YouTube集客をオススメしない9のデメリット【ブログの方がマシ】

YouTube集客

個人事業主や小規模法人の経営者でYouTube集客を検討している方も多いと思います。

しかし、YouTube集客は2022年以降に参入するなら注意が必要です。

予算や社内のリソースが余っている企業のWebマーケティング施策としては良いかもしれません。ですが広告予算もないような個人〜零細法人の場合には別の集客方法の方がいいかもしれません。

YouTube集客のデメリットについてまとめてみたので、参考にしてもらえれば幸いです。

あらゆるジャンルでYouTubeチャンネルが増加した

選択肢

2022年はすでにあらゆるジャンルや業種のYouTubeチャンネルが乱立しています。

5年前であればビジネス事業者が集客としてYouTubeチャンネルを利用している事例はまだ少なかったです。

しかし、これから事業者としてYouTube集客に参入しても、古参のチャンネルで登録者が多いチャンネルの方が集客しやすい仕組みになっています。

特に以下のようなジャンルは激戦区(母数が多い)なので、これから参入してもチャンネル登録者数を増やす難易度は先行者メリットを享受している事業者と比較するとハードルが高いです。

  • パーソナルトレーナー
  • 各種カウンセラー・コンサルタント
  • 弁護士・税理士・行政書士
  • 整体院・接骨院・鍼灸師
  • 病院・クリニック
  • 美容室・美容サロン
  • スタイリスト
  • 塾・社会人スクール
  • 結婚相談所
  • 就職エージェント
  • カメラマン・フォトグラファー
  • メイクアップアーティスト
  • 各種飲食店
  • 料理教室
  • ホームページ制作会社・マーケティング会社

たとえば「自動車メーカー」や「遊園地」など、明らかに競合が少ない業界と比較すると全国にYouTube集客したい事業者が多すぎます。

YouTube集客の場合には「地域名」を指定してコンテンツを探す人はレアケースです。地域で1〜3位を目指せば良いビジネスでも、YouTubeチャンネルの場合はTOP10以内を目指す必要があります。

自分が参入しようとしている業界のユーチューバーの「量」と「質」は確認しておきましょう。

コンテンツとしての消費期限が短い

ニュース

ブログも文章・画像・表組みなどをしっかりすると、比較的時間がかかります。しかし、それでもSEOで上位表示できれば、数ヶ月以上〜数年に渡り、中長期的に集客できます。

ブログ記事は後から加筆修正を加えてアップデートしていくことができるからです。

しかし、動画コンテンツの場合は、現在のところブログのようにコンテンツを追記して、動画をリニューアルすることができません。

たまにバズったりして多くの再生回数が発生すると、3年前ぐらいまでの動画であれば、サジェスト表示されますが、大半の動画は消費期限が数ヶ月程度の消耗品扱いです。

ブログも2020年以降は集客手段としては、イマイチになってきましたが、YouTube動画に関してはブログ以上のスピードで集客手段としての旨味がなくなっている印象を受けます。

関連記事:ブログは集客できないので辞めた方がいいかも

YouTubeは動画系のSNSということもあり、ブログよりもニュース寄りな一時的なトピックの話題について扱うことも少なくありません。

ニュース性があるトピックは同業他社が似たような内容の動画を一斉にアップロードします。同じ業界のYouTubeチャンネルが似たようなトピックを投稿しますが1〜2本見れば視聴者からすれば十分です。

視聴回数を稼ぐには制作スピードが重要になります。ニュースのようなトピックは資産性がないので消耗品であり走り続けなければなりません。

有益な動画が拡散されやすい訳でもない

いいね・わるいね

YouTubeの場合は有益な情報が拡散されやすい訳ではありません。素人の美容・化粧の動画でもファンが多いチャンネルなら視聴回数が増加しやすいです。

本業じゃない素人でも、有名チャンネルがキーワード狙ってバズった有益じゃない動画が長年上位表示され続けていたりもします。

たとえば、3年前のSEO対策の情報は情報としては少し古いのですが、ネットビジネスを手広くやっているインフルエンサー(Webマーケティングが専門じゃない人)が作成した動画が今でも上位表示・サジェストで表示されていたりします。

ちなみに、Google検索では以前は素人の雑記ブログでも上位表示されていましたが、現在は専門家の特化型サイトが優先的に上位表示されるアルゴリズムになっています。今後同じGoogleのサービスであるYouTubeでも専門家の情報のみサジェスト・上位表示される時代が到来する可能性もゼロではありません。

毎週動画をアップロードしなければならない

YouTube動画制作

YouTube集客をオススメしないのは、毎週動画を作成しなければならないことです。SEO狙いのブログ集客などと違い、YouTubeの場合は忘れられないために、継続配信が大事になります。

事業者が集客目的の場合には週に1〜3件ほど投稿していることが多いですが、コンスタントに動画を制作するのは大変です。「動画の撮影 + 編集」が必要のため他の情報発信と比較すると圧倒的に大変です。

