Wix・Jimdoに興味があるんだけど、結局どのプラン選んで、年間でいくら必要なの?
と分かりにくい方もいると思うので、Wix・Jimdoの料金情報をまとめてみました。
小規模な会社やお店は、結局どれを選択すればいいのか、お悩みの方は参考にしてみてください。
Jimdoの料金プラン
まずは、Jimdoから説明したいと思います。Jimdoには無料で使えるFREE、一番売れているPRO、一番価格の高い「BUSINESS」の3つの料金プランがあります。
プラン | FREE | PRO | BUSINESS |
月額利用料金 | 無料 | 945円 | 2,415円 |
年額合計 | 無料 | 11,340円 | 28,980円 |
どれが、一番いいの? やっぱり会社のホームページだったら、ちょっと高いけどBUSINESSにしておいた方がいいのかな?
って思うかもしれませんが、PROで十分です。
3つプランがありますが、ビジネス用途ということを考えれば、まず独自ドメインが利用できないFREEバージョンは候補から外すべきです。
趣味でイラスト描いていたりする方や大学生のサークル用であれば無料で利用できるFREEで十分でしょう。
しかし、FREEバージョンはホームページのURLが「○○○.jimdo.com/サイト名 」になってしまいます。
jimdoという借り物のスペースを使っているのは、商用サイトとしては、あまり印象が良くないので、使わない方が良いです。
また将来的にJimdoを解約して、別のツールでホームページを作成する場合には、同じアドレスが使えません。
同じアドレスが使えないということは、GoogleやYahooの検索エンジンの評価が引き継げず、また一からスタートになります。
ビジネス用途のホームページを作るということは、今後長い期間に渡り運用していく可能性もあるので、「サイト名.com」、「サイト名.jp」といった独自ドメインをムームードメインなどで取得しておくことをおすすめします。
ということで、Jimdo PROかJimdo BUSINESSの二択になります。
この2プランは一体何が違うのでしょうか?
サーバー容量が違う
まずはサーバー容量が違います。
FREE | PRO | BUSINESS |
500MB | 5GB | 無制限 |
サーバー容量とは、データの保管場所です。画像などがどれだけ利用できるかということになります。
画像1枚につきだいたい50KB〜500KBぐらいです。
基本的に、Jimdoは公式ページに使用されるので、会社概要、商品、アクセス、問い合わせ、Aboutページ、など数ページだけで完成します。だからPROの5GBで十分です。
もしブログをJimdoで書き、大量に画像を利用する場合は足りなくなるかもしれません。
ブログを書くのであれば、Jimdo内に書くのではなく、別に無料ブログを作成することをオススメします。無料ブログの方がSEO効果(検索の上位表示のしやすさ)が高いです。基本的にWixやJimdoなどのWebサイトビルダーとブログは相性が悪いので、検索評価されやすいアメブロやはてなブログなどを利用しましょう。
ということでJimdoやWixの容量は基本的に最低プランでも余る傾向にあります。
帯域幅が違う
プランによって帯域幅も違います。帯域幅とは、どれだけのアクセスに耐えられるかです。
FREE | PRO | BUSINESS |
2GB | 10GB | 無制限 |
PROは10GB、BUSINESSは無制限です.
