含広告

JIMDOのSEOは弱い?検索されない理由とSEO対策

JIMDO Jimdo

人気ホームページ作成ツールのJIMDO(ジンドゥー)。

JIMDOを使えばホームページは簡単に作成できるけど、「検索結果に上位表示されない」「SEOが弱い」という噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで、JIMDOのSEOは本当に弱いのか、SEO対策ができる設定項目と、JIMDOでサイトが検索されない理由について解説したいと思います。

JIMDO(ジンドゥー)で可能なSEO対策一覧

SEO対策

まず、JIMDOできるSEO対策の設定項目について解説したいと思います。

  • タイトルタグ(ページタイトル)とメタディスクリプション(概要)
  • サイトのSSL化(設定不要)
  • 独自ドメイン(Jimdo Pro以上)
  • Googleアナリティクスでのアクセス解析(Jimdo Pro以上)
  • noindex, nofollow, noarchive(Jimdo Business)
  • 画像の代替テキスト
コアアップデートによる検索順位の下落
検索順位トラッキングツールについて

SEO対策するのであれば、どのキーワードで検索上位表示させたいのかは、明確にしておかなければなりません。大半のSEOマーケィングに取り組んでいるWebマーケターはGRC順位チェッカーのような検索順位追跡ツールを用いて、検索順位をトラッキングしています。

タイトルタグ(ページタイトル)とメタディスクリプション(概要)

代表的なSEO対策と言えばタイトルタグメタディスクリプションです。GoogleやYahooの検索エンジン結果に表示される文章になります。

ジンドゥーのメタタイトル・メタディスクリプション

現在閲覧中のこのページはJIMDOではなくWordPressで作成しており、上のように設定してあります。タイトルは30文字前後、メタディスクリプションは100〜120字程度で設定することが多いです。

JIMDOにも同じく「ページタイトル」と「ページ概要」という項目で同等のことが設定できます。

JImdoのタイトルタグとメタディスクリプション

しかし、JIMDO Free版はサイト全体のページタイトルとメタディスクリプションしか指定できないという致命的な欠点があります。

検索エンジン結果にかなり影響を与える可能性があるので、検索上位表示させたいのであれば、JIMDO PRO(またはAIビルダーのSTART)以上を利用することをオススメします。

メタキーワードは不要

WixとJIMDOでどちらにしようか悩んでいる方の中には、Wixにはある(メタ)キーワードという場所がないことにお気づきの方もいるかと思います。メタキーワードでは検索してほしいキーワードを羅列できます。いかにも検索エンジンにこのサイトがどのようなキーワードで検索上位表示させたいのか伝えてくれそうですが、現在Googleなどの検索エンジンはメタキーワードをサイト順位付けに利用していません。

検索エンジンにページの内容を伝えるためには、「タイトルタグ」「見出し」「充実したテキスト情報」の3つが必要です。メタキーワードは不要です。

SEO設定SEO重要度
メタタイトル★★★★★
メタディスクリプション★★★☆☆
メタキーワード★☆☆☆☆

最近はJIMDOよりもWixの方がSEOを含めて機能追加が積極的なので、新しくHPを作成するならWixを推奨します。

サイトのSSL化(設定不要)

セキュリティ対策

特に何もアクションを起こす必要はありませんが、JIMDOでは初期設定でサイトをSSL化することが可能です。

SSL化されているサイトのURLには鍵マークが付き、URLがhttpからhttpsになります。安全な通信が行われている証明となり、検索結果にも良い影響を与えてくれます。

SSLの鍵マーク

サイトのSSL化(HTTPS)が検索結果に影響することがGoogle公式ブログでも明言されていますし、SSL化は必須です。

ただし、他のWixやJimdo、ペライチなどのホームページ作成ツールでもSSLが無料で提供されるようになりました。現在は他のホームページ作成ツールと同じで有利でも不利でもない横並びの状態です。

SEO設定SEO重要度
SSL化★★★★★

独自ドメイン(JIMDO ProまたはSTART以上)

