古くからあるレンタルサーバーサービスの「さくらのレンタルサーバ」。最近はエックスサーバーなど他社の人気が高く、あまり話題になりませんよね。
「さくらレンタルサーバーの評判ってどうなの?」
「スタンダードプランでWordPressって遅い?」
「どうしてあまり話題にならないの?」
など様々な疑問が浮かぶと思います。そこでさくらレンタルサーバーの評判の特徴や、スタンダードプランの概要・WordPress運用について解説したいと思います。
※ちなみに筆者のレンタルサーバー歴は以下のようになっています。
- ロリポップ(安かったから)
- さくらのレンタルサーバー(知り合いにおすすめされた)
- エックスサーバー(個人ブロガーからの圧倒的な人気)
- mixhost(エックスサーバーより少し速い・3年契約するとコスパがいい)
さくらレンタルサーバーの評判の特徴は7つ
さくらレンタルサーバーの評判の特徴ですが、主に以下7つが挙げられます。
- 月額515円のスタンダードプランからWordpressが使える
- さくらレンタルサーバーでもSSLは無料
- 電話問い合わせに対応
- さくらレンタルサーバーの最大のメリットは会社としての安心感
- 初心者向けのマニュアルが現在充実に
- スタンダードプランの速度が速度が改善
- コントロールパネルも改善
月額515円のスタンダードプランからWordpressが使える
さくらレンタルサーバーなら月額515円のスタンダードプランからWordpressが使えます。
ブロガー・個人事業主・中小企業はWordPressでWebサイトを作成するケースが最近は多いですよね。もちろん、さくらのレンタルサーバーでもWordPressは利用することができます。
さくらでは2番目に安いスタンダードプランからワードプレスを利用することができます。エックスサーバーX10プランの半額程度でWebサイト運営が始めることができるので、コスパ的に優位性があります。
ただし、ワードプレスの場合にはHTML・CSSだけじゃなく、PHPというWebプログラミング言語とSQLというデータベースを利用するので、一番安いライトプランでは利用できません。とはいってもスタンダードプランは月額515円で、1年まとめて支払うと2ヶ月分やすくなり、月額計算すると428円とワンコインでお釣りが来る安さです(笑)
さくらのレンタルサーバーではマネージドプラン以外はサイズ容量と転送量だけの問題なので、数百ページ以上の大規模なサイトで、1日に何万人も訪れるようなサイトでない限りは、スタンダードプランで十分です。法人でも中小企業・小規模事業者の大半はスタンダードプラン使っていますし、さくらのスタッフがスタンダードプランが圧倒的に人気と公言しています。
スタンダードプランの概要
月額料金 | 月額515円(年間1活払いで5,142円とさらにお得) |
初期費用 | 1,029円 |
お試し無料期間 | 2週間 |
容量 | 100GB |
転送量 | 80GB/日 |
MySQL | 20個(ワードプレスなど動的なサイトの制作可能数) |
マルチドメイン | 100個 |
メールアドレス | 無制限 |
SSL | 無料 |
PHP | PHP7/PHP5(モジュールモード) |
さくらのレンタルサーバーだけにある機能というものはありませんが、他社にあるようなワードプレスやレンタルサーバーの機能は大体揃っています。
- WordPress簡単インストール機能(EC-CUBEやconcrete5など他のCMSもOK)
- モリサワのWebフォント
- ワードプレスのバックアップ
- 無料SSL
さくらレンタルサーバーでもSSLは無料
筆者が以前さくらレンタルサーバユーザーでしたが、とある理由でエックスサーバーに移行しました。その理由はSSLのオプション料金を支払いたくなかったからです。
筆者がさくらレンタルサーバーを利用していた2016年頃のさくらではSSL化がオプションで有料でした。たしか年間1,500円ぐらい必要でした。
SSLはサイトURL左にある鍵マークですね。SSL対応していないとセキュリティ的にもよくないですし、Google公式ブログで検索に関係すると述べられていたのでSSLの料金が理由でエックスサーバーに引っ越しました。
今はさくらレンタルサーバーもSSLは無料になったので、このデメリットはなくなったので、今ならエックスサーバーに引っ越ししなかったかもしれません。
電話問い合わせに対応
さくらレンタルサーバーでは電話でのサポートにも対応しています。しかもフリーダイヤルです。
