HTML・CSSが分からなくても誰でも簡単にホームページを作成ができるのがGoope(グーペ)です。
これまでもWixやJimdoなどのようなHP作成ツールは存在しましたが、海外製ということもあり、デザイン的に日本のWebサイトにはしっくりこないことが多かったです。
そこに新しく日本のGMOグループの開発する国産のホームページ作成ツールグーペが登場しました。
国産なので、日本語フォントや日本語が読みやすい行間にカスタマイズされています。日本の商習慣に合ったクーポンなどの機能も多彩で、待望の国産ウェブサイトビルダーとして人気が上がっています。
グーペには現在50種類のテンプレートが用意されており、ライバルのジンドゥーのテンプレートと同じぐらいです。これだけのテンプレートがあれば、どれを選択すれば良いのか悩む方も多いと思います。
そこで、グーペのテンプレートや選ぶ際のポイントについて解説してみたので、参考にしてもらえれば幸いです。

優れたテンプレートをお探しなら世界シェアNo.1のWixも合わせて検討ください。
グーペのテンプレートを選ぶ際の5ポイント
テンプレートを紹介する前に、グーペのテンプレートを選ぶ際のポイントについていくつか解説しておきたいと思います。

グーペ以外にもテンプレートが豊富なホームページ作成ツールがたくさん登場しています。詳しくは「自作におすすめホームページ作成ソフト」をご参考ください。
有料・無料はSEO的に関係ない

グーペのテンプレートは有料と無料のテンプレートがあります。SEO(検索上位表示のされやすさ)や編集画面での集客機能などに差はありません。
違いはデザイン的に細部まで制作されているかどうかです。個人的には、グーペの無料のテンプレートでも十分だと感じます。

また、グーペでは時々テンプレートの割引キャンペーンを実施しているので、キャンペーンを実施している時に有料テンプレートを購入するのがいいかと思います。
スマホに自動化してくれるレスポンシブ対応かどうか
グーペのテンプレートを選択する場合には、レスポンシブデザインのテンプレートを利用しましょう。
レスポンシブデザインとはパソコン・スマートフォン・タブレットなど画面サイズに合わせて、拡大縮小・レイアウトの変更が自動で行われる機能です。
パソコンで見るとこんな感じのページが、


スマホで見ると、縦長になります。

最近のWebサイトは大体レスポンシブになっています。グーペのデザインテンプレートで、レスポンシブ対応のデザインかどうかを見分ける方法は、テンプレートに、アイコンがあるかどうかです。

左から「デスクトップ」「タブレット」「スマートフォン」のアイコンです。
とは言っても最近リリースされているグーペテンプレートは、全部スマホ対応になっているので、気にしなくてもいいです。
レスポンシブデザインはSEO(検索エンジン)的にも良いとされているので、最低でもパソコンとスマートフォンには対応したテンプレートを利用しましょう。
デザインよりも情報の手に入れやすさで選ぶ
「デザイン」と「文字情報の見やすさ」であれば、文字情報の見やすさを重視した方がいいです。
アパレル事業やミュージシャンの公式サイトなど、世界観をブランディングする必要がある用途以外は、テキスト情報の探しやすさを優先した方が、ユーザー満足度の高いサイトに仕上がります。デザインは二の次で結構です。
たとえば、ナビゲーションメニューがあるサイトは汎用的に使いやすいです。
ナビゲーションメニューとはホームページの目次のようなものです。

ナビゲーションメニューがあれば、ユーザーがたどり着きたい情報のあるページへ瞬時へアクセスすることが可能です。
ちなみに、この画像ではナビゲーションメニューは英語ですが、特に意味がないのであれば、なるべく日本語にしましょう。母国語の方が頭に感覚的に文字情報が入ってきます。
スライドショーが使える

スライドショーとは、トップページによく使われる画像が遷移する機能です。画像が右から左へ移動する場合もあれば、フェードイン・アウトで移り変わる場合もあります。
一般的にはフェードイン・アウトは高級感があり、ホテルやサロンなどのブランドサイト(高級感の演出)に向いていると言われています。
スライドショーの画像は、もちろんリンクとしても機能するので、写真でサイトを綺麗に魅せることも含めて導入をオススメします。
古いテンプレートは選ばない
グーペのテンプレートの中には古いものが混じっています。テンプレート一覧ページで下の方にあるテンプレートを選ばないようにしましょう。
グーペも古いテンプレートのクオリティを気にしていたのか、削除されました。ただ、2021年以降は新しいテンプレートを追加されておらず、近年のグーペテンプレートの種類は少しさびしい印象も受けます。
これから新しくHPを作成するのであれば、他の勢いのあるHP作成ツールを検討した方がいいかもしれません…
グーペのおすすめのテンプレート一覧
それではグーペのおすすめのテンプレートを紹介していきたいと思います。
Scene

アパレル系のお店のコーポレートサイト向けのテンプレートです。
グーペは同じくGMOペパポが開発している、ネットショップ作成ソフトのカラーミーショップとも連携ができますし、グーペユーザーには特別割引が用意されているので、カラーミーショップのショッピングカートを埋め込んで、全国に洋服を売りたい事業者は検討してみてください。
関連記事:グーペつくったホームページ制作事例
e-Sports

eスポーツ向けのテンプレートとなっています。eスポーツチームはバックにIT企業やWebマーケティング企業がついていることもあり、グーペでホームページを作成する可能性は低いです。
どちらかといえば、黒を基調とした男性向けのホームページ、たとえば「自動車のカスタマイズ専門店」「メンズ専門の美容室」「バー・ナイトクラブ」などでの利用が現実的なテンプレートです。
Silk

