ホームページ作成ツールとして人気のあるJimdo。最近は日本での名称を「ジンドゥー」として、より親しみやすいサービスへと改革が進められています。
そんなジンドゥーに新しく搭載された機能が「AIビルダー」です。
「AIビルダーって何?」
「クリエイターモードとの違いは?」
「AIビルダーのホームページの長所・短所が知りたい」
など、様々な疑問が浮かぶと思うのでJimdo(ジンドゥー)AIビルダーの機能や クリエイターモードとの違い、使い方にについて解説してみたので、参考にしてもらえれば幸いです!
Jimdo(ジンドゥー)AIビルダーとクリエイターの違い
まず最初にジンドゥーAIビルダーとクリエイターモードの違いについて解説したいと思います。
- AIビルダーは質問に答えるだけでホームページが作れる
- デザインが今っぽい
- スマホだけでホームページを作れる
- ブログとネットショップは作れない
- SEO設定は有料版から
- クリエイターモードと互換性がない

ジンドゥークリエイターはAIビルダーが登場する以前のホームページの作り方のことです。
質問に答えるだけでホームページが作れる
ホームページの作成で多くの方が悩んでいることが、自分でHPを自作すると、デザインがダサくなってしまうことです。自作するとダサくなってしまう原因の1つが、色調がおかしいことが挙げられます。
ジンドゥーAIビルダーを利用する最大の特徴は、質問に答えていくだけで、色調などを自動で設定してもらえます。
AIビルダーを利用すれば、マッチするであろう色調を自動で設定してくれ、複数のカラーバリエーションも提供してくれるので、プロに依頼したような雰囲気のホームページに簡単に仕上がります。
デザインが今っぽい
Jimdoのクリエイターモードのテンプレートは、運営歴が長いこともあり、少し昔のホームページっぽいデザインに見えてしまうこともあります。
AIビルダー版は、新しく開発されたホームページの作成方法なので、今っぽいデザインのトレンドを意識しており、クリエイターのテンプレートよりも使いやすいです。
これからホームページを作成するのであれば、間違いなくAIビルダーのレイアウトが洗練されているのでオススメです。
スマホだけでホームページを作れる
ジンドゥーにはiPhoneとAndroid版でスマホアプリがリリースされています。クリエイター版では、ホームページのコンテンツの一部を編集したりすることがアプリでも可能でしたが、ホームページをゼロから作成するにはパソコンが必要でした。
AIビルダー版だと、質問に答えていくだけでホームページが完成して、編集できる箇所も選択するような部分に限定されるので、スマホだけでWebサイトを完成させることができます。
ちなみにAIビルダーの「AI」は人工知能のことだと思いますが、厳密にいうと、単に質問に答えていってホームページを作成する機能なので人口知能がホームページを作っている訳ではありません。海外ではJimdo Dolphinという名称で呼ばれていましたが、前衛的なブランディングのためにAIビルダーという名称にしたのだと思います。
ということでデザイン面に関しては、ジンドゥークリエイターに比べると、AIビルダーの方がかなり優位性があることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、AIビルダーではクリエイター版では実装できたことの一部が実現できないので注意が必要です。
ブログとネットショップは作れない
デザイン的には非常にオススメのジンドゥーAIビルダーですが、残念ながらできないことも多いです。
たとえばAIビルダー版ではブログを書くことができません。ブログをジンドゥー内で運営したいということであれば、クリエイターモードで作る必要があります。
またネットショップも作ることはできません。
ただし、ジンドゥーのEC機能は色々制限が多いので、BASEやカラーミーショップなどのショッピング機能だけジンドゥーで作ったホームページに埋め込んだ方が個人的にはおすすめです。
またブログもジンドゥーのブログ記事が上位表示されているのは、あまり見かけないので、ブログはアメブロなどで代用してしまってもいいかもしれません。
SEO設定は有料版から
AIビルダー版ではSEOの設定が有料プランからで無料のPLAY版では利用することができません。無料でSEO設定をしたいなら従来のジンドゥークリエイター版を利用するようにしましょう。
クリエイターモードと互換性がない
既に従来のの方法(Jimdoクリエイターモード)でホームページを作成してしまっている方もいると思います。
ジンドゥーのクリエイターモードとAIビルダーは非互換性なので、クリエイターモードで作成してしまったホームページの情報をそのままAIビルダー版に変更することはできないので、手動で変換する必要があります。
手間はかかりますが、AIビルダー版の方がデザインが今っぽいオシャレな感じに仕上がる可能性が高いので、時間があれば手動でもAIビルダー版に乗り換える価値は十分あります。
ということでブログ・ネットショップなどが制限がありますが、その点が問題なければ、これからはジンドゥーAIビルダーでホームページを作り始めるのがオススメです。

以下の動画はJimdo AIとクリエイターの使い分けについて、専門家の方の見解です。
- AIビルダーは自分一人でHPを運営・管理する場合向け
- AIビルダーはフォトギャラリー機能が充実
