誰でも簡単にスキルを売り買いできるスキルマーケットサービスで日本でNo.1に君臨しているのがcoconala(ココナラ)。
購入側・出品側ともに無料で有効活用する方法を模索中のユーザーも多いのではないでしょうか? しかし、残念ながら令和現在においてココナラの無料運用には期待できません。その理由を解説したいと思います。
ココナラの無料お試し枠機能は廃止
まずココナラが無料目的での利用に期待できないのは、無料お試し機能が廃止されたからです。この無料お試し機能は購入側だけでなく、出費側にも大きなメリットがありました。
- 無料でサービスを提供してもらえる
- フィードバックをもらえサービス企画しやすい
- 良レビューを稼ぐことができる
- 新規参入でも稼ぎやすくなる
しかし、残念ながら2018年を持ってココナラの無料お試し枠機能は廃止されました。今後は最低出品価格が500円以上で、ジャンルによってはそれ以上で固定されます。
ココナラがサービスローンチされたのは2012年です。もはや出品アカウントを増やすメリット感じられなくなったのでしょう。
おそらく以下のような理由げ無料で、新規出品者を育てる必要性を感じなくなったのではないかと思います。
ココナラ運営としては、新規出品者を歓迎してもデメリットの方が多いので、戦略の転換をしたのでしょう。
これによってココナラでお金を稼ぎたい方にとっては以下のようなデメリットがあります。
無料サービスがなくなったのは、実は購入側のお得感がなくなったことよりも、今後、新規の出品ユーザーが稼げなくなるのが一番の問題です。これがスキルシェア業界では、激震レベルの改悪と呼ばれている要因です。
ココナラ(スキルシェア)に変わって最近人気が高まっているのは、ローカルマッチングサービスです。ミツモアが有名です。ココナラで苦戦している方は検討してみてください。
ココナラは無料出品を廃止してプロの外注業者マッチング路線へ
ココナラは出品者数が増加したので、今後は高価格帯路線へ舵を切ると考えられます。
実際「PRO認定ロゴマーク制度・ココナラビジネスの新設」の2つの施策が行われたのが、そのような可能性の裏付けでもあります。
PRO認定ロゴマークは、プロの方としてココナラ運営に認可された方につけられるフラッグ。「高品質・高信頼・優先サポート」のサービス提供を義務付けられているが、「絞り込み検索結果で上位表示」「ココナラビジネスへの登録」「公式による特集・メールでの紹介」増加するなど集客面で有利になる。
PRO認定は公募申請制度で申請フォームより誰でも申請自体は可能となっている。
ココナラの中でもよりビジネス特化のサービスでなおかつ「PRO認定サービス」が厳選されている。見積書・発注書などの発行可能。請求書払い・源泉徴収にも対応していたり、会社の複数メンバーで運用することができる。
中〜大手企業でも使えるようにサービス設計している為、全体的に高単価なココナラの出品サービスが売れやすい傾向にある。なお出品はできないので、通常のココナラ経由でPRO認定を受ける必要がある。
人気の無料サービスは相談系で特に占い
ココナラの無料サービスの中でも特に評判が高かったのは相談系サービスです。この相談系サービスは無料廃止による打撃が特に大きいです。
相談系サービスは情報が価値なので、無料でも満足度が高かったです。特に以下2つは鉄板ジャンルでした。
- 占い
- 法律相談
どちらも長期的な稼ぐ手段というよりは、まだキャリアが浅い出品者が経験値稼ぎに利用していました。
特に占いなんかは無料でもキャリアを築いて人気の占い紙になれば、分刻みで課金できる電話相談なんかで、大きく稼げたことを考えると、これから占い師としてデビューして生活していきたい方にとって無料レビュー稼ぎができなくなったココナラはオワコンになったと言わざるをえません。
ココナラで無料出品制度が廃止でも稼げる人
しかし、ココナラが全ての出品者にとってh完全なオワコン化したかといえば、そうではありません。以下のような方であれば、新しく新規参入する余地があります。
- SNSインフルエンサーなどココナラ外から集客できる人
- 圧倒的な輝かしい経歴
- 納品物のクオリティがプロの中でも突出している
- 競合が少ない珍しいサービス(需要がある前提)
- 5万円以上の高価格帯サービス限定の出品者
弁護士・行政書士業務などの法律相談系は料金を相場より圧倒的に安くすれば、今でも一定の集客力は一定はあります。ココナラは高価格帯のサービスをプッシュしている関係で、士業系はこれからも参入余地はあるかもしれません。
ココナラはサービス開始した当初は、「自分の得意なことでお小遣い稼ぎ」みたいなコンセプトでした。しかし、もうちょっと得意なことを出品のようが学生ノリの生半可な気持ちの出品者はココナラ運営にも求められていません。
今稼げるのは、数万円〜数十万円の商品価値があるサービスを提供する高価格帯の事業者・フリーランスです。
高価格帯のサービスならココナラ内のクリック課金型広告で集客しても赤字にならない可能性があります。
ココナラで無料でできること
最後にですが、ココナラで無料できることは以下の通りです。
- 個人の購入・出品アカウント作成
- ビジネス(購入)アカウント作成
- プロフィールで事業者名が分かるような記載をすること (グレーゾーン)
- 個人の出品アカウントで公開依頼への応募
特筆すべきこととしては、自分が新規ユーザーを買い叩くことでしょうか。買い叩くといえば、語弊があるかもしれません。ただ、ココナラが1万円以下の商品を出品しかできない新規出品者を冷遇しているのは確かです。
彼らもクリエイター・専門家としての経験値稼ぎをしているという側面もありますので、そのような経験値稼ぎの出品ユーザーに格安で外注できる環境と考えれば、利用価値は残っています。
出品は諦めて、安く外注する場所としてとらえて、集客や売上はココナラ外で検討しましょう。
ココナラ無料 まとめ
- 無料お試し枠機能は廃止
- 無料お試し枠機能は新規参入者のレビュー稼ぎの常套手段だった
- ココナラはすでに多くの出品ユーザーが存在する
- 新規参入者は、トラブルも多くサポートが大変
- ココナラは単価の低い新規参入者を歓迎していない
- 無料出品を廃止してプロの外注業者の高価格帯に注力
- 士業やSNSなどでインフルエンサーは今でも新規参入して稼げる可能性アリ
ココナラは以前は無料でも経験値稼ぎのために、お試しで、いろいろなサービスを提供してもらえていました。ネットで副業となると今でもココナラが推奨されることが多いですが、残念ながらすでにココナラ上で人気の出品者は決まっていて、新規参入者はお呼びじゃなくオワコンです。
これからは、ココナラ内の広告をわまして集客を頑張ってレビューを集めていかなければなりません。無料お試しサービスが利用できた時代のユーザーがうらやましいですね……