ホームページを簡単に作成できるということで、人気があるのがJimdo(ジンドゥー)。Wixと人気を二分する初心者向けのWebサイトビルダー(ホームページ作成ツール)です。
でもジンドゥーのようなホームページ作成ツールってブロガーは使ってるイメージあるけど、実際どうなの? WordPress(ワードプレス)とどっちが良いの? と疑問に思っている方もいると思います。
筆者は普段ワードプレスを使ってホームページやブログを運営していますが、ジンドゥーを使ってみて感じた良い点・悪い点についてシェアしたいと思います!
WordPressと比べてジンドゥーのイマイチな点

JIMDOでブログはおすすめしません。ブログ書くならワードプレス一択です。エックスサーバーでワードプレスは無料でインストールしてWebサイト使えます。
フリー版では細かなSEO対策ができない

Jimdo無料版ではSEO(検索上位表示)対策が柔軟ではありません。
Jimdo無料版ではWordPressのようにタイトルタグ・メタディスクリプションが個別で設定できません。
タイトルタグは検索エンジンにそれぞれのページ内容を適切に伝える為に、ページごとに個別で設定したいです。

ちなみにこのページのメタタイトル・メタディスクリプションは以下のように設定しており、主に「wordpress jimdo」で検索した人に見てもらうように設計しています。
最近はワードプレスでもジンドゥーのようにシンプル操作でHPが完成できるテンプレート(テーマ)が増えてきました。
メタタイトル ワードプレスユーザーによるJimdo(ジンドゥー)の良い点・悪い点 メタディスクリプション Jimdo(ジンドゥー)はWixと人気を二分するWebサイトビルダーです。筆者は普段ワードプレスを使ってホームページやブログを運営していますが、ジンドゥーを使ってみて感じた良い点・悪い点についてシェアしたいと思います。
メタディスクリプションも、そのページを訪れるかどうか、ユーザーのクリック率に影響する部分なので、個別で設定したいですよね。
他のページでは全く別のトピックを扱っているということが普通なので、サイト全体でしがメタタイトルが設定できないのは不便です。
以上は無料版のジンドゥーの欠点です。
しかし、有料版のJimdo ProやJimdo Businessであれば個別にタイトルタグとメタディスクリプションを設定することが可能です。

さらに最近、ジンドゥーではSEO対策に力を入れており、「SEO PLUS」などの詳細なSEO対策やカスタマイズのアドバイス(rankingCoach)が利用できる樹上位プランも追加されたので、以前よりもSEOに関しては改善が行われているホームページ作成ツールです。
Jimdoではメタキーワードは設定できません。メタキーワードとは、いわゆるページを内に関連するキーワードの羅列です。昔はSEOに効果がありました。もし、仮にこのページに設定するなら以下のようにメタキーワードを設定すると思います。
「jimdo,ジンドゥー,wordpress,ワードプレス」
Wixなど他のHP作成ツールにはメタキーワードが用意されています。ジンドゥーにはない機能ですがSEO的に、特になくても問題ありません。
Wixやホームページビルダーなど他のホームページ作成ソフトと比べるとSEOに関しては、1歩リードしています。
ただし、ジンドゥーはSEOを強化しているのは確かですが、ワードプレスだと、さらに以下のようなSEO対策も可能なので、SEOカスタマイズ性で言えば、ワードプレスに軍配が上がります。
- 関連記事機能(サイト回優性アップ)
- 人気記事・新着記事機能(サイト回優性アップ)
- キャッシュ機能(表示速度アップ)
- 画像遅延読み込み(表示速度アップ)
デザインテンプレートが少ない

JImdoではデザインのテンプレートが40種類程度と種類が少なめです。もしかしたら、作りたいホームページのデザインがJimdoでは見つからないかもしれません。
しかもジンドゥーのテンプレートを作ったホームページやブログは、どれも似たデザインなので、なんとなくジンドゥーだと分かります。
対してWordPressは有料・無料問わず数千のテンプレートが公開されており、非常に多種多様なデザインがあります。幅広いテンプレートの中からホームページを作りたいのであれば、ワードプレスの方がオススメです。

ジンドゥーは5万円でホームページ制作会社がテンプレートをカスタマイズしてくれるサービスもあるので、テンプレートが不満であれば、プロに依頼して作成してもらうことも検討してみてもいいかもしれません。
ブログが書きにくい

WordPressと比べるとジンドゥーではブログが書きにくいです。ブログは検索流入を増やすための大事な施策です。
元々ブログに強いCMSであるWordPressと比べるのは可哀想ですが、ブログの編集画面の使いやすさは、WordPressの方が圧倒的に上です。
またジンドゥーでブログ書いている方が少ないこともありますが、あまり検索上位表示されてるJimdoブログは見かけません。
個人的にはブログするなら以下の順にオススメで、正直ジンドゥーブログはやらないと思います。
- ワードプレス
- アメブロ・はてなブログ・noteなど
- ジンドゥー
プラグインが利用できない(拡張性に乏しい)
WordPressにはプラグインと呼ばれるプログラムをインストールすることによって、拡張機能を利用することが可能です。拡張機能を利用することによって、問い合わせフォームや、掲示板機能、SNS機能、関連記事、人気記事といった様々な機能を利用することができます。


プラグインは世界中の大勢の人が有志で開発しているので、今も数は増え続けています。
このように個人のプログラマが機能を公開してくれるシステムがJimdoには存在しないので、運営が用意したSNS機能など一部の拡張機能しか使うことができません。
外部サーバーを利用できない