JIMDO Pro以上は独自ドメインを設定して、オリジナルのURLにすることができます。もちろん、検索エンジン的には独自ドメインの方が有利なので、費用は掛かりますが、Pro以上をオススメします。

JIMDOの共有ドメインだとサイト名が「https://●●●.jimdo.com/」となってしまい、SEO的にも不利になります。

独自ドメインを取得して「https://●●●.com/」にしましょう。ドメインの購入場所はエックスドメインなどで用意しましょう。ドメインはJIMDO内でも購入できますが割高なので非推奨です。

SEO設定SEO重要度:
独自ドメイン★★★★★

Googleアナリティクスでのアクセス解析(JIMDO Pro以上)

Jimdoのアクセス解析画面

サイトのページビューや訪問されたページなどのサイト改善に利用できるアクセス解析ツールを利用できます。JIMDO内で利用できるアクセス解析とGooogleアナリティクスのアクセス解析と2種類が存在します、アクセス解析はSEO対策には非常に重要なツールですが、基本的にJimdo内のアクセス解析ツールではなく汎用性の高いGoogleアナリティクスをメインに利用することをオススメします。

Free版でもGoogleアナリティクスだけは利用できますが、独自ドメインではないので情報が限定されます。

SEO設定SEO重要度
Googleアナリティクス★★★★☆

noindex, nofollow, noarchive (JIMDO Business以上)

JIMDO Business ではページに「noindex」「nofollow」「noarchive」を指定することができます。

検索エンジンはサイト全体を見て、そのサイトの検索順位付けを行います。検索結果に掲載しても離脱される可能性が高い、けど絶対に必要なページはnoindexを指定することが望ましいです。

nofollowはリンクを貼るけど、リンクパワーをリンク先に与えたくない場合や、関連を疑われたくない場合に使用します。

noarchiveは頻繁に情報を更新するページで、古い情報が表示されるのを防ぐ場合に使用します。

SEO設定SEO重要度
インデックスタグ★★★☆☆

Altタグ(画像検索対策)

Jimdo画像代替テキスト

JIMDOでは画像に代替テキストを記載するAltタグも設定できます。検索エンジンは画像の内容を認識することができないので、Altタグを記載するのが一般的です。

画像からサイトを訪問してもらったり、検索エンジンにサイトを認知してもらえるためにも画像にはしっかりと内容を書くようにしましょう。

たとえば、上の写真画像には「Jimdo画像代替テキスト」と記載しており「Jimdo 代替テキスト」などの画像検索すると検索結果に上位表示されています。

Jimdo代替テキストの検索結果

飲食店などでは特に画像からサイトを訪問するユーザーが多いので、画像の代替テキストは設定するようにしましょう。

SEO設定SEO重要度
Altタグ(画像検索)★★★☆☆

rankingCoach

rankingCoach
rankingCoachは不要

JImdoではrankingCoachと呼ばれる、SEO支援サービスを利用できます。「どのような検索キーワードで集客すればいいか分からない」「どのようなSEO設定をすればいいか分からない」といった方に対して、アドバイスをしてくれるサービスです。年間19,440円必要とします。本当に、何から手を付けていいかわからないといった人であれば、利用価値はあるかもしれませんが、基本的にrankingCoachのオプションは大半の方にとって不要です。

JIMDO Free版には有料版では使える「個別ページのタイトルタグ指定」「独自ドメイン」などの機能が利用できません。SEO的には明らかに不利です。

JIMDOは無料でもホームページは作ることができますが、完全無料で検索上位表示されることは非常に難しいです。JIMDOを使うなら有料版にする必要があります。

 補足重要度
タイトルタグ有料版必須★★★★★
メタディスクリプション有料版必須★★★★☆
メタキーワード不要★☆☆☆☆
独自ドメイン有料版必須★★★★★
Googleアナリティクス ★★★★☆
noindex, nofollow, noarchive ★★★☆☆
画像の代替テキスト(Altタグ) ★★★☆☆