- 細かいカスタマイズは2020年時点ではJimdoクリエイターの方が上
- AIビルダーはまだ発展途上だが、今後機能搭載の伸び代が大きい
Jimdo(ジンドゥー)のAIビルダーの使い方
続いてジンドゥーAIビルダーでのホームページの作り方について解説していきたいと思います。
まずはジンドゥー公式サイトにジャンプして、AIビルダー版を申し込みます。
申し込むとまずは「誰のたためのホームページ」を作るかを尋ねられます。法人なのか、趣味サイトなのかを明確にします。
スライダーを動かすことで、趣味のWebサイトか営利企業のコーポレートサイトか、もしくはその中間かを選択することができます。
「会社名」や「お店の名前」などを入力します。
入力した名前からGoogleマップを提示されるので、もし自分のお店や会社があれば、それを選択することで、ホームページが完成した歳に自動でGoogleマップや住所が設定されます。
ホームページをどういった目的で使いたいかを尋ねられます。
業種を設定します。
Instagramとの連携も可能ですが、インスタ使ってないのであればスキップ可能です。後からでも変更できます。
ここからがジンドゥーAIビルダーのメインである、デザインの設定機能になります。作りたいホームページのイメージを選択します。
直感で自社のカラーイメージに合いそうなカラーパレットを選択します。実はAIビルダーのデザインの選択って以上の2つだけだったります(笑) しかし、もっと詳細なデザイン設定が編集画面で可能なので安心してください。
続いてホームページに必要なページを選択します。
最後にジンドゥーにログインするか、まだジンドゥーのアカウント持ってない方は、新規で無料アカウントを作成します。
ホームページの初期レイアウトがどっちがいいかを尋ねられます。個人的には左がクールでオススメです。レイアウトも後ほど、よりバリエーションが多い中から設定変更可能です。
独自ドメインを設定しますが、有料プランに変更しなければならないので、「ドメインは後で選ぶ」にしてしまった方がいいです。
以上でAIビルダーを作ったホームページは完成します。
サイドバーから色々と変更することができます。クリエイターモードよりも編集できる部分はシンプルですが、その代わり、簡単にオシャレな感じでホームページのデザインが微調整できるのがAIビルダーのメリットです。
フォントとかも充実していますし、文字サイズが全部まとめて変更できるので気持ちいいです。
他にも色々とデザイン面に関しては設定することが多く、ボタン1つでデザイン・レイアウトを変更できて、しかも素人が自作していてもオシャレに見えてしまいます。AIビルダー版は、どんな設定にしてもデザインが破綻しないのはクリエイター版にはない強力なメリットではないかと感じます。
Jimdo(ジンドゥー)のAIビルダーの料金
最後に、ジンドゥーAIビルダーの料金について簡単に解説しておきたいと思います。
AIビルダー版には、「GROW」「START」「PLAY」の3つのバージョンがあります。PLAYが無料版で、GROWが最上位プランになります。
どれを選ぶべきかというと、おそらく大半の方にはSTARTがオススメです。
まず無料版のPLAYですが、こちらの致命的な欠点としては、独自ドメインを設定できません。趣味のホームページ程度であれば、独自ドメインなしでもOKですが、やはりビジネスとして本気で取り組むのであれば、独自ドメインが設定できるのは必須となり、選択肢はGROWかSTARTになります。
といことで月額1,590円のGROWか、990円のSTARTの2択になりますが、大半の方にはSTARTのスペックで十分です。
GROWなら50ページのWebサイトが作れますが、通常ホームページでブログを書かないのであれば10ページで事足ります。ブログを書く方であれば、10ページ以上になるかもしれませんが、ジンドゥーAIでブログは書けません。
ということで10ページまで作成可能なSTARTで十分です。サーバー容量5GB・帯域幅10GBで困ることがあるような方は、おそらくジンドゥー使わないような法人だと思うので、ジンドゥーでAIビルダーを使うのであればSTARTを選んでおけばいいです。
ジンドゥークリエイターは申込みから14日以内であれば、料金を支払っていても返金してもらえるクーリングオフみたいな制度があるので、とりあえず実際に使ってみることをオススメします。
Jimdo(ジンドゥー)のAIビルダー まとめ
- AIビルダーでは質問に答えるだけでホームページが作れる
- デザインが今っぽい
- スマホだけでホームページを作れる
- ブログとネットショップは作れない
- SEO設定は有料版から
- 月額990円のSTARTが一番オススメ!
ジンドゥーAIビルダーはとにかくデザイン性が高いです。クリエイターモードのテンプレートが少し古く感じるようになってきたこともあって、今後、間違いなくAIビルダーがジンドゥーの主流になるでしょう。
ネットショップやブログは作れませんが、ECサイトを作りたいならカラーミーショップなどのショッピングカートシステムを埋め込む方が決済手段も豊富で便利です。
ブログ機能も以前よりジンドゥーのブログはSEO的に弱いんじゃないか? と言われることも多かったので、こちらもブログはアメブロやはてなブログを併用することでジンドゥーAIビルダーでのホームページと使い分けが個人的にはおすすめです。
