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手数料安いけどWix・Jimdoのネットショップの評判が悪い理由

Wixネットショップ Jimdo

人気ホームページ作成ソフトのWixとJimdo(ジンドゥー)。両方とも会社やお店のWebサイトだけでなく、ネットショップも作成することができます。

確かにWixやJimdoは使い方が簡単で、ネットショップも気軽に作れるのがメリットですが、悪い評判もあります。

なぜWixやJimdoでネットショップを作成するのに悪い評判があるのか、理由を解説したいと思います。

ホームページ作成ではWixが世界的に人気がありますが、ネットショップの作成ではShopifyが世界シェアNo.1で、日本でも2018年にサポートが開始され、人気急上昇中です。

Wix・JImdoのネットショップの販売手数料は他社より安い!

Wix・Jimdoでのネットショップを作成している方で評判の良いメリットとしては他社のショッピングカートサービスよりも販売手数料が安いからです。

 初期費用月額利用料販売手数料
Wix無料1,800円〜3,800円無料
Jimdo無料無料〜2,415円無料
カラーミーショップ3,240円3,240円4〜5%
BASE無料無料手数料6.6%+40円

たとえば中小企業〜個人事業主に幅広く利用されている人気カートシステム「カラーミーショップ」だと、初期費用3,240円、月額利用料3,240円・クレジットカード決済手数料4〜5%です。

副業やお小遣い稼ぎなどのライトユーザーに支持されているBASEは初期費用0円、月額利用料0円・クレジットカード決済手数料6.6%+40円です。

それに対してWixやJimdoでは販売手数料はありません。

つまり販売する度に、通常のショッピングサイト構築サービスでは5%前後支払う必要がある販売手数料を支払う必要がありません。この手数料の安さからショッピングカート専門サービスを利用せずに、WIxやJimdoでネットショップを作成したいという人気が根強いです。

Wix・Jimdoでのネットショップの評判が良くない5つの理由

決済する度に手数料を取られないというのはWix・Jimdoでのネットショップを開設する大きなメリットです。しかし、それでもWixやJimdoで実際にネットショップを開くと評判がよくありません。その理由としては以下のような理由からです。

  • クレジットカード決済やコンビニ後払いが利用できない
  • PayPal払いの手数料は必要
  • 手数料安くても料金プランが高くなる
  • Wix・Jimdoでのネットショップは機能制限がある
  • Wix・Jimdoのデザインはオシャレだが外国製っぽい

クレジットカード決済やコンビニ後払いが利用できない

コンビニのレジ

Wix・Jimdoでのネットショップの評判が良くない理由として、ユーザーの支払い方法が少ないことが挙げられます。

主に以下のような決済方法が選択できます。

 WixJimdoカラーミーBASE
クレジットカードX
銀行振込
代引き
コンビニ後払いX
キャリア(携帯電話)決済XX
Amazon PayXXX
楽天ペイXXX
PayPalX
StripeXX

Wix・Jimdoではネットショップで最も一般的な支払い方法であるクレジットカード払いが利用できません。またコンビニ払いやキャリア決済などの後払いも利用できません。

Wixでは待望のクレジットカード払い・コンビニ払いに対応となり、日本人にも使い勝手のいいネットショップ作成サービスとなりました。

Wix・Jimdoでの主要な決済方法はPayPal(ペイパル)になります。

PayPalはクレジットカードから引き落としが行われます。利用できるカード会社はJCB・VISA・マスターカード・アメリカン・エキスプレスとメジャーブランドを網羅しています。

個人情報が販売主に行き渡らない点やスパムサイトに捕まった際に返金保証制度あることから無名のECサイトの信用性の低さをカバーすることができるのがPayPalのメリットです。

同じくStripe(ストライプ)もPayPalとほぼ同じような決済代行サービスです。

しかしPayPalやStripeの最大のデメリットは大半の日本人はPayPalアカウントなんて持っていないことです。PayPalを利用するにはアカント作成が必要であり、アカウントを作成する手間を理由にカゴ落ち(お客を逃がすこと)になりやすいことが、Jimdoでのネットショップ構築をした方の共通の不満です。

日本ではクレジットカードが普及しているので、PayPalを利用する機会はありません。筆者もこの5年でPayPal払いを行ったのは1〜2回で、手順すら覚えていませんし、最近はLINEペイ・メルペイなど、より日本人に馴染みのある会社が新しい電子決済サービスもリリースしているのでPayPalアカウントを作るメリットがありません。

またPayPal決済しか用意していないようなネットショップは、基本的に信用性がないお店ばかりなので、「自動的に信用がない」というレッテルが脳内で貼られやすいのもデメリットです。

