Windowsの老舗ホームページ作成ソフトのホームページビルダー。ホームページビルダー22が2020年にリリースされ、まだまだ根強い人気があります。
そんなホームページビルダーでネットショップを作成したいと思っている事業者も多いのではないでしょうか?
ホームページビルダーでネットショップが制作可能なのか、可能であればどのようなECサイトを構築できるのか気になる事業者も多いと思うので、解説したいと思います。
ホームページビルダーECで作成できるネットショップは楽天とYahooショッピングのみ
ホームページビルダーにはショッピングサイトが作成できる「ホームページビルダーEC」という機能があります。
※最新版のホームページビルダー22では、ホームページビルダーECは付属しなくなりました。
これはホームページビルダーシリーズの中でも最上位製品である「ビジネスパック」にのみ搭載されている機能です。
このホームページビルダーECの特徴としては、楽天市場とYahooショッピングの2大オンラインショッピングモールのページをWebデザインするための機能です。
社内にHTML・CSSが分かる担当者がいないけど、ショッピングサイトを作成したい場合、ホームページビルダーECの機能を使えば、ドラッグアンドドロップでショッピングサイト作成することができます。もちろんスマホ対応(レスポンシブデザイン)です。
ホームページビルダーECで編集できる部分
ただし、ホームページビルダーで作成したホームページにEC機能を付与させてネットショップ化させるための機能ではありません。あくまで楽天市場とYahooショッピングのページデザイン編集するための機能です。
もし自社公式のオンラインショッピングサイトを作成したいのであれば、ホームページビルダーECでは構築できないので、他のカラーミーショップやBASEなどのショッピングサイト作成サービスを利用する必要があります。

ポンパレ・Wowma!・Amazonなどの「楽天とヤフー」以外のオンラインショッピングモールもホームページビルダー21では作成することはできません。
ただし、ホームページビルダーで作成したホームページの中に、ASPのショッピングカートボタンだけを埋め込むことは、ホームページビルダー21の全ラインナップで実装可能です。
作成したホームページにショッピングカートを埋め込むことができるのは「BASE」「e-shopsカート2」「MakeShop」「STORES.jp」「カラーミーショップ」の5つのASPサービスがホームページビルダーのバージョン21では対応となっています。
ホームページビルダーのEC機能(ネットショップ)まとめ
- 最新版のホームページビルダー22ではホームページビルダーECは付属しない
- ホームページビルダーECは楽天市場とYahoo!ショッピングのWebデザイン作成用
- 決済機能自体はホームページビルダー単体では実装不可能
- 5つの外部ショッピングカートをホームページビルダーで作成したサイトに埋め込むことができる
ホームページビルダーは誰でも簡単にWebデザインを作成するためのHP作成ソフトであって、クレジットカードなどの決裁手段を付与するような機能はありません。
ビジネスパックにあるホームページビルダーECの機能でヤフーショッピングや楽天市場のデザインをビルダー感覚で編集することはできますが、クレジットカードやコンビニ払い・キャリア決済などの支払い手段を実装することはできないので、別途MakeShopやカラーミーショップなどのホームページビルダーと連携できるASP(ショッピングカートシステム)を契約する必要があります。
個人的にネットショップを作成するならホームページビルダーは使わずにデザイン性・決済手数料・SEOの優れた【Shopify】のようなショッピングカートサービスだけで構築するのがオススメです。

ShopifyはAmazonに対抗できるネットショップ作成サービスとして世界的に注目されています。

ネットショップ自体はホームページビルダーを使わずともショッピングカートサービスだけでも構築可能ですし、むしろデザインテンプレートが現行のホームページビルダーよりもオシャレだったりします。
楽天とYahooショッピングのページデザインをドラッグアンドドラップ感覚で編集したい事業者以外は、ショッピングカートサービス単独で一度ネットショップの作成を試してみてもいいかもしれません。


