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ハウスクリーニング業が儲からないと言われる10の理由

ハウスクリーニング業が儲からない理由 集客

ハウスクリーニング事業者として開業したものの、「予想外に売上が立たない…」とお悩みの事業者も多いのではないでしょうか。

ハウスクリーニングが儲からないと感じてしまう要因についてリストアップしたので、現状を打破するための参考にしてもらえれば幸いです。

登録料・月会費無料で利用できるハウスクリーニングの集客ツールはミツモアです。便利屋などハウスクリーニング関連業でも業者登録できます。

参入障壁が低すぎる

参入障壁

まず第一にハウスクリーニング事業が儲からない理由としては参入障壁が低すぎるからです。ハウスクリーニング業には以下のような特徴があります。

ハウスクリーニング業の特徴
  • 自分の体一つで生計を立てることができる
  • ハウスクリーニングはフランチャイズ化で開業しやすい
  • 開業資金が少額でOK
  • 技術習得までの時間が短い
  • Web集客サイトが多数準備されている
  • 副業ブームで素人開業者が増えている (ギグワーク向き)

ハウスクリーニングほど開業しやすい事業も珍しいです。しかし、その分新規参入者が急増しているビジネスジャンルです。参入障壁が低い業界は、競合も多いので集客に悩むことになります。

ハウスクリーニングは以下の業界と並んで参入が簡単でライバルが多く疲弊しやすい業界です。

参入障壁が低く競合が多いビジネス
  • 出張カメラマン
  • デリバリー系(宅食・軽貨物配送)
  • 結婚相談所
  • 小規模資本の軽飲食(タピオカ屋・おにぎり屋など)
  • イラストレーター・グラフィックデザイナー
  • ホームページ制作・Webデザイナー
  • Webライター
  • ブロガー・アフィリエイター
  • ユーチューバー・インフルエンサー・ライブ配信者
  • 動画編集者
  • 事務代行・データ入力
  • その他クラウドソーシング全般

ギグワーク系はどれも新規参入が多すぎで厳しすぎるのだ…

事業者急増に需要が追いついていない

ハウスクリーニング・家事代行

スキルの習得に時間がかからないことから近年はハウスクリーニングは発注者ではなく、事業者の数が先行して増加しています。しかし肝心の発注側が需要が追いついていません。

日本人は国民性としてキレイ好きな方が多く、家事代行・ハウスクリーニングを外注する必要性を感じにくいです。また日本人は他人を家に上げるのが、抵抗があるので、まだまだ家事代行サービスを使ったことがない人も少なくありません。

ハウスクリーニング業界には宅食サービスUBER Eatsのように大々的に需要を育てようとプロモーションしてくれる大手企業がいないので、今後のハウスクリーニングサービス認知も緩やかな需要増が予想されます。

ハウスクリーニングはあれば便利だけど、なくても大丈夫なサービスジャンルであり、これから意識改革を待つ必要がある分野です。近年になりビジネスインフルエンサーが合理性から家事代行・ハウスクリーニングの利用を推奨して注目されるようになってきましたが、まだまだ発展途上です。

そして近年は日本人の賃金が安いというトピックが度々話題になっていますが、令和現在を生きる日本人は家計に余裕がない方も多いために、ハウスクリーニングは贅沢品です。清掃業者を呼ぶぐらいであれば、自分で掃除してしまった方が納得感があり、エアコンクリーニングなど自分で解決しにくい案件しか回ってこない傾向があります。

集客に本気で取り組んでいない

検索結果

ハウスクリーニング自体は自分の身一つ(と自動車)で開業できるため、比較的利益率が高い業種です。それでも儲からないと感じている場合は、そもそも営業活動に本気で取り組んでいない可能性があります。

ハウスクリーニング業の案件受注方法は多岐に渡りますが、同業者やフランチャイズ本部からの紹介に頼って、自力開拓をサボっている事業者も少なくありません。一国一城の主である以上、自分で顧客を獲得していく努力が必須です。

会社員であれば、営業マンが仕事を受注してきたり、会社の看板で簡単に仕事を受注することができますが、一人のハウスクリーニング事業者となれば、知名度ゼロの零細事業者として営業しなければなりません。脱サラしたばかりの方は集客を全然できていない場合があります。

