯めることができる
くらしのマーケットは口コミ評価を資産として蓄積することができます。
口コミを貯められる場所としてはGoogleビジネスプロフィールやエキテンなどが存在します。しかし、どちらも店舗のような住所を持っていないと掲載することができません。
ココナラのようなスキルシェアサービスでは対面サービスは出品することができません。
事務所を持たずに出張してサービスを提供している着付け師にとっては、くらしのマーケットは口コミ評価を貯蓄していくことができる貴重なプラットフォームです。
口コミを貯めるメリットとして、ランキング機能で使えば使うほどくらしのマーケットでは集客しやすくなります。しっかりしたサービスを提供していれば、比較的4.5点以上(5点満点中)の評価を獲得しやすいです。
くらしのマーケットユーザー以外からもこの口コミ情報は閲覧可能なので、ブランディング的にもおすすめです。一人の着付け師として知名度が上がれば、くらしのマーケット以外での仕事の幅も増やしやすくなります。
ホームページとしても利用できる
口コミだけでなくホームページの代わりとして利用することができます。以下の情報をと掲載することができます。
ホームページは作った方がいいですが、管理が面倒であればくらしのマーケットの事業者紹介ページをHPの代用として使っても問題ありません。Google検索でも上位に表示されておりSEO効果も高いです。
価格やプランを自由に決めることができる
くらしのマーケットは価格やプランを自由に決めることができます。複数のサービスを提供できるため、着付けだけでなく、ヘアメイクなどのオプションサービスも提供して顧客単価を上げることができます。
着付けは一生に何度も利用するサービスではないので、格安路線にしなくとも、ある程度高い値付けでも選択してもらいやすいです。
口コミ評価が上がるごとに高価格サービスでも注文を受けやすくなります。
決済を代行してくれる
くらしのマーケットは検索予約サイトなので、決済機能も実装されています。おつりを用意する必要がありません。金銭のやり取りのような、煩(わずら)わしさから開放されます。
くらしのマーケットの類似はミツモア
くらしのマーケットが現在、出張着付け師では不動の地位を確立していますが、近年、ライバルが現れました。それが「ミツモア」です。
ミツモアとは、地域のプロと依頼者をつなげるマッチングサービスです。くらしのマーケットとミツモアは以前は料金体系が大きく異なりました。メッセージ課金だったので、ミツモアは無駄撃ちも多く、赤字になりやすかったです。しかし、くらし成功報酬型になったので、ミツモアとくらしのマーケットは、案件獲得コストは同等になりました。
またミツモアは、依頼内容に応じて最大5社から見積もりが自動で届き、その中から好きな業者を選んで依頼できます。くらしのマーケットは、サイト上に掲載されている業者の中から自分で条件に合った業者を選んで見積もりを依頼できます。
よって、ミツモアの方が少し案件獲得の難易度が低いです。まだ出張着付けにおいては、ユーザー数が少ないです。もし、くらしのマーケットで自分の居住地域でライバルが多いのであれば、くらしのマーケットへの登録も検討してみてください。
くらしのマーケットで出張着付けの集客 まとめ
出張着付け師として活動している方にとって、お客さんをオンラインで獲得するのであれば、くらしのマーケットが令和現在においては最も合理的です。
会員登録・月額利用料金も無料なので、とりあえずアカウント登録してみて、様子をみるのもアリです。