  1. Twitter (短文)
  2. インスタグラム (画像 +  短文)
  3. YouTubeショート・TikTok・リールズ(ショート動画)
  4. ブログ (SEO集客の狙いの長文・網羅性のある記事)
  5. YouTube (動画)

YouTube集客をオススメしないのが、ブログと比較すると以下のようなデメリットがあるからです。

  • 制作に時間がかかる
  • ブログのリライトのように再編集でリニューアルできない
  • せっかく作成した動画をYouTube運営によって非公開にされる
  • SNSのためネガティブなコメントをもらいやすい
  • キーワードよりチャンネル登録者を楽しませることを優先して動画作成する必要がある

また正直、本当に有益な動画なんて年に数本だと思います。集客目的でYouTubeを初めた場合は開設数ヶ月でネタ切れを起こす可能性があります。

チャンネルを維持するためだけに薄い情報の動画や以前にすでに伝えた情報を焼き直しして出すことも考えなければなりません。ただし、同じ内容なコンテンツはGoogleからも求められておらず、非公開にされたり、チャンネル登録者のファンにとっては既視感もあり難しいところです。。。

ブログでも同じキーワードでページを作成するとカニバリズムと呼ばれて、SEO的にマイナス評価されます。また類似コンテンツはGoogle検索上にインデックス(登録)されない場合もあります。

ユーチューバーの企画が過激になって問題化していきますが、彼らも悪気はないんです。彼らも過去の企画と戦っていて、既にある企画では再生されない時代になっていますから。

YouTubeショートは暇つぶし目的で集客には不向き

YouTubeは新チャンネルでは閲覧数が伸びにくいということで、「YouTubeショート」のような尺の短い短尺動画も注目されはじめました。ショート動画は比較的制作コストが少ない分野です。

ショート動画サービス
  • YouTubeショート
  • Instagram Reels (リールズ)
  • TikTok

ショート動画は最低保証の動画再生数が設定されているサービスもあったりと、これから動画チャンネルをスタートさせたい方にとっては救世主的な存在です。

しかし、ショート動画はどちらかと言えば年齢層が10代〜20代前半の方が暇つぶし目的で視聴するような動画が好まれます。購買意欲も高くありません。

事業者が集客目的のために使うには、現在のところはユーザー層・目的のために、使い勝手は悪そうな印象を受けます。

確かに面白いことやってバズっておけば、知っている人がサービス・商品を必要とした時にアクションを起こしてくれるかもしれません。しかし、エリアを絞ってビジネスやっている人にとってはあまり関係ない話です。

TikTokは2022年3月に10分動画が解禁されたので、これからビジネス系動画が増えてくると言われているので狙い目かもしれません。アルゴリズム的にもYouTubeよりも初心者に優しいと言われています。

顔出しが必要

YouTube

YouTubeのような動画集客では、基本的に顔出しが主流になっています。

匿名性の場合は、人気チャンネルですら、すでに売却が始まっているほど過度期に入っています。YouTubeの運営が匿名性の強い動画コンテンツを嫌っていると推測され、広告も剥がされやすいです。

ゆっくり動画だけは、文化として花開いているので、匿名動画のジャンルとして今でも根強く人気があります。

しかし、ゆっくり動画もYouTubeによって広告が剥がされやすいなど色々とデメリットが報告されています。

顔出ししない動画は、テロップ入れ・シナリオ作成など、制作コスト的にも大変で、AIによるスパム認定リスクもあるので、今後はやはり顔出しがスタンダードになる可能性が高そうです。

顔出しでYouTube集客にチャレンジして再生回数が伸びなかった場合は、人気がないと思われて集客的には逆効果になる場合もあります。

また本名公開している場合は高確率で知り合いにバレます。社会人でも暇人はいるので、「そういえば中学時代に同級生だった○○って今何しているんだっけ?」とたまに暇つぶしで検索する人がいるので、顔出し集客するということは、基本的に友人・知人にバレる可能性が高いと想定しておいていいでしょう。

YouTube集客は上手くいけばいいですが、そうじゃなかった場合は黒歴史やバカにされる可能性があるのは、大きなデメリットですね……

ルックスが良いユーチューバーの方が再生されやすい

美人女性

Web広告・ブログやTwitter、Facebookなどの文章を中心とした集客とはことなりYouTubeの場合にはルックスも重要視されます。基本的に以下の順で人気が出やすいです。

  1. 若い美人女性
  2. 平均レベルのルックスの女性・イケメン
  3. その他

インスタグラムなど画像系SNS集客でもこの傾向がありましたが、動画でも同じ流れです。

視覚要素が強い集客手段になるほど、「ルックスが優れた方」「性別は女性」「年齢が若い」が人気で出やすくなる傾向があります。

日本では行き過ぎたルッキズム(外見至上主義)が近年は問題視されていますが、個人の趣味嗜好を止めることはできません。

自分の業種で若くて美人なビジネスユーチューバーが登場すると、そちらにトラフィックを奪われやすいです。待たざるものにとっては不公平感を感じてしまいますが、地道に情報の質や動画のクオリティなどで勝負しなければなりません。

