最近は日用品や化粧品、消耗品などの分野で定期購入を導入するショッピングサイトが増えてきました。定期購入機能のあるショッピングカートはBASEなど普通のカートにもありますが、カラーミーリピート「サブスクストア(たまごリピート)」「リピスト」など、定期購入特化型のショッピングカートも数多く販売されています。
今回は、数ある定期購入の中から評判が高い「リピスト」について、なぜ評判が良いのか、「特徵」「料金体系」「導入事例」などの観点から徹底解説してみたいと思います!
リピストとは
運営会社 | 株式会社PRECS(プレックス) |
所在地 | 〒110-0005 東京都台東区上野1-11-9 イマスサニービル5F |
TEL | 03-6284-2811 |
info@precs.co.jp | |
リピスト年間流通総額 | 約400億円 |
リピスト導入店舗数 | 約400サイト |
リピスト月商規模1000万以上 | 40社 |
リピスト月間月商規模 | 6億円 |
リピスト月商1億円以上 | 10社以上 |
リピストは株式会社PRECSが開発・運営しいてる定期購入専用のネットショップ作成ツールです。
定期購入は一度申し込んでもらえれば、長期間にわたり注文し続けてもらえられるので、運営期間に比例して、売り上げが伸びていきます。だからネットショップにおける抜群のパフォーマンス性から、今多くの企業が導入し始めています。
現在、合計400以上のショッピングサイトがリピストを利用して定期購入を導入しており、そのうち40社が月間1000万円以上の売上を記録しています。
定期購入は特に、消耗品(女性用ストッキング、スムージー、美容液、育毛剤など)のように定期的に同じ商品を購入する必要がある商材との相性が抜群です。
定期購入リピストの評判が良い10の特徵(メリット)
数ある定期購入サービスの中でも、なぜリピストの評判が良いのしょうか?
リピストの評判を挙げている特徵として以下10項目が挙げられます。
- LP(ランディングページ)が簡単に作成できる
- アップセル機能
- Amazon Payと連携可能
- データ解析ツールがありLTV(ライフタイムバリュー)などがひと目でわかる
- ステップメール機能
- LINE@と連携できる
- 顧客情報が増えてもサイトが重くならない
- 作り込みできSEO対策も万全
- 詳細な定期購入の設定
- 充実のサポート体制
LP(ランディングページ)が簡単に作成できる
リピストを利用すれば複雑なことをしなくても簡単にLP(ランディングページ)が作成できます。
ランディングページとは、縦長の細長い商品紹介ページで、注文確認ページに行く以外は他のページに行くことができません。
一見、不便そうに見えるランディングページですが、成約率が高く、通販業界では鉄板の訴求方法とされています。
特に、定期購入であれば、一度注文してもらえば、ユーザーはそのページをもう二度と訪れない可能性もあります。このような滅多に訪れる必要がないページとLPは相性が良いので、まだ利用したことない企業は活用をオススメします。
リピストではランディングページ内に申し込みフォームも設置可能です。だから最短で2クリックで申し込みが完了するので、商品に興味があるユーザーが逃げにくいように設計されています。
実際リピストを利用したら購入率(CVR)が2倍以上になったというデータがあります。
リピスト実装前CVR | リピスト実装後CVR | |
スマホ | 2.1% | 2.7% (126% up) |
PC | 1.2% | 1.8% (119% up) |
全体 | 2.0% | 2.4% (123% up) |
アップセル機能
リピストにはアップセル機能があります。
アップセル機能とは、ある商品Aの定期購入注文時に、ユーザーが興味を持ちそうな別の商品Bも一緒に購入しないか問い合わせるセット販売の訴求方法です。アップセル機能によって、客単価を上げることが可能です。
リピストでは商品Aで入力した個人情報データを商品Bに渡すことができるので、手間が必要なくアップセルの商品も購入してもらいやすくなります。
Amazon Payと連携可能
リピストはAamzon Payと連携することができます。
Amazon Payではユーザーが所有しているAmazonアカウントにログインすることで、Amazonの所有している個人情報を、そのまま転用することができる機能です。