以下はハウスクリーニング業者が利用できる集客サイトの代表例です。

ハウスクリーニング業者が使える集客手段
  • 【比較biz】
  • くらしのマーケット
  • ミツモア
  • ジモティー
  • ゼヒトモ

関連記事:ミツモアがハウスクリーニング業者から注目されている5つの理由

ハウスクリーニングとチラシ集客

ハウスクリーニングの集客方法として王道といえばチラシ集客です。ポスティングチラシや新聞折り込み広告です。

以前は1000件巻けば3つぐらい問い合わせに繋がったといわれていますが、現在は以前のようにチラシ経由での集客が効果が期待できないと言われています。マーケティングは水物であり、正解がないために、自力で勝算のある広告手段を身銭を切って、模索していく必要があります。

料金が安いハウスクリーニング業者が増えている

料金コスト

ハウスクリーニング業は参入障壁が低いために雨後の筍(たけのこ)のように業者が登場します。新規開業者が顧客を獲得する手段の常套手段が既存業者よりも低料金に設定することです。

多くの新規開業者が安い料金にすることによって低価格化が起こります。そして低価格で設定している業者が多いため、顧客を獲得の難易度が上がり、熟練のハウスクリーニング業者も料金を安くしたり、値下げキャンペーンを打ち出すなどなどしなければならなくなり、業界全体の悪循環に陥ります。

クリーニング業が儲からないからと別のビジネスへの転換を考えている場合には参入障壁を指標の一つにしてみてください。誰でも簡単に参入しやすい業界はどこも、今は目立たなくとも数年経てば、安い賃金で消耗する確率が高いです。

口コミ集めていない

口コミ

価格競争から脱却する手段の一つが、サービス単価を上げることです。ハウスクリーニングを依頼する顧客は少し料金が高くでも「高品質 + 気持ちいい接客」の事業者を求めています。

サービス単価を上げるためには、口コミを先に集める必要があります。口コミ評価が高ければサービス価格を値上げしても、むしろクオリティが高いと思ってもらえます。

一度利用して満足してくれているお客さんには、積極的に口コミ投稿をお願いしましょう。

口コミは以下の場所に集めると効果が高いです。

  • Googleビジネスプロフィール
  • くらしのマーケット
  • ミツモア

開業したばかりでリピート顧客リストが少ない

重要ポイント

ハウスクリーニング屋を開業したばかりの事業者は集客に悩んでおり儲からないとお悩みの場合は時間解決してくれる場合があります。

ハウスクリーニングは基本的にストックビジネスです。一度取引してくれたお客さんがこれから何度も注文してくれる期待値が非常に高い業種となっています。創業当初は苦しいかもしれませんが、一度顧客になってくれた方は数年に一度、戻ってきてくれることが期待できるので、創業1〜2年目で儲からないと決めつけるのはまだ時期尚早です。

ストック資産であるリピート顧客は広告費用がゼロ円なので利益率が高いです。

またクリーニング業の事業者をしていると同業者との横のつながりや、不動産関係者との人脈も構築されます。人付き合いが苦手じゃない人であれば、開業後営業活動をしていれば、自然とお仕事をもらえる事業関係者が増えていきます。

友人・知人が少ない性格

ただし、人付き合いが苦手な人は時間が解決してくれない可能性があるので要注意です。

開業当初は、友人・知人経由で仕事を獲得するのは、自営業者・経営者の営業活動の王道です。ハウスクリーニング事業を選択する方は、対人能力全般に苦手意識があり、就職できない課題を抱えており、事業を開始する方が一定数存在します。