10GBであれば、1ページにつき1MBで計算すると1万PV(ページビュー)に耐えられるということです。それ以上のアクセスがあると、サイトが表示されなくなります。
会社やお店の公式サイトには対してアクセスは来ないので、こちらもPROで十分です。
メールアカウントの数量が違う
Jimdo Proではメールアカウントは1つしか取得できません。
BUSINESSでは、20件まで取得できるので、もし複数のメールアドレスを取得したい場合は、BUSINESSの方がいいでしょう。しかし、大半の事業者にとっては1つで十分な場合が多いです。
使用できる日本語フォント数が違う
Proでは15書体、BUSINESSでは176書体使用できます。
もちろんフォントは重要な要素ですが、結局1つしか使用できないので、15書体で十分です。
読みやすい書体をフォントを選んでおけば、イメージにピッタリでなくても問題ありません。
ネットショップの機能が違う
Jimdoにはネットショップ機能があります。ネットショップ機能を利用する場合、PROでは15点まで、BUSINESSでは無制限です。
その他、クーポンの発行や重量別の配送、銀行振込の使用などの機能を利用したい場合はBUSINESSを契約する必要があります。
本格的なネットショップを運営したい場合はBUSINESSプランになります。しかしながら、さらに本格的なネットショップ機能であればBUSINESSプランではなく、カラーミーショップやカラーミーリピート
で決済ボタンだけ埋め込んで利用した方がいいでしょう。ネットショップ専門サービスの方が日本の商習慣にマッチした事細かなカスタマイズが可能で、カート機能は売上に直結するので、カート機能だけは外部機能を利用することをオススメします。

PROからBUSINESSへはいつでもアップグレード可能
以上Jimdo PROとBUSINESSの違いでした。
基本的にネットショップ機能を使用しないのであれば、PROがコストパフォーマンス的に最適な場合が多いです。
PROからBUSINESSへはいつでもアップグレード可能なので、最初はPROから始めるのがオススメです! とりあえずFREE版を1ヶ月間使ってみてから決断しても遅くありません!
■Jimdoについてより詳しく知りたい方は公式ページへ■

Wixの料金プラン
続いてWixの料金プランについてです。
Wixでは無料版の他に有料のプレミアムプランがあるのですが、なんと5種類もあります。
プレミアム版は安い順に
- ドメイン接続
- コンボ
- 無制限
- eコマース
- VIP
とあります。
ちょっと多すぎでは…?
プラン | フリー版 | ドメイン接続 | コンボ | 無制限 | eコマース | VIP |
月額 | 無料 | 416円 | 841円 | 1,266円 | 1,641円 | 2,533円 |
年額 | 無料 | 5,004円 | 10,104円 | 15,204円 | 19,704円 | 30,396円 |
無料版は独自ドメイン不可なので除外として、スモールビジネスにはどのプランがいいのでしょうか。
結論から言うと、小規模の店舗ビジネスや企業の公式サイトであれば無制限プランがオススメです。
その理由を説明したいと思います。
独自ドメインは全ての有料プランで利用可能
まず、サイトオリジナルのURLに変更する独自ドメインはプレミアム(有料)プランで最安の「ドメイン接続プラン」から使用することができます。
しかしドメイン接続プランは、広告が表示されるので、商用利用の場合はイメージ戦略的に注意が必要です。
ファビコンの設定
ファビコンとは、ブラウザタブに表示される小さな画像です。
こちらは有料プランでもドメイン接続プランだけは使用できません。Wixで作成していることがバレバレなので、商用サイトであれば、ちょっと恥ずかしいかも…
ネットショップはeコマース以上
オンラインショッピング機能を利用するのであれば、eコマース以上のプランである必要があります。
ただし、Wix内でのネットショップ機能ではなく、別途カラーミーショップなどのネットショップ決済サービスを利用した方が売上は上がるでしょう。
データ容量
画像などのサイトデータを保管しておくのがデータ容量ですが、無制限は10GBもあるので、ほぼ問題ありません。
無料 | ドメイン接続 | コンボ | 無制限 | eコマース | VIP |
500MB | 500MB | 3GB | 10GB | 20GB | 20GB |
容量ですが、ぶっちゃけWixで作るようなサイトであればFREEの500MBでも大半のサイトは十分です。
帯域幅
どれだけのアクセス数に耐えられるかを洗わず帯域幅ですが、無制限プランとVIPプランは無制限になっています。
無料 | ドメイン接続 | コンボ | 無制限 | eコマース | VIP |
500MB | 1GB | 2GB | 無制限 | 10GB | 無制限 |
無制限よりも上位プランのeコマース版では、10GBと制限が掛かっています。ネットショップ運営では画像が多くなったり、多くのページが見られる可能性があるからの対処でしょう。
10GBもあれば、大半の小規模事業者のネットショップであれば問題ないと思いますが、やはり機能的にもネットショップは外部サービスを使う方がオススメです。
問い合わせフォームは無制限以上から
商用利用する場合は、問い合わせページは必要になってきますよね。Wixで問い合わせフォームを利用するには「123 Form Builder」というプラグイン(拡張機能)を利用する必要があります。
Wixで残念なのが有料プラグインを利用した場合、毎月課金されれることです…!
