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Wixの無料・有料プランのできること比較

Wix Wix

人気ホームページ作成ツールWix(ウィックス)に興味がある方も多いと思います。

Wixで気になるのが、無料プラン(フリープラン)の他に数多くの有料プラン(プレミアムプラン)があること。色々とプランはあるけど、結局Wixは何ができて、何ができないの?

と疑問に感じている方も多いと思うので、Wixで「できること」「できないこと」について解説したいと思います。

Wix(ウィックス)の無料のフリープランでできること

ホームページ作成ツールWix

まずはWixの無料プランでできることについて解説したいと思います。Wixは無料でも様々なことができます。

  • ホームページの作成・維持コストがずっと無料
  • 動きのあるサイトが作れる
  • Wix ADI(自動作成)モードが使える
  • スマホ(レスポンシブ)対応サイトが自動で作成できる

Wixは無料でできることも多いですが事業者(商用目的)であれば有料のパーソナルプラン以上でHPを作成することを強く推奨します。

ホームページの作成・維持コストがずっと無料

無料

Wixの無料プランではホームページの作成と維持コストがいくら使い続けても無料です。

ホームページ作成ツールの中には、数週間のお試し期間の後は、有料プランに変更しなければ作成したサイトが表示されなくなる場合もありますが、Wixのフリープランは完全無料でずっと使い続けることができます。

ただしWixの無料プランでは、データ保存容量が500MBしかありません。画像を数多く使用するようであれば、もしかしたら500MBの制限に引っかかる可能性もあります。

他にも、広告が表示されたりと、何かと制約が多いので、使ってみて気に入れば、有料のプレミアムプランに移行する方が一般的には多いです。

動きのあるサイトが作れる

Wixアニメーション

Wixが他のホームページ作成ツールと比べて圧倒的に得意なことが、動きのあるサイト作成です。

テキストを動かしたり、背景を動画にしたりさせたいのであれば、無料版でもプレミアムプランと同等の機能を自由に使うことができます。

Wix ADI(自動作成)モードで作成できる

Wix ADI

最近WixのライバルであるジンドゥーでAIビルダーという、質問に答えていくだけでAI)が自動でホームページを作成してくれる機能が搭載されました。

JImdoのAIビルダーとほぼ同じ自動作成機能がWixにも搭載されたので、従来のテンプレートを編集していく方法と併せて2種類の好きな方法でサイト作成していくことができるようになりました。無料プランでもWix ADIは利用できます。

WixやJIMDOは「AI」を連想させる機能名ですが、まだまだ人工知能(自分で学習して成長している)というレベルではありません。自動HP作成ツールに期待しすぎは禁物です。

スマホ(レスポンシブ)対応サイトが自動で作成できる

Wixスマホ

Wixで作成するとスマホで見た場合には、スマホに最適化されたレイアウトに自動で調整されます。無料版だからといって、機能的に制限を受けることはありません。

Wixの無料プランでできないこととしては、以下のことがあることだけ注意しておきましょう。もし、これらが問題ないのであれば、無料版でずっと使い続けてもOKです。

  • Wixの広告が自動で表示される
  • データ容量が500MBまで
  • 独自ドメイン(オリジナルのURL)にできない
  • ネットショップ機能は使えない
  • Goooleアナリティクスの設置
  • ファビコンの設定ができない

Wixの有料プランでできること

Wixの料金プランと料金別の機能制限は以下の表のようになっています。2019年に大きく料金プランが変更になりました。

Wixは以前から料金プランが多すぎなのですが、まさか、さらに増やしてくるとは予想外でした…

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
月額無料500円900円1,500円2,700円1,800円2,700円3,800円
年額無料6,000円10,800円15,600円32,400円21,600円32,400円45,600円
帯域幅 1GB 1GB 2GB無制限
無制限 無制限 無制限無制限 
データ容量500MB500MB3GB10GB20GB20GB35GB50GB
独自ドメインXX
優先サポートX
Wix広告削除XX
ファビコンX
ショッピングカート機能XXXXX

「ドメイン接続」「ベーシック」「アドバンス」「VIP」「ビジネス」「ビジネスプラス」「ビジネスVIP」と相変わらずプラン数は多いです。

しかし「ビジネス」「ビジネスプラス」「ビジネスVIP」はネットショップを作成する方向けなので、ホームページを作りたい方は「ベーシックプラン」か「アドバンスプラン」あたりで悩むことになると思います。

さすがに多すぎると思ったのか、プランが削減されました。

プランフリーパーソナルスモールビジネスビジネスビジネス
プライム
エンター
プライズ
月額無料1,200円2,100円2,600円12,000円N/A
年額無料14,400円25,200円31,200円144,000円N/A
データ容量500MB2GB50GB100GB無制限無制限
独自ドメインX
優先サポートX
Wix広告削除XX
ファビコンX
ショッピングカート機能XX

Wix無料版でもかなりのことができますが、有料のプレミアムプランになると、さらに以下のようなことができるようになります。

  • 帯域幅が大きいので大規模なアクセスに耐えられる
  • データ容量が増える
  • 広告が非表示になる
  • 独自ドメインが設定できる
  • ファビコンが変更できる
  • ネットショップ機能の実装できる

