2020年台になって、ライフスタイル・ワークスタイルが大きな転換期を迎えたことや、コロナで業績悪化によって集客手段の再構築を検討している事業者も多いのではないでしょうか?
今回は集客手段の1つとして、最近、登録者が上昇しているゼヒトモ(Zehitomo)について解説してみたので、副業やフリーランスとしてお仕事をしている事業主さんは、集客手段の1つとして参考にしてもらえれば幸いです。
ゼヒトモ(Zehitomo)とは?
ゼヒトモは簡単に言ってしまえば、地域に根ざしたサービスの見積もり・マッチングサービスです。
「サービスを提供したい側」「サービスを受けたい側」をネット上で引き合わせるビジネスモデルです。ランサーズやココナラのようなクラウドソーシングとビジネスモデルとしては近いです。
大きな違いとしては、クラウドソーシングがWeb制作・Webライティングなどネットで完結するサービスが多いのに対して、ゼヒトモは実際に会わないとサービスを提供できない業種を中心としています。
- 住宅のリフォーム・リノベーション
- 庭のお手入れ
- エアコン・水漏れ・トイレ修理
- 害獣駆除
- コンセントの増設
- 網戸・障子の張替え
- 防犯カメラの設置
- 合鍵作成
- 太陽光発電
- ハウスクリーニング
- 大工・工務店・外壁塗装
- 金属加工・防音工事
- 外装リフォーム
- フローリング・床の張替え
- 床材メーカー・販売業者
- 玄関ドア・引き戸の交換
- ガレージ・カーポートの施工
- 庭のリフォーム
- 庭木の剪定
- 車のカスタム・修理
- 車検代行
- オートバイの販売・修理
- 便利屋
- 家具組み立て代行
- 人生相談
- 引っ越し
- 古本買い取り
- 雪かき・雪下ろし
- 遺品・生前整理
- 墓じまい・改葬
- パソコン修理・PC設定・ウイルス対策
- 冷蔵庫修理・クリーニング
- テレビの設置・取り付け
- 洗濯機クリーニング
- 買い物代行
- 出前・宅配・ケータリング
- 不用品買取
- オフィス業務代行全般
- オフィス清掃
- エステ
- ビューティーアドバイザー
- 出張美容師
- 着付けサロン
- 着物クリーニング
- 着物仕立業者
- 出張ヘアメイク
- 出張ネイルサロン
- スタイリスト
- 犬のしつけ
- ペットの世話
- トリミング
- 料理教室
- クラフト教室
- ダンス教室
- ゴルフ・テニススクール
- 語学教室
- デザイン・カメラ教室
- フィットネス・パーソナルトレーナー
- 家庭教師
- 音楽教室
- プログラミング
- 行政書士
- 公認会計士
- 司法書士
- 社会保険労務士
- 税理士
- 写真撮影
- 動画制作・動画編集
- ホームページ・ネットショップ制作
- 栄養士
- 心理カウンセラー
- ビジネスコンサルティング
- 通訳・翻訳
- 探偵・興信所
- 司会
- ミュージシャン・歌手
- フラワーアレンジメント
- 出張DJ
- イベント企画
- バーテンダー
- ピアニスト
- 出張シェフ
こうやって見ると、サービスが多岐に渡ることが分かります。類似サービスとしてミツモアやくらしのマーケットもありますが、ゼヒトモの強みはカテゴリの種類の豊富さです。
既存のビジネスマッチングサービスでは登録できなかった事業者でも登録できるチャンスがあります。
またココナラのような素人に近いセミプロが使うビジネスマッチングプラットフォームで提供しているようなサービスもあるので、副業・複業でも集客手段として活用できる可能性があるのがゼヒトモの面白いポイントだと思います。
基本は地域に根ざしたサービスですがオンライン完結型のサービスも登録されています。
ゼヒトモと合わせて類似サービスのミツモアにも無料で登録しておきましょう。
ライバルとなるのは近隣の5事業者のみ
クラウドソーシングサイトだとライバルとなる全国の事業者が案件を落札しようとしのぎを削るので、価格下落圧力が強いと言われています。中には、法人以外には落札が難しいジャンルもあります。
ゼヒトモやミツモアは発注者の住所から近い事業者のうち最大5者が応募可能なので、全国の猛者たち相手にしのぎを削る必要がありません。
他のマッチングプラットフォームで案件を受注できなかった方でも案件獲得ハードルは低そうなので、一度は試してみる価値はアリです。
システムが似ているミツモアとの違い
カンの良い人ならゼヒトモは地域の人気ビジネスマッチングサイト「ミツモア」に似ていると感じた事業者も多いのではないでしょうか?