サーバーとはホームページのデータを設置しておく場所です。サーバーがあるから、ホームページを世界中の人が閲覧できるのですが、サーバー会社によって「サイトの表示速度」「同時に閲覧できる人数」「時間帯による混雑具合」などに違いがあります。
Jimdoでは、JImdoのシステムとサーバーがセット売りされているので、切り離すことができません。
基本的に、Jimdoでブログを書く人は少ないので、大量のアクセスが一度に集まることはないので、JImdoのサーバーでも問題ありませんが、表示速度が遅いと感じてもジンドゥーを使い続けたいのであれば、引っ越しできません。
WordPressと比較すると価格が少し高い
Jimdoには8つの料金プランが存在していますが、プランによっては少し料金が高いです。
クリエイターモード | FREE | PRO | BUSINESS | SEO PLUS | PLATINUM |
月額料金 | 無料 | 965円 | 2,460円 | 4,110円 | 5,190円 |
AIビルダーモード | PLAY | START | GROW |
月額料金 | 無料 | 990円 | 1,590円 |
対してワードプレス自体は無料で使えます。エックスサーバー
ただしWordPressの場合、1つのレンタルサーバーに複数のサイトを運営することが可能です。
ワードプレスはジンドゥーPLATINUMよりも細かなSEOのカスタマイズが可能となっているので、「料金」と「柔軟性」を考えると、やはりワードプレスを学習する意欲のある方はジンドゥーを選ぶメリットは少ないでしょう。
WordPressと比べて良いと思った点
JImdoのイマイチの点を指摘しましたが、逆にWordPressよりも良い点もありました。
- 操作がシンプルで簡単
- 自動でHPが完成するAIビルダー機能搭載
- メールサポートがある
- ネットショッピングサイトが作成できる
操作がシンプルで簡単
WordPressと比べると、JImdoはできることが限られています。機能が少ないからこそ、操作も簡単で、変なトラブルが発生しにくいです。
そして、Jimdoを最も特徴的にしているのが、ドラッグアンドドロップでの操作でしょう。この機能のおかげで、誰でもホームページが作成できます。
ホームページに多くの機能を求めず、マニュアルを読まずに、簡単操作でホームページを作成したい場合には、JImdoの方が良いでしょう。


最近はワードプレスでもジンドゥーのようにシンプル操作でHPが完成できるテンプレート(テーマ)が増えてきました。
自動でHPが完成するAIビルダー機能搭載
ジンドゥーには新しくAIビルダーという、質問を答えいくだけで簡単にホームページが作成できる機能が追加されました。
これまではテンプレートを自分で編集していく制作スタイルでしたが、AIビルダーを利用することによってより簡単にホームページを作成できるようになりました。
メールサポートがある


Jimdoにはメールでのサポートがあります。分からないことが出てきたら、すぐに質問することができます。
WordPressはオープンソースのソフトウェアなので、基本的にサポートを受けることができません。全ての問題に自分自身で対処しなければいけません。
特にWordPressは度々セキュリティホールが発見されています。そしてオープンソースなので、誰でもWordpressのソースコードを見ることが可能です。ソースコードが公開されているので、それだけハッキングなど悪用される危険性もはらんでいます。
サイトのセキュリティを自分で守れる自信がない方はワードプレスを利用しない方がいいでしょう。
逆にJImdoであれば、ソースコードが公開されておらず、JimdoやKDDIグループの運営によって保守が行われているので、何か問題が起こっても対処してもらえます。
ネットショッピングサイトが作成できる


JImdoにはネットショッピング機能の実装が可能です。
支払い方法として、クレジットカード、銀行振り込み、PayPal、代金引換の選択や、クーポンの発行など日本の商習慣にマッチしたショッピングサイトが簡単に作成できます。
ネットショッピング機能はWordPressでも無料で実装できます。しかしWordPressの怖いところは、先程も述べたように、世界中の人がシステムの設計を閲覧できるということです。通販機能もWordPressにプラグインで取り付けることができるものの、セキュリティ面でどうしても不安を残してしまいます。
プログラムが公開されていないJimdoの方がWordPressよりもショッピングカート機能を設置する場合は安全です。
Jimdoは使いにくい まとめ
- フリー版では細かなSEO対策ができない
- デザインテンプレートが少ない
- ブログが書きにくい
- プラグインが利用できない(拡張性に乏しい)
- 外部サーバーを利用できない
- WordPressと比較すると価格が少し高い
- WordPressと比べて良いと思った点
- 操作がシンプルで簡単
- 自動でHPが完成するAIビルダー機能搭載
- メールサポートがある
- ネットショッピングサイトが作成できる
- Jimdoでブログは使いにくい まとめ
総合すると、「Webサイトビルダーの中ではSEOのカスタマイズが細かくできること」「安全なネットショップが使えること」「直感的にサイトを作成できる利便性」など、Webサイトビルダーの中ではなかなかいい線なのではないかと思います。
WordPressが使えるのであればWordPressを使った方がいいと思いますが、WordPressを覚えるのが面倒で、なるべく簡単にホームページを作成したい人にとってはジンドゥーはベストな選択の1つでしょう。
パソコンがある程度得意な方であればエックスサーバー
パソコンは苦手だけど、ドラッグアンドドロップでホームページを作成したい方はジンドゥーという使い分けになると思います。


ワードプレスやジンドゥーでのHPの自作を手伝って欲しい場合は、お問い合わフォームよりご連絡くださいませ。