Jimdo(ジンドゥー)のSEOは弱い?検索に表示されない3つの理由

Google Analytics

JIMDOの有料版を使っていてもホームページが検索結果に表示されなくて、SEOが弱いのでは? と悩んている方もいるかと思います。

一般的にJIMDOがSEOに弱いと考えられているのは以下3つの理由からです。

  • SEOのカスタマイズ性が低い
  • ブログには不向き
  • ページ表示速度が遅い

SEOのカスタマイズ性が低い

Wix・JIMDOなどのWebサイトビルダーは全般的にSEOのカスタマイズ性が低いです。

関連記事の表示やページ表示速度の上昇など、WordPressなどのCMSでできるようなカスタマイズができません。

ユーザーに他の関連するページや人気記事を提案したり、キャッシュの利用でページを高速表示したりすることが苦手な傾向があります。パンくずリストも設置が少し手間だったり、サイト内回遊性が全体的に低く、離脱率も高いので、検索エンジンにも質の低いサイトであると評価されやすいのがデメリットでもあります。

SEOに関わるカスタマイズで言えば、JIMDOやWixはワードプレスには敵いません。

ブログには不向き

ブログ

基本的にSEOと言えば、ブログ記事が上位表示されやすいかどうかが大きなポイントの1つです。

JIMDOにはブログ機能が備わっています。しかしながら、JIMDOでブログを書く方が少ないので、JIMDOでブログを書いて上位表示されるのかどうか未知数の部分が大きいです。

また、JIMDOを使っている方の多くはWebライティングのスキルが低い方が多いです。今の時代、結局はコンテンツが読みにくかったり検索意図とずれていれば、役に立たないページだと検索エンジンに判断され、上位表示されなくなります。

Webライティングの得意な方の多くがWordPressを使っており、ブログサイトに役立つプラグインも揃っています。ホームページと一緒にブログをやりたい方はJimdoではなく、WordPress(ワードプレス)でサイトを作成することがおすすめです。

ワードプレス自体は無料で利用できますが、データの設置場所としてレンタルサーバーが必要です。エックスサーバーであれば、簡単インストール機能があるのでオススメです。

今現在閲覧中のこのWebサイトもワードプレスで作成しています。ブログ集客ならワードプレス一択です。

ページ表示速度が遅い

Wixよりはマシですが、JIMDOのレゴブロックのような感覚でホームページが作成できる代わりに、表示速度が少し遅いです。

表示速度もSEOのランキングシグナルの1つですし、離脱率にも直結します。もし現在Jimdoを使っていて、「表示速度が遅いのが原因かも…」と不安な方はワードプレスの方がオススメです。

JIMDOの表示速度は年々改善されている印象を受けます。

JIMDOのSEO まとめ

  • JimdoのSEO対策で重要なのはタイトル付け
  • Free版だとSEO対策に制限がある
  • SEO対策するなら有料プランを推奨
  • 高いカスタマイズ性やブログSEOするならワードプレスがオススメ

JIMDOのSEOはWixなど他のWebサイトビルダーと比べてSEO対策では同じ程度の機能です。

ただし、JIMDOの無料版だとSEO設定に制限があるので、有料のJimdo ProかJimdo Business、AIビルダーのStartやGrowプランの利用をオススメします。

ただし、近年のJIMDOは機能的に長年ライバルであったWixに見劣りしてきています。これから新しくSEO対策を含めて作り直すのであればWixの方が高機能でオススメです。

またブログを積極的に書いてSEO対策をしたいの場合はブログに強いワードプレスでのWebサイトを一度チャレンジしてみるのも検討してみてください。ワードプレスは難しいと思っている方も多いですが、案外簡単ですし、最近は日本企業がホームページ用に高品質なテンプレートを販売しているので、以前よりもハードルが下がっています。

関連記事:Jimdo(ジンドゥー)の評判は?重いの口コミは本当?

ホームページ運用代行