あまり個人情報を入力したくない方にとってAmazon Payを利用することで個人情報の入力というハードルをなくして、購入してもらいやすくなります。
データ解析ツールがありLTV(ライフタイムバリュー)などがひと目でわかる
リピストでは広告運用のデータ解析ツールがあります。
CPAやCVR以外にも、定期継続率や、ADコードで広告ごとのLTVをひと目で分析することが可能です。広告ごとのLTVを計測することで、集客数は多いもののLTVが低い媒体や、逆に数は少なくてもLTVが高い媒体などを把握することができ、予算分配や媒体ごとの目標CPAを最適化することができます。
他にも、定期購入の離脱率を計測するツールがあります。何回目の購入で離脱される傾向があるかなどを分析することによって、今後の販売戦略に活かすことができます。
ステップメール機能
リピストではステップメール機能があるのでメールマーケティングにも最適です。
ステップメールとは、ユーザーの状況によって段階的に別のメールを送るマーケティング手法です。
「商品購入時」「商品到着時」「商品購入から2週間後」「1ヶ月後」で、ユーザーにとって役立つ情報や別の商品への導入などに活かすことによってLTVを長くしたり、別の商品を購入してもらいやすくなります。
一度設定してしまえば、その後は自動でメールが送信されるので、面倒な手間はありません。
LINE@と連携できる
リピストではLINE@とも連携することが可能です。
サンクスメールや出荷報告メールもLINE@経由で行うことができます。LINE@だと距離感も近いですし、キャンペーンのお知らせなども読んでもらいやすく、反応率が向上します。
顧客情報が増えてもサイトが重くならない
リピストではWebサーバーとデータベースサーバーを2台ずつ、計4台を使用しています。
一般的なショッピングカート機能では1つのサーバーでWebとデータベース情報の両方を管理しており、顧客情報が増えてくると表示速度が遅くなったりします。しかし、リピストではWebサーバーとデータベースサーバーを分け、合計4台に分散させることによってマシンへの不可を軽減させることによって、顧客が増えてきてもサイトの表示スピードが落ちないように設計されています。1台がサーバートラブルになっても、もう1台は可動している状態なので、注文できない状態に陥るリスクも最小限に抑えることができます。
作り込みできSEO対策も万全
リピストはサイト内のほぼ全てのページデザインを自由にカスタマイズすることができます。
カートページも編集できて、EFO(入力フォーム最適化)によってカスタマイズされたオリジナルのフォームを指定することもできます。
HTMLやJavaScriptのコードを書ける方は、自分で自由にサイトを編集することができます。
SEO(検索エンジン最適化)対策に必要なmetaタグ関連も編集できるので、デザインなどのユーザー目線と、検索エンジン目線の両方において集客できやすいネットショップを構築していくことが可能です。
詳細な定期購入の設定
リピストは定期購入のネットショップ作成ツールとしては、高機能体の商品であり、他のサービスでは指定できないような詳細な設定が可能です。
たとえば、「最初のお届けは商品A、2回目移行は商品Bといった配送商品の指定」などもできてしまいます。
他にも「配送サイクルや時間帯変更」「定期購入の回数ごとのスペシャル特典の設定」「定期購入の一時停止」「配送先の変更」「支払い方法の変更」なども指定することができます。
支払い方法としても以下のものが利用可能です。
- ペイジェント
- GMOペイメントゲートウェイ
- NP後払い
充実のサポート体制
リピストではメールサポートだけでなく、電話サポートも受け付けています。
平日10〜18時に対応可能で、サポートスタッフが管理画面を共有しながら、一緒に問題解決に尽力してくれるので、早期解決しやすいです。
他にも管理画面の勉強会なども無料で実施していたりします。
とにかくリピストは定期購入サービスの中でもトップクラスに高機能です。定期購入は他にもカラーミーリピートがライバルとなりますが、とにかく定期購入という販売システムを使い倒したい事業者にとってはリピストの方がオススメでしょう。
リピストの料金体系
ライト | スタンダード | プレミアム | エキスパート | |
初期費用 | 29,800円 | 69,800円 | 98,000円 | 398,000円 |