データ容量と帯域幅が大きい

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
帯域幅1GB1GB2GB無制限無制限無制限無制限無制限

Wixのフリー版では帯域幅が1GBですが、プレミアムプランの無制限プラン以上であれば、帯域幅の制限がありません。帯域幅とは一度にサイトにアクセスできる人数です。

たまたまテレビやネットで話題になると、一時的に急激に人が訪れることになります。帯域幅は、訪れるページのデータ容量にもよるので、一概に何人がアクセスすると帯域幅が足りなくなるかは断言できませんが、1〜2GBと少ないと、マスコミに取り上げた際などの集客チャンスを逃す可能性があります。

基本的に企業の公式サイトなど、訪問者数が比較的少ないような利用方法をするのであれば、一時的なアクセス集中以外では、帯域幅はそこまで気にする必要はないので、どのプランでも大丈夫です。

また、同じくデータ容量も異なります。

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
容量500MB500MB3GB10GB20GB20GB35GB50GB

500MBは少ないので、ベーシックの3GB、できればアドバンスの10GBぐらいあれば余裕を持ってWebサイトを運営できると思います。

広告の非表示

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
広告除去XX

有料プランの「ドメイン接続プラン」以外では広告を非表示にすることが可能です

Wixの無料プラン使ってホームページ作成すると以下のような表示が行われます。

Wix広告

無料プランとプレミアム(ドメイン接続)では、Wix.comを使っていることがサイトのトップに表示されてしまいます。

個人の趣味ブログであれば、問題ないのですが、商用利用であれば広告が表示されると、「ケチくさい会社」「材料など原価も削ってそうなレストラン…」「細部にこだわる能力のない会社・お店」など、悲観的に取られやすいのでオススメしません。

「フリー版」と「プレミアムプラン(ドメイン接続)」の違いは、独自ドメイン(自分で取得したサイトアドレス)にできるかどうかだけです。個人的にはドメイン接続プランは有料にも関わらず広告が消せないので必要ないプランだと思います。

独自ドメインが設定できる

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
 X

Wixのフリー版を利用すると以下のようなドメイン名になります。

「https:///wix登録時のユーザーアカウント名.wixsite.com/好きなサイト名」

非常に長ったらしく、覚えにくい上に、wixsiteという借り物の場所であることが記載されてしまっています。広告と同じく、商用利用だと印象が悪いです。

商用の場合には、「独自ドメイン+広告非表示」のプレミアムプラン(ベーシック)以上をオススメします。

ファビコンが変更できる

プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
 X
wixファビコン

プレミアムプランだとWixのファビコンを変更できます。フリー版だと、ウェブブラウザのタブにWixのロゴが表示されてしまいますが、プレミアムプランであれば、自分の好きな画像に変更することができます。

ファビコンも広告や独自ドメインと同じくイメージ的な問題です。そこまで重要な要素ではありませんが、やはりWixでサイト作成しているのがバレるのはあまりよくないので、消しておいた方が無難です。

ネットショップ・予約機能の実装

ショッピング
プランフリードメイン
接続
ベーシックアドバンスVIPビジネスビジネス+ビジネスVIP
 EC機能XXXXX

「ビジネス」と名前がつくプレミアムプランだけで利用できるのが、ネットショップ・予約機能です。

データ容量がビジネス(20GB)、ビジネスプラス(35GB)、ビジネスVIP(50GB)と違いがあるので、出品点数によって使い分けることを想定しているようです。(35GBも容量を使うような大規模なネットショップをWixで作りたい人いるのかなぁ?)

Wixのネットショップ機能はPayPal決済のみ対応だったりと、クレジットカードで直接支払いしたり、コンビニ後払いなどの機能はなく、簡易的な機能のみです。コンビニ決済・キャリア決済などの後払いがないし、ペイパルアカウント作成する手間があるので、日本人にとってWixでネットショップは向いていません。

Wixは海外で開発されていて、グローバル仕様のホームページ作成ツールなので、今後ネットショップ機能が日本人にとって使いやすく拡充していく可能性が低いので、Wixのネットショップ機能はあまりオススメしません。

まとめると、プレミアムプランを申し込むのであれば、大半の方にとっては、「ベーシックプラン」か「アドバンスプラン」を選んでおけばいいです。

Wiプレミアムプランのできないこと・不得意なこと

以上、Wixの無料プランと有料プランのできることでした。では逆にWixの有料プランでも「できないこと」や「苦手なこと」についても解説したいと思います。

  • 複雑なネットショップの作成
  • サイトの引っ越し
  • 読み込み速度の速いサイト
  • ブログで検索流入を増やす
  • プラグイン(拡張機能)の活用
  • 日本語での電話サポート

複雑なネットショップの作成

カラーミーリピートお届けサイクル

述べたように、Wixにはネットショップ機能はあるものの、あまり複雑なことはできません。特にPayPal支払いだと、別途PayPalのアカウントを作成する必要があるので、購入までのハードルが1つ上がります。