自分の友人・知人からの注文や、知人経由で顧客を集めることが難しいため、社交的な人よりもリピート顧客のストック構築に時間がかかります。

対人能力にが低くリピートしてもらえない

また対人能力が低いだけでなく、愛想が悪い印象を与えてしまう傾向のある人は、せっかく一度注文してもらってもリピート顧客になってもらえません。

ハウスクリーニング業は接客商売でもあり競合も多いため、愛想が悪い事業者は顧客が定着せず再発注してもらえません。

人と話すのが苦手で黙々と作業していればお金がもらえる事業を期待していた方にとっては、期待外れですよね…

ハウスクリーニング業は移動が必要

道路と自動車

当たり前ですが、ハウスクリーニング業は、注文者の自宅に行く必要があるビジネスです。

移動の時間が必要となり、その時間の工賃を誰かが支払ってくれる訳ではありません。移動時間が思いの外かかり、駐車料金なども発生したりして高くついてしまいます。

ただ交通費を請求してしまうと、今度はよりリーズナブルな価格でサービス提供をしている地元のハウスクリーニング業者に案件が流れてしまうのも難しいところです。

パソコン一台で自宅で作業できる代行業の方が人気が高いのは、移動コストがないのも大きな要因の一つです。

フランチャイズ加盟店の場合はサービスで差別化できない

フランチャイズ加盟店としてハウスクリーニング事業を開業した方もいると思います。ネームバリューや本部からの案件紹介などが魅力です。

営んでいる場合には、加盟店は自由に料金やサービス内容を決めることができない場合があります。本部が決めたルールに従わなければならない場合には、他の地域の競合と差別化しにくいです。

フランチャイザーによるルールの締め付けが辛い場合はハウスクリーニングの技術ノウハウ自体は提供された後であれば思い切って脱会したり、違反覚悟で内緒で別屋号を作ってチャレンジしてみるのも検討してみてください。

また売上が立っていなくても毎月のロイヤリティや広告分担金として発生したりするので売上が圧迫する部分もあります。当初、想定してよりも後々になって色々と発生することが分かる場合もあるので、これからフランチャイズに加盟して集客を検討している場合には熟考しましょう。

本部からチラシを購入しなければならず、宣伝効果が期待できないと過去のデータでわかっていても断れないフランチャイズもあるそうです。

発注者ではなく加盟店から儲ける悪魔のビジネスモデルなのだ…

ハウスクリーニング業は地方では利益が出しにくい

節約

基本的にハウスクリーニング業は人口が少ない関係で見込み客も少ないです。

確かに、田舎のほうが高齢者が多いイメージがあり、子供は都市部に住んでおり、掃除などの労働作業 に困っているご老人も多いのでは? と思ってしまいますが、地方のお年寄りはタフで足腰が元気です。

それに、田舎はお金を持っていない方も少なくありませんので、自分で掃除した方が合理的ということもあります。

地方在住者が自分で地元を市場分析をして勝機があると思ったのであれば、それは自己責任です。

要注意なのが、加盟店を募集していてるフランチャイザーの説明会に参加して、地方でも儲かるなどと言われて、加盟してしまうパターンです。基本的にフランチャイズビジネスは地方に行くほど利益が出しにくく、それはハウスクリーニングでも例外ではありません。

またハウスクリーニングと兼業することも多いビルクリーニング案件が地方では少ないのも、収入が安定しない要因の一つです。

ハウスクリーニング業は儲からない まとめ

まとめ
  • 参入障壁が低すぎる
  • 事業者急増に需要が追いついていない
  • 集客に本気で取り組んでいない
  • 安い業者が増えている
  • 口コミ集めていない
  • 開業したばかりでリピート顧客リストが少ない
  • 友人・知人が少ない
  • 対人能力にが低くリピートしてもらえない
  • ハウスクリーニング業は移動が必要
  • フランチャイズ加盟店の場合はサービスで差別化できない
  • ハウスクリーニング業は地方では利益が出しにくい

ということで、ハウスクリーニング業は様々な理由で儲かりにくいビジネスモデルです。参入障壁が低いために現在は独立希望者から注目を浴びていますが、宅食業界のように発注側の業界全体が需要が盛大に上がっている訳ではありません。

日本にも今後も清掃業務をアウトソーシングする文化が根付く可能性もありますが、大きな需要があると勘違いして大金を使って開業しないように気をつけるようにしてみてください。

すでに開業してしまった場合で、ハウスクリーニングが儲からないと感じている方の中には本気で集客を本気やりきっていない可能性も残っています。自分なりに工夫してネット・リアル関係なく勝ちパターンの集客方法を模索してみてください。ミツモアは登録料・月会費無料で黒字化させやすいです。

関連記事:エアコンクリーニング(ハウスクリーニング)の集客方法