カラーミーショップだとクレジットカード・コンビニ後払い・Amazon Pay・楽天ペイ・商品代引き・銀行振込など幅広くラインナップされています。

特にコンビニ後払いやAmazon Payなどは信用度の低い個人や無名法人のネットショップでは購入してもらいやすいので、これからECサイトを作成するなら「クレジットカード」と「後払い決済」は必ず用意しておきたい支払い方法となります。WixやJimdoのショッピングカートシステムにはこの2つの支払い方法がありません。

PayPal払いの手数料は必要

WixやJimdoの決済手数料自体は無料でも、支払い方法の主流であるPayPalには決済手数料が必要となります。

つまりWix・Jimdoの公式サイトに手数料無料と書かれてあっても、その恩恵が受けられるのは銀行振込や代金引換だけです。

PayPalでは販売する度に「3.6% + 40円」、Stripeは「3.6%」が必要となります。もちろんBASEやカラーミーショップよりは安いのですが、誤差は1〜2%程度で結局販売手数料は必要になります。この1〜2%程度の決済手数料の節約してまでPayPal払いにこだわるメリットはほとんどありません。

ちなみに海外ではWixよりも人気のあるネットショップ作成サービスのShopifyではクレジットカードも利用でき、決済手数料は3.4%とかなり優秀です。

手数料安くても料金プランが高くなる

Wixネットショップの料金

Wixはホームページだけならアドバンスプランの月額1,300円で十分ですが、ネットショップの場合にはビジネスプラン以上の契約が必要となり最低月額1,800円となります。

Jimdoの場合にはECサイトは無料版でも利用できますが、出品数に制限があり15品以上出品する場合には最上位プランのJimdoBusinessにしなければなりません。年間利用料金が11,340円から28,980円になります。

正直Jimdo Businessはオーバースペックなので、ネットショップ機能意外はJimdo Proで十分ですが、15品目までです。

WixやJimdoでネットショップを作成するよりも、ショッピングサイト専門のサイトを使う方がオススメです。またカラーミーショップではショッピングカートだけ、WixやJimdoで作ったホームページ上に実装するといった使い方もできます。

Wix・Jimdoでのネットショップは機能制限がある

Wix・Jimdoのネットショップはネットショップサービスに比べると機能が少ないです。

たとえばカラーミーショップでは「定期購入」や「商品掲載期間の設定」などの機能がありますが、Jimdoでは用意されていません。

Wixはイスラエル製、Jimdoはドイツ製です。大半のネットショップ作成サービスは日本で開発されているので、日本の商習慣にマッチした細かな機能を多数実装していますが、Wix・Jimdoにはそれらがありませんし、開発が海外である以上、今後も日本人に最適化されることはありません。

Wix・Jimdoのデザインはオシャレだが外国製っぽい

Wixネットショップ

Wixではネットショップのデザインテンプレートが500種類以上もあり、バリエーションが豊富です。既に様々な業種を意識して作成されているので自社の作りたい業種とマッチしたテンプレートも見つかると思います。

しかしWix・Jimdo短所としてはデザインが少し外国人っぽいことが挙げられます。Wixは海外製なので、外国っぽいデザインになるのは仕方がないのですが、ECサイトという観点から見ると外国ぽい雰囲気のサイトは詐欺のネットショップを連想させてしまいます。非常にオシャレなブランドサイトに仕上げられますが、一長一短です。

決済機能のない通常のホームページであれば、Wixの海外っぽいデザインもオシャレな個性となりますが、商品をオンラインで購入させるECサイトでは、購入させるアクションに対して、少し迷いを与えてしまうデザインです。

もちろんテンプレートのカスタマイズしていって、日本人が違和感を感じないように細部をつめていくこともできますが、デザインセンスが求められるのでカスタマイズに自信がある方向けです。

まとめ

  • PayPal払いの手数料は必要
  • 手数料安くても料金プランが高くなる
  • Wix・Jimdoでのネットショップは機能制限がある
  • Wix・Jimdoのデザインはオシャレだが外国製っぽい

Wix・Jimdoでネットショップを作成できますし、誰でも簡単にホームページが作成できてしまうシンプルさが強みですが、やはりネットショップサービスを別途利用した方がオンライン物販で成功する確率が格段に上がります。

最近はWixもEC機能を強化していますが、やはりネットショップとしてはShopifyが世界で最も人気があり、テンプレートもオシャレでクレジットカードが使えて、決済手数料が安いです。

越境ECを考えるならShopify、国内通販だけならShopify・カラーミーショップ・STORES・BASE・MakeShopあたりが候補になってくるかと思います。

WixもShopifyも既に持っているホームページにカート機能だけ埋め込むこともできるので、一度無料体験してどちらがいいか、自分の目で判断してみてください。

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