大きなスライドショーが印象的なモダンなテンプレートです。ポートフォリオサイトだけでなく、コーポレートサイトやお店の公式サイトなどにも使えます。
画像で魅せる系のWebサイトを作成したい方はSilkを検討してみてください。
Smooth

イメージギャラリーの動きが丁寧なデザインテンプレートです。ハンドメイド作家さんとの相性が良いです。
ちなみにグーペとハンドメイドショッピングサイトのminneは姉妹サービスとなるので、ミンネで商品を販売している方はグーペでホームページを作成すると、デザイン的に統一感で出しやすいかもしれません。
LinenNatural

美容院向けの有料テンプレートです。オリジナリティあふれるイラストが印象的です。
万人受けするデザインではありませんが、自分のお店の雰囲気とイラストがマッチしそうであれば、有料テンプレートセールの時に購入を検討してみてください。

美容室であればワードプレスの方がテンプレートも多いです
Elegant

女性向けのサロン向けのテンプレートです。無料っぽいデザインですが、残念ながら有料テンプレートです。またサロンはグーペではなくワードプレスでホームページを作成するケースが一般的です。合わせてワードプレスのテンプレートも検討してみてください。
美容室・サロン・美容クリニック向けのワードプレステーマおすすめ9選
Salon2

こちらも美容室向けです。ナビゲーションメニューが上に表示されるタイプなので、美容室以外にもどの業種にもオススメです。
Everyday

シンプルでどんな業種でも使いやすいテンプレートです。トッページにスライドショー機能も実装されています。
初期デザインではポップな印象なので、雑貨屋さんなどとマッチしているかもしれません。
Clinic2

名前の通り、クリニック・診療所向けのHPテンプレートです。
シンプルながら、普通のHP制作会社に依頼して作成するようなページ(休館日・アクセス・お知らせ)などは盛り込まれているので、テンプレートをほとんどそのまま使ってもそれっぽいクリニックサイトに仕上がります。
Organic

こちらも雑貨屋さんなどのテンプレートですが少し落ち着いた雰囲気です。また小洒落た飲食店やハンドメイド作家さんなどもこのテンプレートを使ってHPを作成している制作実績が目立ちます。
ModernCraft

画像付きでメニューページが作成できるので、カフェだけでなく、飲食店全般にオススメできるテンプレートです。
Pastel

ハンドメイド作家やクリエイターのポートフォリオサイトに合ったテンプレートです。
Brooklyn

ナチュラルテイストの飲食店向けのテンプレートです。
Antique

バックグラウンドに特徴があるので、使う業種を選びますが、個性的なデザインにしたい場合にいかがでしょうか。
Aroma

サロンマッサージやリラクゼーションサロンなど、リラックスする為のサービスにオススメです。
Oneplate

派手さはありませんが、スライドショーもあり、シンプルで見やすいので、どのような業種にもオススメできるテンプレートです。
Spoon

ナビゲーションバーが左手に、掲載されているので、情報が探しやすいシンプルなデザインです。
ただ、最近は上にナビゲーションを持ってくるのがトレンドなので、人によっては少し古いホームページだと感じるかもしれません。
Village

ウッド調の特徴あるデザインなので、使う業種を選びます。ナチュラルテイストのお店であれば、検討してみても良いかもしれません。
Kyoto

神社仏閣系のテンプレートです。神社やお寺のホームページに使えるテンプレートは少ないですが、グーペは日本人専用のホームページ作成ツールなので、用意されています。
Chic

シンプルで使いやすいので、小さな会社や個人事業主全般に利用できます。
グーペは全体的に少し会社のホームページ(コーポレートサイト)のテンプレートには弱いイメージがありますが、5種類程度であれば会社のホームページ向けのテンプレートも用意されています。
Corporate

スライドショーもあって、見栄えの良い企業サイトのテンプレートの1つです。
Hometown

クリーニング業といった、主婦向けのサービスで、ほのぼの感を演出したい場合に利用してみてもいいかもしれません。
Botanical

文字通り植物の装飾が特徴的なテンプレートです。緑や植物を連想させたい業種にはオススメかもしれません。スライドショーも利用可能です。
Slider

画像を多用して、ビジュアルで魅せるホームページを作成したい場合にオススメです。
Simple2

写真付きメニューリストが作成できるので、飲食店にオススメです。また、このテンプレートはレイアウトの変更にも対応しています。
BlackboardSingle

サイドメニューのない1カラム型のテンプレートです。1ページに情報を集約させたい場合は利用してみてはいかがでしょうか。
Miyabi

和風なデザインのテンプレートです。
グーペのテンプレート まとめ
グーペでSEOに極端に優れたテンプレートはありません。グーペで作成するようなページは、SEO対策しなくても上位表示される可能性が高いです。
基本的にどれを選択しても構いませんが、ユーザーが見た時に、見やすいかを考えて、テンプレートを利用しましょう。もちろんCSSなどを編集することで、よりカスタマイズすることも可能です。
グーペでは日本語サイトに最適化された様々なテンプレートが用意されています。
グーペ以外にもテンプレートのあるHP作成ツールは数多くあるので、他のWebサイトビルダーについて知りたい方は以下のページを参考にしてみてください。テンプレート的にも一番おすすめはWixです。