ゼヒトモとミツモアの違いは以下5点ぐらいです。
- 出品できるビジネスカテゴリの種類
- 知名度
- 顧客単価(ミツモアの方が少し高い)
スピードマッチ機能←ミツモアにも搭載されました- 料金の課金システム【大きな違い】
ミツモアとゼヒトモは以前はビジネスモデル的にほぼ同じでした。
しかし最近はミツモアが成約するまで完全無料でメッセージを送れる神改善したため、料金システムの点において大きな差があります。集客活動を確実に黒字化したいならミツモア一択です。
後発のミツモアの方が最近はGoogle検索結果にも評価されていて、Google上でミツモアのレビュー評価が表示されるようになったので、これから伸びてくるであろうゼヒトモでレビュー評価を育てておくと将来幸せになれるかもしれません。
スピードマッチ機能
ゼヒトモにはユニークな機能としてスピードマッチ機能があります。スピードマッチではAIが自動で投稿された案件に応募する機能です。
AIが自動で依頼してくれるので、5つの枠を取り合うために、管理画面に張り付いている必要はありません。
事前に有料ポイントを購入しておくことで利用でき、広告運用感覚で利用することができます。スピードマッチ機能があれば、お仕事で外出中でも、勝手に入札してくれます。
自動入札機能は以前はゼヒトモの独自機能ですが、現在はミツモアにも登録されるようになりました。
効率的に稼いでいる事業者は、上手に案件獲得を仕組み化させています。
ただしスピードマッチ機能は自動で見積もりメッセージを送ることができますが、お金がかかります。業種によっては冷やかしが多いようで「サクラではないの?」といった意見もあるので、利用する場合には注意が必要です。
ゼヒトモ(Zehitomo)の集客手段
気になるのがゼヒトモがどこからお客さんを集客しているかです。SimilarWeb(検索流入元を調べるサービス)で検索してみると、以下のような集客ルートです。
左側のA8.netはWeb広告代理店ですので除外です。オーガック(Google・Yahooなどの)検索による集客はこれからみたいです。
現在の集客路線としてはFacebookやGoogle広告が多いですね。確かにFacebookで広告を出稿しているのはよく見ます。ゼヒトモもCEOはアメリカ人(ニューヨーカー)なので、Facebookが馴染みがあるのかもしれません。
また今後LINE広告にも出稿予定のようなので、個人のお客様がさらに増えると思います。個人のお客さんを獲得したい事業者は登録しておいても損はないでしょう。
ゼヒトモの料金体系
ゼヒトモとミツモアの数少ない相違点は料金体系です。競合サービスのミツモアは営業メッセージを送る度に課金です。
ゼヒトモの場合は先にZコインと呼ばれるZehitomo内で利用できるポイントをまとめ買いしておきます。
Zコイン枚数 | 料金 |
100 | 16,700円 |
200 | 31,730円 (5%割引) |
500 | 76,820円 (8%割引) |
1000 | 150,300円 (10%割引) |
2000 | 290,580円 (13%割引) |
3000 | 425,850円 (15%割引) |
たとえば写真撮影とかだと3〜5Zコイン(平均500円)を消費します。リフォームなど単価が多い業界だと1メッセージあたり、1万円以上になる場合があります。
ゼヒトモの場合にはまとめ買いの料金が多ければ多いほど、割引率が高くなので、広告予算として、年度末などにまとめ買いしておけばゼヒトモよりも発注単価を下げられる可能性があります。
スピードマッチングと組み合わせれば、面白いWebマーケティング施策になるかもしれません。
ゼヒトモは勧誘がしつこいとの口コミがある
ゼヒトモは登録すると勧誘がしつこいとの口コミがあります。筆者も登録していますが、確かに「見込み客が近くにいる」と電話がかかってきて、有料課金を促進してくることがあります。筆者の場合には年に1〜2回ぐらいです。
「今、忙しいので案件無理です」と答えておけばそれ以上のプッシュは入りません。
また、ゼヒトモが数年前に問い合わせフォームからの営業で、同じ事業者に何度もゼヒトモの紹介メール送っていたこと過去があるようです。そのため「ゼヒトモ しつこい」と思っている人が一定数いるのかもしれません。
筆者は今も無料アカウントだけ残していますが、個人的にはそこまでしつこさは感じないです。
Zehitomo(ゼヒトモ)まとめ
- ゼヒトモ(Zehitomo)はローカルに強い見積もりサイト
- ミツモアと似ている
- 出品できるサービスがビジネスマッチングプラットフォームの中でもトップクラス
- ライバルとなるのは近隣の5事業者
- スピードマッチ機能で広告運用のように自動で案件を獲得できる
- メッセージごとの課金で1回約500円
以上、マッチングプラットフォームZehitomo(ゼヒトモ)の特徴でした。案件に申し込みしなければ、アカウント維持費用は無料なので、サービス提供者はとりあえず登録しておいて損はないと思います。
CEOがアメリカ人ということもあり、後発の類似の見積もりサービス「ミツモア」に集客面で遅れを取っていますが、現在SNS広告を中心にマーケティングを強化しているので2023年以降は案件も増えそうな予感です。
ミツモアのレビューがGoogleに評価されているので、似たようなシステムのゼヒトモにも是非とも登録しておきましょう。
ゼヒトモと合わせて登録しておきたいミツモアです。現時点では全体的にゼヒトモよりも案件数は豊富です。詳しくは以下のページで解説しています。