月額500円で電話サポートまでしてもらえるのは、はじめてのホームページ・ブログ運営といった方には心強いサポート体制だと思います。
筆者は今mixhost使ってますが、mixhostでは電話サポートがなく、コントロールパネル内でも専門用語のオンパレードなので、はじめてのレンタルサーバーとしてはオススメしていません。
さくらレンタルサーバーの最大のメリットは会社としての安心感
さくらレンタルサーバーの最大のメリットは会社としての安心感です。インターネット黎明期の1999年の会社が設立され、現在は資本金22億、従業員数500名以上、東証一部上場とベンチャー企業が多いレンタルサーバーの中、経営基盤はかなりしっかりしています。
Webサイトはお金と同じく資産なので、やらかしてデータ飛ばしてしまったりしない、信頼できる会社に預けたいという方に、さくらは特にオススメです。
そういった理由からか40〜50代といった、比較的年齢層の高いWeb業界の方から支持されているような印象が個人的にはあります。
もし取引しているWeb制作会社などから、さくらのレンタルサーバーをおすすめされることもあって、本当に「さくらでいいの? ネット上ではエックスサーバーとかの方が人気があるようだけど…」と思うかもしれませんが、個人的な体験としては、さくらからエックスサーバーに移行した際には、劇的に何かが改善したという体験はありませんでした。もし、周りにさくらを使っていて、なにかわからないときに教えてくれそうであれば、さくらのレンタルサーバーを選んでも問題ないと思います。
初心者向けのマニュアルが現在充実に
さくらレンタルサーバーは昔からあるサービスということもあり、ある程度Web知識がある方を数多くユーザーとして囲っています。しかし、最近は新規ブロガーなども取り入れていきたいからなのか、初心者向けのマニュアルや動画なども充実させてきたので、はじめてのレンタルサーバーとしても使いやすくなってきました。
スタンダードプランの速度が速度が改善
さくらのレンタルサーバーがネットであまり話題にならないのは、表示速度が特に遅くも速くもないからです。
なぜ エックスサーバーがこれだけブロガーから話題になっているかと言えば、それは速度が速いからでです。そしてmixhostの人気が高まったのもエックスサーバーよりも若干速いということです(mixhostは速いですが不安定な時もありますが(笑))
ということで、レンタルサーバーでは表示速度が重要なのですが、さくらのレンタルサーバーのスタンダードプランはブロガー・アフィリエイターの間では「ちょっと遅いね」とTwitter上では囁かれたりしていました。
しかし、2018年に遅い原因だったPHP CGIという古い仕組みを捨てて、エックスサーバーと同じPHP Apacheモジュールへリニューアルされました。このアップデートによりPHPで動いているWordPressの速度が16倍までに高速化されました。今のさくらレンタルサーバーのスタンダードプランはエックスサーバーのスペックに肉薄していて、料金は半額程度なので、サーバー代を節約しながらエックスサーバーに近いスペックが欲しい方にはオススメとなっています。
コントロールパネルも改善
1999年から可動しているさくらレンタルサーバーですが、デザインが古臭いという口コミも多かったです。2018年のサーバー自体のメジャーアップデートに合わせてコントロールパネルのUI/UXもかなり使いやすく、そしてオシャレに改善されました(笑)
デザイン自体はエックスサーバーよりも良いような感じがします。
まとめ
- さくらレンタルサーバーは2018年に大幅アップデート
- 月額515円のスタンダードプランでエックスサーバーに比較的近いWordPress環境
- スタンダードプランでも電話問い合わせ可能
- コントロールパネル・マニュアル等が初心者でも使いやすく改善された
昔からあるレンタルサーバーのさくらレンタルサーバ、表示スピード信仰の強いネット上のブロガー・アフィエイターからはあまり話題にしてもらえませんが、2018年にサーバーやシステムの大幅なテコ入れが行われ、今はエックスサーバーに近いスペックとなりました。
もしエックスサーバーのX10プランが少し高いと感じる方はさくらレンタルサーバーのスタンダードプランでレンタルサーバーデビューを検討してみてください。ちなみにエックスサーバーにはWordPressの簡単引っ越し機能があるので、他社から簡単にすることができるので、売上がない初期段階はさくらレンタルサーバー使い、人気が出てきたら簡単引っ越し機能を使って引っ越すこともできます。