予算があれば、若い女性をアシスタントを置くなどできますが、なかなか難しいですね。

演者の問題

コンテンツマーケティング

YouTubeは集客ブログとは違い、属人性が高いです。ブログであれば、「編集部」や「株式会社○○」など誰が書いたかを明確にしなくてもOKです。実際、外注ライターでコンテンツを量産しているオウンドメディアも多いです。

しかし、YouTubeの場合は属人性が高く、基本的には経営者やエース級の社員などのリソースを割いて運営していうことになります。ブログのように外注・量産化する難易度が高いです。

また経営者ではなく従業員を出演させると、そのスタッフが退社した場合の権利などで問題が生じる場合があります。

従業員に集客目的でビジネスユーチューバーさせると、ライバルからの引き抜きも心配ですね。

広告収益は期待できない

お金持ち

動画は制作コストが必要です。広告収入を期待しているかもしれませんが、年々、YouTubeの収益化のハードルが上がっています。

  • チャンネル登録者1000人以上
  • 過去12ヶ月間の総再生時間が4000時間
  • 1再生の平均広告単価 = 0.292円 (大手プロダクションUUUMの場合)

YouTubeはGoogle検索(SEO)の後追いです。広告収入で生きているユーチューバーはブロガーと同じ運命をたどる可能性が高いです。

10年以上前であれば、Google検索向けの広告である(Googleアドセンス)だけで食べているブロガーさんもいました。

今はアドセンスだけで食べているブロガーは絶命しています。

当時はコンテンツマーケティングという言葉も浸透しておらず、個人ブロガーでも数十万PVを集めることが容易だった時代です。

しかし、次第に企業ブログやオウンドメディアが急増しました。Googleの検索アルゴリズムも個人よりも企業側有利に何度も変更があり、個人ブロガーは淘汰されました。

もちろん今でもブロガーと名乗っている方はいます。しかし収益源はアフィリエイト(成果報酬型広告)に頼っているアフィリエイター(なんちゃってブロガー)です。広告主との間に利害関係があります。YouTbeの企業案件みたいなものとお考えください。

今でもGoogleアドセンスの収益がビジネスモデルとなっている企業も多いですが、個人〜零細企業の場合はハードルが高いです。

YouTubeもある程度コンテンツが豊富に出揃ってきたので、数年前から「広告単価が激減した」「収益が月によってバラツキが激しい」「グループで活動しているチャンネルは厳しいのでは」など景気が悪い話がユーチューバー界隈からも耳に入るようになってきました。

YouTube集客を続けていれば、「広告収入も増加して副収入が得られる」「動画の制作予算が広告収入でまかなえる」といった甘い予測でスタッフに動画制作を丸投げしない方がいいです。

今後はSEOと同じく大手企業がバックについたテレビ局並のチャンネルが再生回数(広告収入)をぶんどっていく可能性が高く、ブログ集客と同じく自営業者や零細企業の集客用の低予算動画は太刀打ちできなくなる可能性が高いです。

YouTube集客のデメリット まとめ

  • あらゆるジャンルでYouTubeチャンネルが増加した
  • コンテンツとしての消費期限が短い
  • 有益な動画が拡散されやすい訳でもない
  • 毎週動画をアップロードしなければならない
  • ショート動画は暇つぶし目的で集客には不向き
  • 顔出しが必要
  • ルックスが良いユーチューバーの方が再生されやすい
  • 演者の問題
  • 広告収益は期待できない

Web集客は1割未満の圧倒的強者とその他敗者に二極化する運命をたどりやすいです。

自営業者〜零細法人の場合には、完全に後者です。ただ市場が未成熟の黎明期であれば、先行者メリットとして個人でも莫大な利益をもたらしてくれるチャンスがあります。

「YouTubeはまだまだ稼げる」みたいな感じで発言する方も多いです。しかしブログ業界では「まだまだ稼げる」というのは高額コンサルなどが増えるフラグとなりました。

YouTubeはすでに注目され過度期を迎えた印象が多く競合もあらゆるジャンルで多いです。これから参入するのであれば、初心者に優しいアルゴリズムのTikTokからYouTube動画にトラフィックを流すような高度なテクニックも必要になります。

すでにある程度集客ルートがある事業者であれば参入余地はありますが、これから新しく新規開業・起業するような事業者にとっては動画集客よりもまず、短期間で初められるSEO関係・Web広告、Instagramなどの画像系SNSの基盤を整える方が動画集客よりも先決という考え方もあります。

またWebマーケティングはどの方法でもコスパが悪くなっており、非Webで集客を強化する方向で工夫した方がいいのではないかと思います。お金が余っている企業ほどWebマーケにお金投入しているので、10年前ほど費用対効果が良い時代でもなくなりました。

関連記事:無料から使える集客サイト一覧