やはり、日本の商習慣にあったカラーミーショップなどの日本で開発されたショッピングカート・ネット決済機能の方が、売上を上げやすいです。定期購入や配達に関する詳細設定もできます。

Wixで作ったホームページ上にカラーミーショップのショッピングカート機能を搭載させることができます。こちらの方が日本人には利便性が高いでしょう。

Wixのネット決済機能は、おまけ程度や試験的にネットショップを利用してみたいという場合だけの利用にとどめておきましょう。

ホームページの引っ越しがしにくい

Wixでホームページを作成するとサイトの作成が難しいです。ホームページ作成ツールとサーバー(データの保管場所)がセット売りの商品だからです。

他のホームページ作成ツールに乗り換える場合には、また最初からサイトを作成しなければなりません。上記の理由からページの多いサイトの作成は、Wixではあまりオススメしません。

読み込み速度の速いサイト

表示速度

Wixの難点の1つが、表示速度が他のホームページ作成ツールと比べても遅いことです。

Wixは動きのあるサイトが気軽に作れたり、レゴブロックで遊ぶような間隔でホームページを作成することができるのですが、逆にその制作時の利便性が、サイト表示時の速度の足を引っ張っています。

今の検索エンジンは表示速度も検索順位(SEO)に影響を与えるので、Wixで作成したサイトは、速度面では少し不利になります。

読み込みが遅いことが原因でユーザーを離脱させたくないのであれば、エックスサーバーでホームページを作成した方が国内にサーバーがあり、使い方もシンプルに設計されているので表示速度が速いのでオススメです。

ブログで検索流入を増やす

ブログ

ホームページの作成を検討している方はブログ記事を書いて、検索から集客を考えている方もいると思います

Wixでもブログ機能はあるのですが、Wixで書いたブログを書いている方が少ないので、Wixのブログでも検索上位表示されるのかが不明なことや、他にワードプレスやAmeblo・はてなブログといった無料ブログの方が検索上位表示させやすい機能があったりするので、Wix内のブログ運営のメリットは少ないです。

プラグイン(拡張機能)の活用

Wix プラグインマーケット

Wixにはプラグイン(拡張機能)マーケットがあり、拡張機能をインストールすることによって、様々な機能を追加することができます。しかしながら、Wixのプラグインをあまり頼りにしない方がいいです。

たとえば人気記事や関連記事を表示させて、サイト内の他のコンテンツを読んでもらいたいと思っても、そのようなプラグインが「Wixのプラグインマーケットに存在するのか」「使い方の情報があるのか」「定期的なアップデートは行われているのか」など様々な問題があります。正直、Wixでのホームページ作成にプラグインは期待できません。

基本的に日本語でのWixプラグインの使い方情報が皆無なので、英語の読解力は必須となります。

拡張機能を利用して、SEO対策やサイトのコンテンツの充実化をさせたいのであれば、ワードプレスが最も進んだコミュニティを形成しているので、日本語での情報も取得しやすいでしょう。

当サイトもワードプレスで制作しています。WordPressを始めたいなら、エックスサーバーが簡単インストール機能もあってオススメです。

ワードプレスでHPを自作したい場合で、お手伝いが必要ならお問い合わせください。

日本語での電話サポート

カスタマーサポート

Wixの日本語でのサポートはあまり期待できません。

Jimdoやグーペは日本国内にカスタマーサポートがあり、プランによっては電話サポートも可能ですが、Wixのカスタマーサポートはサンフランシスコで行われているので、手厚い顧客サポートは期待できません。

メールの返信でも時間がかかり、Wixのサイト設計的にもメールですら、あまり問い合わせしてほしくなさそうな雰囲気があります。

のような日本の企業がサポートま行っているようなホームページ作成ツールの方がサポートも丁寧です。

Wix の無料・有料プランでできること まとめ

  • 無料プランはずっと無料で使い続けられる
  • 商用利用は広告が表示されるのでベーシック以上のプレミアムプランがオススメ
  • Wixは動きのあるサイトを作るのが得意
  • ネットショップ機能は物足りない
  • ブログを書きたいならWordPressや無料ブログの方がいい
  • 速度の速いサイト・使いやすさ重視ならグーペの方がオススメ

Wixは無料プランでもプレミアムプランと、そこまで変わらないので、個人の趣味ブログであればずっと無料プランでも問題ありません。

しかしながら、無料プランでは広告が表示されたり、独自ドメインが利用できないので、ビジネスで使用する場合にはプレアミアムプランの「ベーシックプラン」以上、できれば「アドバンスプラン」をオススメします。

Wixでもネットショップの作成はできますが、ネットショップはやカラーミーショップなどの専用サービスの方が、売上を上げるには圧倒的に有利です。

また、Wixはホームページ作成ツールにしては柔軟性が高いですが、その代わり、操作性の難易度が少し複雑で、サイトの表示速度も遅かったりします。サポート体制も弱いですし、日本人にはちょっと使いにくい部分もあります。