月額 | 14,800円 | 39,800円 | 69,800円 | 148,000円 |
1件あたりの 受注手数料 | 35円 | 20円 | 15円 | 5円 |
商品点数 | 20 | 30 | 50 | 無制限 |
LPフォーム | 1ページ | 2ページ | 3ページ | 無制限 |
アップセル | なし | ◯ | ◯ | ◯ |
ステップメール連携 | なし | ◯ | ◯ | ◯ |
電話受注システム | オプション | オプション | 無料 | 無料 |
受注取込 | なし | 無料 | 無料 | 無料 |
高機能すぎるリピストですが気になるのが料金体系だと思います。
リピストの料金は上記の表の通りです。
たとえばライトプランであれば、最初に初期費用として29,800円が必要になり、その後は月額固定費が14,800円で、変動費が1成約につき35円発生することになります。
売上が上がってくれば、より高機能な「スタンダード」「プレミアム」「エキスパート」とステップアップしてくことによって、変動費の手数料が安いプランに切り替えていくことを検討しましょう。
定期購入をこれまで利用したことがない事業者は、とりあえずライトプランからお試ししてみることをオススメします。
どのプランも初期費用が発生しますが、プランを変更する際には、以前のプランで支払った初期費用との差額分だけの支払いで大丈夫です。
たとえばライトプラン(29,800円)からスタンダードプラン(69,800円)にステップアップしたい場合には差額の4万円だけでプラン変更が可能になります。だから最初は一番安いライトプランがオススメです。
カラーミーリピートとリピストの違い
リピストとよく比較されるのがGMOペパポ株式会社が開発しているカラーミーリピートです。
カラーミーリピートとリピストでは以下のようなところに違いがあります。
リピスト | カラーミーリピート | |
ランディングページ作成 | ◯ | ◯ |
定期購入ボタンだけ埋め込む | ◯ | ◯ |
アップセル機能 | ◯ | X |
ステップメール | ◯ | X |
LINE@との連携 | ◯ | X |
Amazon Payとの連携 | ◯ | X |
データ解析ツール | ◯ | X |
初期費用 | 29,800円(ライトプラン) | 0円 |
月額料金 | 14,800円(ライトプラン) | 9,800円 |
値段は確かにカラーミーリピートの方が安いです。しかし機能性でいえば、圧倒的にリピストの方が高機能なので、本気で定期購入を売上の主軸に育てていきたいのであれば、リピストの利用をオススメします。
リピストの導入事例
リピストで一体どのようなサイトができるのか気になる方も多いと思うので、2つ事例を紹介したいと思います。
1例目が化粧品「APP-Cモイストピーリング」のランディングページです。デザイン性も高く、洗練された印象を受けます。
ランディングページの途中に購入アクションが埋め込まれています。「まずは試してみる」ボタンを押すと、最下部の申し込みフォームの入力場所に遷移する仕組みになっています。
郵便番号を入力すると自動で、住所情報が入力されます。
支払い方法も以下のように詳細設定が可能です。NP後払いや代金引換も利用できるので、クレジットカードを利用したくないお客さんへのオプションも用意されています。
お届け間隔なども、申込み時点で詳細に設定してもらうことも可能です。
2つ目の事例は「avex beauty method」というショッピングサイトの中でリピストが利用されています。
サイト自体は通常のショッピングサイトです。しかし、カート機能の中に「定期購入」の決済ボタンが実装されています。
リピストであれば、既存のショッピングサイトに定期購入ボタンだけを実装して使うことも可能です。
まとめ
- LP一体型フォームが使用可能
- 購入完了前のアップセル機能
- LTVが設定できる広告集計
- デザインの自由度が高い
- サイトが重くなりにくい
- 低コストでスタートが可能
リピストは定期購入のショッピングサイト制作ツールの中でも特に高機能で、顧客単価を上げたり、マーケティング解析が強いです。
とりあえず、なるべく低価格で定期購入を始めたい方はカラーミーリピート、本気でストックビジネスを事業の主軸に育てていきたい方であれば、最初からリピストで始めることをオススメします。