123Form Builderでは月額4ドル必要ですが、無制限プラン以上であれば、123 Form Builderのプラグイン料金も含まれています。
正直申しまして、問い合わせフォームごときに、月額課金はボッタクリです。問い合わせフォーム作成のために、毎月4ドルも必要なら、コンボ以下のプランではなく、無料で123Form Builderが使える無制限以上が無難です。
SEO対策プラグインがデフォルトで使用可能
123Form Builder と同じくサイトブースターとよばれるプラグインも無制限以上で追加料金なしで使用できます。月額5ドルのプラグインです。
SEO対策が可能なようですが、詳細な施策内容について記載されていないので、日本国内のサイトにも効果があるかは不明です。
サイトブースターの機能
- Factual と BusinessDataIndex にサイトを掲載
- 大手ディレクトリサイトにサイトを掲載
- 地図サービスに情報を表示
- 主要ディレクトリサイトに掲載
- キーワードを活用
- トラッキング機能
もちろんないよりは、あった方がいいでしょう。しかし、サイトブースターのおかげで、Wixで作成したサイトが他のホームページ作成ツールよりも上位表示されやすいということはありません。
VIPはいらない
最上位のプランであるVIPだけにある機能として「宣伝メールの作成」と「サイトレビュー」があります。
宣伝メールとは、メルマガ機能です。メルマガサービスはより高機能なサービスが他にもあるので、わざわざWixでメルマガ管理を行う必要もないでしょう。
サイトレビューとは、ホームページのSEO的なアドバイスをもらえるようですが、そもそもどこまで、的確なアドバイスをもらえるか不明ですし、インターネットでもハイレベルなSEO対策情報が見つかるので、わざわざレビューしてもらう必要もないです。
よってVIPプランは不要です。
基本的には無制限プランを選んでおけば良いです。
別件ですが、Wixを申し込む際には、メールアカウントの取得のためにGoogle Appsに申し込むかどうか尋ねられます。他にもドメインとかも尋ねられた気がします…
Google Appsはメールアカウントの取得の割には高額なので、申し込まないようにご注意ください。
また、独自ドメインもWixで購入すると.comで年間約25ドル必要です。独自ドメインもXdomainやムームードメインといった外部サイトで取得した方が年間1300円前後なので安いです。
基本的に外部で調達できるドメインやメールアカウントなどは、Wixで買わないようにしましょう。
まとめ
以上Jimdoであれば「PRO」、Wixであれば「無制限プラン」がオススメです。
WixもJimdoも無料プランがあるので、まずはそちらで使用感を確かめることをおすめします。どちらも無期限で無料プランを利用できますが、独自ドメインはなるべく早めに取得して育てた方がいいので、1ヶ月程度使ってみて良さそうであれば有料プラン切り替えましょう。
【Jimdo無料プランの詳細】→ Jimdo 【Wix無料プランの詳細】→ Wix
ちなみにJimdoもWIxも海外製ですが最近、グーペと呼ばれる日本製のホームページ作成ツールの人気が高くなってきています。
グーペはカラーミーショップなど人気ネットショップサービスを運営している、GMOグループが開発しています。表示速度が高速で、JimdoやWixよりも使いやすく、日本でのカスタマーサポート体制も充実しているので、今後日本でシェア拡大してくる可能性が高いホームページ作成ツールです。JimdoやWIxと同じく、無料で試用することが可能なので、興味があればWix・Jimdoと合わせて検討してみてください。
Jimdo Pro、Wix 無制限プランにあたるグーペDXプランは年間12,000円なので、維持費としては、大体同じくらいで、デザインもオシャレです。
Jimdo PRO 年額 | Wix 無制限 年額 | Goope DX 年額 |
11,340円 | 15,204円 | 12,000円 |

WixやJimdoはドメインを含めると1サイトにつき年間1万2000円〜1万6000円が維持費です。
Wixより少しだけ難易度が上がりますが、費用を抑えたいのであればレンタルサーバーロリポップ!のスタンダードプラン(年間6,000円)+WordPress(無料のホームページ作成ツール)がコスパ抜群です。※このサイトもWordPressで作成してます。
